ー 白壁兵舎の概要 ー
近代日本最初の国軍となったのは1871年(明治4年)、薩摩・長州・土佐3藩からの献兵約1万名で組織された明治政府直属の軍隊、御親兵であり、天皇陛下及び御所の護衛を任務としておりました。
1872年(明治5年)明治政府は陸軍省を設置するとともに、フランス陸軍中佐マルクリー以下6名の陸軍士官と10名の下士官を5年間の契約で陸軍教師として招聘(しょうへい)し、その後しばらくの間、フランス式の兵制を取り入れ、軍備を整えていくこととなりました。
この建物は、このような時代背景のもと1874年(明治7年)に陸軍東京鎮台歩兵第8番大隊分屯営の兵舎として建築されました。
兵舎の建設にあたっては、フランス式の兵制に基づくものの建設は日本の伝統的な技術を有する棟梁が行うため、結果的に小屋組の「トラスと船肘木(ふなひじき)」にみられる様な和洋折衷の形式となっています。
また建設当初、四周が白の漆喰(しっくい)で仕上げられていたことから、通称「白壁兵舎」と呼ばれるようになりました。この白壁兵舎には新潟県の郷土部隊である、歩兵第16聯隊、第116聯隊の兵士が起居(ききょ)しておりました。
本史料館は、新発田駐屯地東側から移築した歴史的建造物である白壁兵舎を活用し、郷土部隊の歴史を記す資料を中心に、貴重な歴史的資料を多数展示しております。
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●開館時間 09:00〜16:00
●休館日 月曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始
●入館料 無料
※史料館見学の事前申込みは必要ありません。但し団体(30名以上)で見学される場合は、事前に連絡頂けると見学がスムーズに行えます。
●交通アクセス JR新発田駅から徒歩約30分、聖籠新発田インターから車で約15分
※史料館内売店は令和3年6月1日からリニューアルオープンしました。
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史料及び情報提供のお願い
白壁兵舎広報史料館では郷土にまつわる日本陸軍等の史料(歩兵第16聯隊・116聯隊等の写真・戦地からの手紙・当時の生活用品・書籍等)及び情報提供を募集しております。ご協力宜しくお願いいたします。
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