不安を払拭!航空自衛隊の職場見学ツアー

  自衛隊熊本地方協力本部(本部長 濱田 博之 1等陸佐)は、2月24日(日)航空学生航空要員合格者、航空自衛隊入隊予定者、来年度の自衛隊受験を予定している高校生及び保護者の15名を対象に「航空自衛隊の職場見学ツアー」を実施した。

  当日は、航空自衛隊新田原基地(宮崎県)において「西部航空方面一斉広報」が実施され、今回の参加者に航空自衛隊について理解を深めて頂くことにより、志願・入隊意欲の向上及び保護者の不安を払拭することを目的に実施したものである。
  基地到着後、さっそく第305飛行隊(警戒監視により発見した国籍不明機が、領空侵犯する恐れがある場合、これに対処する部隊)による国籍不明機に対する緊急発進展示が、見学者の目の前で行われた。パイロット及び整備員が2列に整列している状態からベルが鳴ると、一斉にF-15J戦闘機へ走り出し、パイロットがコックピットへ乗込み、素早くエンジンを始動させ、整備員の誘導でタキシング(地上滑走)を開始する。轟音とともに目の前を横切るF-15J戦闘機に対して見学者は、夢中でシャッターを切っていた。

  場所を移し、第2作業隊では、模擬の滑走路を約3ヶ月間掛けて作り、敵の攻撃によって破壊されたことを想定して地下に理設した爆弾を爆発させ、約4時間で滑走路を航空機の離発着できる状態まで復旧する訓練の説明を受けた。見学者は、その作業能力の高さに驚きを隠せない様子であった。
  救難隊では、救難捜索機U-125A及び救難ヘリコプターUH-60Jのコックピット搭乗並びにパイロットによる説明があり、救難ヘリコプターのパイロットを目指している航空学生合格者が、熱心に質問を行っていた。
  第23飛行隊(F-15戦闘機に乗るための操縦方法や戦闘機同士の戦闘方法を教育する部隊)では、F-15の教官パイロットが「戦闘機操縦者への道のり」の説明を実施し、参加者が熱心に聞き入っていた。
  普段は見学できない航空管制隊では、航空管制で使用するGCA室内(隊員が音声で航空機を滑走路まで誘導する部屋)の見学やシミュレータによる航空機の誘導体験を行った。また、気象隊では、観測気球を実際に空へ放ち、上昇していく様子を観測する体験も実施した。

  昼食は、カレーライスと空上げ(からあげ)の献立で、見学者には好評だった。(航空自衛隊の各基地で提供される給食の中で、鶏の唐揚げを航空自衛隊全体でより上を目指すとする意味を込めて「空上げ(からあげ)」と呼称しており各基地で特色のある空上げを提供している。)
  午後からの見学は、装備品展示会場で戦闘機、車両及び機材等(ジェットエンジン及び模擬弾)などが展示されていた。その中で特に人気があったのは、F-15戦闘機のコックピットに着席しての記念撮影や戦闘機の翼の上を歩くことができる「翼上ウォーク」、消防小隊で使用している最新鋭車両「破壊機救難消防車」の助手席に搭乗しての体験走行だった。また、これ以外にも戦闘機パイロットが装着するヘルメット及びライフベストを着用しての記念撮影や自衛官と直接話すことができ、見学者に航空自衛隊の魅力を十分にアピールすることが出来た。見学者の航空学生航空要員合格者からは「将来は、ここ新田原基地に戦闘機パイロットとして戻れるように頑張ります。」と頼もしい言葉もあった。
  来年度も航空自衛隊は、同様な「一斉広報の日」を計画しており、熊本地本としてもツアーを企画し、航空自衛官志願者の増加に尽力していく。

(募集課 藤島1曹)

PAGE
TOP