防衛大学校説明会
国の将来を担う幹部自衛官を目指す
自衛隊熊本地方協力本部(本部長 1等陸佐 𣘺本 賦)は、令和4年8月28日(日)、県内の防衛大学校入校を目指す募集対象者及び保護者に対して防衛大学校説明会を実施した。
本説明会は、熊本県内の高校出身で防衛大学校において教鞭をとる山川 淳也教授の派遣を受け、高校生にもわかりやすい説明を心がけて実施した。
第1部として、山川教授による防衛大学校の概要説明を実施した。防衛大学校が作成した動画を視聴した後、補足する形で防衛大学校の概要、教育内容や採用試験の概要などの説明を行った。その後、募集課長により防衛大学校卒業後のキャリアプランとして、陸・海・空自衛隊の任務と職種説明、熊本地本長の経歴をモデルにした幹部自衛官のキャリアプランを説明した。
第2部として、山川教授により「くるまの話-電気自動車は環境にやさしいか?」と題し、体験講義を実施した。内容は大学で行う講義を高校生にもわかりやすく嚙み砕いたものであり、車の歴史に始まり、今、日本で広まっている『エコカー』の種類とそれぞれの特徴を踏まえた上で環境に与える影響等を図解、動画を織り交ぜつつ説明した。説明の中で「環境に良いとされている電気自動車についても、走行中はCO2を排出しないが、電気を作る際にCO2が排出される。発電についても、自然エネルギー(太陽光・風力等)を活用する場合は広大な場所が必要であり、その場所は森や木が生い茂る自然が多い場所である。それは本当にエコなのか」と参加者に考えさせる場面もあり、有意義な講義となった。
その後、個別相談においては、説明会で分からなかった点や、採用コース、学生生活等に関する質問をするなど、それぞれに不安を解消していた。
自衛隊熊本地方協力本部は、厳しい募集環境においても本部長要望事項である「挑戦、連携」の下、積極的な募集施策に努め、募集対象者の目線に立った効果的な募集広報活動に努めていく。