自衛官候補生とは…任期制の自衛官として任官する前に自衛官として必要な基礎的教育訓練に専念するための新しい採用制度です。各種教育訓練や職務を通じた技術の習得のほか、再就職に向け必要な資格の取得など、希望に合わせたキャリアプランが描けます。
採用されると「自衛官候補生」(特別国家公務員)に任命され、3ヶ月後に2等陸・海・空士に任用されます。その後、陸上自衛隊は1年9ヶ月、海上・航空自衛隊は2年9ヶ月の任期制のコースとなります。
1任期満了時に特別手当(陸-約54万円、海・空-約90万円)が支給され、2任期目を満了すると、陸-約138万、海・空-約143万円が支給されます。任期満了後の進路については、任期を継続するか任期満了で民間企業などに再就職するかを選択できます。
引き続き自衛官として勤務を希望する場合・・・選考により2年を任期として継続任用されます。なお、選抜試験に合格すれば曹・幹部に進む道も開かれています。
任期満了で退職を希望する場合・・・自衛隊の様々な就職援護施策を利用して民間企業などへ就職支援を受けることができます。