ガスタービンエンジン

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新しい護衛艦の大半は、ガスタービンエンジンというものを4基ほど搭載しております。ガスタービンエンジンと言われてピンとこない方は
旅客機のエンジンを思い浮かべて頂ければなんとなくイメージが掴めると思います。
 


しかし、さすがにそのままでは使えません。もともと航空機のエンジンは翼の下つまり外にあり、エンジンむき出しでいいのに対し、艦の内部にエンジンを配置しますので、エンクロージャーと言う覆い(エンジンを包む鉄の部屋みたいな物)を取り付けて熱や騒音対策をして取り付けます。ほかにもいろいろと艦船用にチョチョイと改造して載せております。

 なぜ航空機のエンジンを選んだかと申しますと、海の防衛を担う艦の心臓部ですので、その条件に見合ったエンジンを搭載することになります。
搭載するためのいくつかの項目があるのですが、なかなかいいエンジンが見つからず、色々吟味した結果がガスタービンエンジンでした。

艦船に転用するにあたっての海自の要求項目は・・・

1.小型・軽量・大出力。

2.燃料消費が少なく、安価な燃料が使用できる。

3.信頼性・耐久性に優れていること。

4.振動が少ない。

5.運転が容易である。

6.整備性が良い。

7.環境適合性が優れている。

これらの項目をいくつかパスしたエンジンが航空機のエンジンだった訳ですね!しかし、いくら項目をパスしても完璧なエンジンはありません。性能的に申し分ない物でしたが、搭載運用するためには艦艇の設計改造も必要でした。試行錯誤をしてエンジンの短所を船体側で補ったり、付属品の開発・エンジンの改良等により最高のパフォーマンスを発揮できるようになりました。

 ガスタービンエンジンの出力は高く、漫画やニュースでご存知の方もいるイージス艦はエンジン4台で10万馬力を叩き出し、
あの初期鉄腕ア○ムと同等の力を発揮します。もっと簡単に言えばスカイラ○ン200台分になります。戦闘時にはそれくらいの馬力が必要になるわけですね!
5〜6階建てビルが時速約60km/h出せる馬力だと思えば想像できるかな?w

@          A

@・・・ボアスコープ(内視鏡)でエンジン内部の定期点検の様子。
A・・・ガスタービンエンジン本体の画像。