第19回防衛問題セミナー開催概要 | ||
開催日時:平成23年10月31日(月) 開催場所:宮崎市民文化ホール(宮崎県宮崎市) |
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テーマ:自衛隊の国際協力開始20周年 講 師:・防衛省運用企画局事態対処課 井上 一徳 課長 ・陸上自衛隊幹部候補生学校 教育部長 山本 雅治1等陸佐 ・統合幕僚監部 運用部運用第2課運用室運営班長 浅岡 哲史 1等海佐 |
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セミナー風景 | 開催のあいさつを行う瀬尾九州防衛局次長 | 防衛省運用企画局事態対処課 井上 一徳 課長 |
陸上自衛隊幹部候補生学校 教育部長 山本 雅治 1等陸佐 |
統合幕僚監部 運用部運用第2課 運用室運営班長 浅岡 哲史 1等海佐 |
質問に答える講師 |
≪セミナー概要≫ 10月31日(月)、宮崎県宮崎市において第19回防衛問題セミナーを開催いたしました。 今年は自衛隊による国際協力活動が開始されてから20年という節目の年であることから、「自衛隊の国際協力開始20周年」をテーマに3名の講師による講演を行いました。 最初にセミナー主催者である当局の瀬尾次長が挨拶した後、井上事態対処課長から1991年に海上自衛隊の掃海部隊がペルシャ湾に派遣されたことを端緒として自衛隊が国際協力を開始して20年、自衛隊がどういう活動を行ってきたのか、また今後の課題について解説がなされました。 次に平成22年1月13日に発生したハイチ大地震災害に対する復興支援を行うため編成されたハイチ派遣国際救援隊1次隊隊長の山本1等陸佐から、現地での情報が錯綜し、人員・物資も揃わない中で宿営地設営を行ったこと。それと同時に各国と連携し、復興支援活動を行ったことなど、1次隊であるが故のお話を、映像を交え説明がなされました。 続いて、現在も継続しているソマリア沖・アデン湾における海賊対処について、平成21年10月から22年2月までの間、第2次派遣海賊対処行動航空隊司令として指揮をとられた浅岡1等海佐からお話がありました。ソマリア沖・アデン湾はアジアとヨーロッパを結ぶ極めて重要な海上交通であり、その海域であるアデン湾で海賊事案が多発する情勢についてや、護衛艦による民間船舶の護衛やP−3C哨戒機による警戒監視、情報収集及び情報提供という海賊対処行動の任務についての説明がなされた後、派遣部隊の活動拠点である夏は気温が連日40度を超えるジプチ共和国においてP−3Cの操縦席の後ろで搭乗員を指揮し戦術を組み立てる戦術航空士とし、目視で警戒監視活動を行った経験などについてお話がありました。 来場された方からは最近の自衛隊の海外活動については知る機会が少ないので、これらを知り得る良い機会であったとの多くのご意見を頂きました。 九州防衛局では、防衛省の諸施策について、より多くの方々から理解と協力が得られるよう、今後も各地でセミナーを開催する予定です。 【議事録はこちらをご覧下さい。】 |
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