ソーフ

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 海上自衛隊に入隊すると、はじめに教育隊に行きます。そこで、基本的な訓練や、躾から心構えまで叩き込まれるわけですが、船乗りとして切っても切れない“ある道具”の扱い方を教え込まれます。それは陸上や航空自衛隊には存在せず、海上の航空部隊でも希少な物なのですが、艦艇部隊では非常に重宝され、親しまれて使われております。

ある道具とは“ソーフ”というもので、漢字では「掃布(ソーフ)」と書きます。呼んで字のごとく“掃除する布”であり、掃除道具の一つです。

絞り方に少々コツが要りまして、分からないといつまで経っても絞れずに教官に怒られ、絞りたりないと水がダラダラと先からこぼれて床を汚し、更に怒られるという負のスパイラルに陥ります。そのために新入隊員は同期や教官にコツを聞いて本気でソーフと格闘し、何十回と絞っていくうちに体得して一人前のソーフ絞り職人へと…(?)

 艦艇ではソーフを絞れないと「教育隊で何を学んできた!?」と怒られるほどで、一人前の船乗りとして認めてもらえないため(?)教官も本気で教えます。ときどき掃除道具ひとつで熱くなる事もしばしば?w

このソーフを扱えると何かと便利で、普通のモップより毛の部分が多いので吸水性が抜群でして、床掃除から海水除去・足拭きマット代用などの幅広い用途に使える優れものです。水と関わりの深い艦艇部隊ならではの掃除道具と言っても過言ではないでしょう。
注意して艦内を見ると至る所で発見することが出来ると思いますので、艦艇広報の時は、探してみるのも面白いかもしれませんw

乗員に頼んで試しに絞り方の体験でも・・・w

偉大なる掃除道具ソーフ。稀に、弛んだ新隊員の精神を引き締める「精神注入棒」と言う愛の鞭の役割を果たす。