第24回防衛問題セミナー開催概要
  開催日時:平成25年11月9日(土)
  開催場所:宮崎市民プラザ(宮崎県宮崎市)
■ 第1部
テーマ : 地震と津波から故郷を守るために
講 師:東北大学 災害科学国際研究所 
    遠田 晋次 教授

■ 第2部
テーマ:宮崎市の危機管理
講 師:宮崎市 総務部 危機管理局
    湯浅 純寛 局長

■ 第3部
テーマ:東日本大震災の教訓
      〜 津波と飛行場 〜
講 師:第5航空団司令 兼 新田原基地司令
    空将補 内倉 浩昭
 
セミナー風景
 
東北大学 災害科学国際研究所
遠田 晋次 教授
宮崎市 総務部 危機管理局
湯浅 純寛 局長

第5航空団司令 兼 新田原基地司令
空将補 内倉 浩昭
 
開演の挨拶を行う
槌道明宏九州防衛局長


熱心に聞き入る学生の方々
≪セミナー概要≫


 11月9日(土)宮崎市の「宮崎市民プラザ」において、「地震と津波から故郷を守るために」等をテーマに第24回防衛問題セミナーを開催しました。
 はじめにセミナー主催者を代表して、槌道明宏九州防衛局長からの挨拶に続き、第1部は東北大学災害科学国際研究所 遠田 晋次 教授、第2部は宮崎市 総務部 危機管理局 湯浅 純寛 局長、第3部は第5航空団司令(兼)新田原基地司令 内倉 浩昭 空将補からそれぞれ講演を頂きました。
 
 第1部では、“地震と津波から故郷を守るために”をテーマに、「津波は第1波よりも、第2波、第3波など後から来る波の方が大きくなることがある。初期の段階で大きな波が来ていないからと言って油断してはならない。」と述べ、「より遠く」ではなく「より高い」ところへ避難することが大事と指摘されました。

 第2部では、“宮崎市の危機管理”をテーマに、宮崎市における災害対策や、地震・津波により想定される被害について、シミュレーションなどにより視覚的にわかりやすく説明されました。
 
 第3部では、“東日本大震災の教訓 〜津波と飛行場〜”をテーマに、東日本大震災発生による津波で壊滅状態になった松島基地の復旧までの経緯や、宮崎空港が被災した際の代替輸送拠点となる新田原基地の効力を活かすため「市街地への2次輸送の訓練や関係機関同士の関係構築の重要性」などを説明されました。

 今回来場の高校生からは、「地震は予知が難しい。正しく理解し、正しく恐れ、体が自然に反応する訓練が大事だと心に刻み、日々の生活に生かしたい。」と、主催者側としても、うれしい感想をもらい、大変有意義なセミナーとなりました。

 
 九州防衛局では、防衛省の諸政施策や自衛隊の活動について、より多くの方々に理解していただけるよう、今後も各地で防衛問題セミナーを開催していく予定です。


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