第38回防衛問題セミナー開催概要
開催日時:令和元年6月16日(日)1400~1700
開催場所:かごしま県民交流センター(鹿児島県鹿児島市)
     
█ テーマ:鹿児島から日本の安全保障を考える
 ○第1部
   演 題:「新たな『防衛計画の大綱』・『中期防衛力整備計画』」  

   講 師: 防衛省防衛政策局長       槌道 明宏
 ○第2部
   演 題:「令和時代の安全保障」~2つの地殻変動に備えて~ 

   講 師:陸上自衛隊第8師団長  陸将  吉田 圭秀
 ○第3部
   陸上自衛隊第8音楽隊によるミニコンサート
《セミナー概要》

 6月16日(日)、鹿児島県鹿児島市のかごしま県民交流センターにおいて、九州防衛局は「鹿児島から日本の安全保障を考える」をテーマに【第38回防衛問題セミナー】を開催しました(来場者約250名)。

 はじめに、主催者を代表して廣瀨律子九州防衛局長からの挨拶の後、2部構成での講演とミニコンサートが行われました。

 講演の第1部は、「新たな『防衛計画の大綱』・『中期防衛力整備計画』」と題して、防衛省防衛政策局の槌道明宏局長から、昨年12月に策定された「防衛計画の大綱」・「中期防衛力整備計画」について、日本と周辺国及び米国との関係など我が国を取り巻く安全保障環境を踏まえながら分かりやすく解説しました。

 次に、第2部は「令和時代の安全保障」と題して、陸上自衛隊第8師団長の吉田圭秀陸将から、米国と中国の対立と南海トラフ地震を「2つの地殻変動」と紹介しつつ、東アジア地域における平和と安定の重要性や大規模震災への対処の在り方について説明しました。特に、東日本大震災における自衛隊の活動から学んだ教訓を踏まえ、地方自治体や警察、海上保安庁といった関係機関との連携の重要性などについて分かりやすく説明しました。

 今回のセミナーでは会場に入りきれない程多くの方々が来場されたため臨時の席を設けました。集まっていただいた約250名の鹿児島県民、市民の皆様は、安全保障に高い関心を持って真剣なまなざしで講演に聞き入っていました。

 最後に、第3部として陸上自衛隊第8音楽隊によるミニコンサートが行われ、「陽光を背に」、「行進曲『奄美警備隊』」やNHK大河ドラマでお馴染みの「『西郷どん』メインテーマ」を演奏した後、深海知子2等陸曹が「スタンド・アローン」を、神宮司健一2等陸曹が地元鹿児島県出身の歌手・長渕剛さんの歌「クローズ・ユア・アイズ」をそれぞれ見事に歌い上げ観客を魅了しました。盛り上がった会場からはアンコールの声が上がり、これに応えて「軍艦マーチ」を披露し、盛況な中、防衛問題セミナーは終了となりました。

 九州防衛局では、今後も防衛省の諸施策や自衛隊の活動について、より多くの方々に理解していただくため、九州各地で【防衛問題セミナー】を開催していく予定ですので是非ともご参加下さい。

 
講演風景 廣瀨九州防衛局長による挨拶
槌道防衛政策局長による講演
吉田第8師団長による講演
陸上自衛隊第8音楽隊によるミニコンサート
深海2等陸曹による歌唱
 
 神宮司2等陸曹による歌唱 

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