第25回防衛問題セミナー開催概要
開催日時:平成26年3月4日(火)
開催場所:レソラNTT夢天神ホール(福岡県福岡市)
■ 第1部
テーマ :『新たな防衛計画の大綱と防衛力
     整備について』

講 師: 防衛省 防衛政策局 
     防衛計画課長 中嶋 浩一郎

■ 第2部
テーマ: 『我が国の防衛と西部方面隊』

講 師: 陸上自衛隊 西部方面総監
        陸将 番匠 幸一郎
 
受付の様子
 
防衛省 防衛政策局
中嶋 浩一郎 防衛計画課長
陸上自衛隊 西部方面総監
番匠 幸一郎 陸将

開演の挨拶を行う
槌道明宏九州防衛局長
質疑応答を行う各講師
セミナー風景

≪セミナー概要≫
 3月4日(火)福岡市の「レソラNTT夢天神ホール」において、「新たな防衛計画の大綱と防衛力整備について」、「我が国の防衛と西部方面隊」をテーマに九州防衛局主催『第25回防衛問題セミナー』を開催しました。
 はじめに、主催者を代表して槌道明宏九州防衛局長が挨拶、その後、第1部は防衛省防衛政策局防衛計画課 中嶋 浩一郎課長、第2部は陸上自衛隊 西部方面総監 番匠 幸一郎陸将からそれぞれ講演を頂きました。

 第1部では、“新たな防衛計画の大綱と防衛力整備について”をテーマに、新防衛大綱で今後整備する防衛力として、新たに「統合機動防衛力
(※1)」を打ち出していることを踏まえ、「我が国を取り巻く安全保障環境」「我が国の防衛の基本方針」「防衛力の在り方」「陸海空自衛隊の体制」等を、防衛力整備については、「計画の方針」「基幹部隊の見直し」「自衛隊の能力等に関する主要事業」「日米同盟の強化のための施策」等を中期的見通しに立って行っている(中期防衛力整備計画(※2))と、聴講者全員に資料を配付してわかりやすく説明しました。

(※1) 統合機動防衛力
厳しさを増す安全保障環境に即応し、海上優勢・航空優勢の確保など事態の状況に臨機に対応して機動的に行い得るよう、統合運用の考え方をより徹底した防衛力のことを言います。
(※2) 中期防衛力整備計画
平成26年度以降に係る防衛大綱に定めた我が国が保有すべき防衛力の水準を踏まえ平成26年度から平成30年度の5年間を対象とした、主要装備品の整備数量と経費の総額を定めたものです。


 ※ 「平成26年度以降に係る防衛計画の大綱について」及び「中期防衛力整備計画(平成26年度
   〜平成30年度)について」


 第2部では、“我が国の防衛と西部方面隊”をテーマに、西部方面隊は九州から沖縄にかけて、距離にして青森県から山口県の距離と同じ広大な範囲を管轄し、新防衛大綱では、特に九州南端から台湾までの「西の守り」が重視されたことを強調、新たに島々を防衛する部隊の配置を進める計画があることを説明しました。

  今回、来場された方々からは、「最近、報道等に出てくるタイムリーな話題で、よく理解することができました。」「防衛に対しての方法・準備を細かくやっていただいている事に安心しました。」「今後もこのような機会があれば是非聴講したい。」といった数多くの感想が寄せられ、大変有意義なセミナーとなりました。

 九州防衛局では、防衛省の諸施策や自衛隊の活動について、より多くの方々に理解していただけるよう、今後も各地で防衛問題セミナーを開催していく予定です。
 
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