防衛大学校説明会を実施
これからを担う自衛隊のリーダーへの一歩
自衛隊熊本地方協力本部(本部長 1等陸佐 𣘺本 賦)は、令和4年7月2日(土)、県内高校3年生の募集解禁に合わせて防衛大学校説明会を実施した。
当日は、防衛大学校国際関係学科で教鞭をとる宮坂 直史教授、防大卒のリクルータを招へいし、第1部は、防衛大学校の概要説明、模擬授業、リクルータ体験談、本部長によるキャリアプラン説明を実施して、第2部は、希望者へ防衛大学校教授、リクルータとの個別相談会を実施した。
防衛大学校の概要説明では、防衛大学校のカリキュラムや学生生活の説明、施設紹介等を実施し、参加者は防衛大学校への理解を深めていた。
宮坂教授の模擬授業では、「現代の戦争とテロ―危機管理を学ぶ」と称し、現在、世界中で行われているテロ、戦争について過去の事件や今後起こりうるテロ・戦争について学生にもわかりやすく解説を行い、教授の軽快なトークもあって参加者は前のめりで聞き入っていた。また、同授業の中で「大学で学ぶということは、知識事項を学ぶだけではなく、それを暗記するものだけでもない。学生自らが知識事項を活用しつつ探求して行くことが重要である。また、その答えも様々であり、1つではない。このため、我々はそのお手伝いをしているようなもの。」と、大学での学びについての説明もあり、参加者の防衛大学校での就学意欲を振作する場面もあった。
リクルータ体験談では、参加者から「自分は文系で試験を受けようとしているが、数学はどの程度必要か」や「防大で一番記憶に残っていることは何か」など試験対策や入学後に関する質問が多く交わされた。
キャリアプラン説明では、本部長が自らのキャリアを振り返りつつ防衛大学校を卒業してから今に至るまでのキャリアと体験等を元に説明し、防衛大学校卒業後のキャリアイメージを掴んでもらうことができた。
自衛隊熊本地方協力本部は、厳しい募集環境においても丁寧な募集施策に努め、募集対象者の目線に立った効果的な募集広報活動に努めていく。