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即応予備自衛官雇用企業主等訓練研修

装備品展示

訓練展示を見入る研修参加者

体験搭乗

記念撮影

岩手地方協力本部(本部長・菅原1陸佐)は、11月9日、八戸駐屯地において、即応予備自衛官雇用企業主等(5社11名)及び即応予備自衛官ご家族(4世帯11名)を対象とし、第38普通科連隊の支援のもと研修を実施しました。

本研修の目的は、即応予備自衛官の訓練出頭環境の整備及び即応予備自衛官制度の理解促進を図るもので、装備品展示、体験喫食、訓練展示及び体験搭乗を行ないました。

体験喫食、体験搭乗では、企業主等及び即応予備自衛官とその家族も招集訓練中の食事や、車両移動を体験するなど同じ時間を共有しました。

訓練展示においては、空包を使った分隊の戦闘行動を行い、担任中隊長が訓練内容を説明しながら、迫力ある訓練を展示した。研修参加者からは、「普段は働きながらこのような訓練に参加され大変だと思いますが、実際に見学させて頂き貴重な体験をさせてもらいました。これからも有事の際に備えて訓練等頑張ってください。」や「説明が分かりやすかったです。」との感想をいただきました。

今回初めて即応予備自衛官のご家族を招待し、ご子息からは、「知らなかった事やアニメで見たことがある車に乗れて楽しかった。訓練している所を実際に見れてかっこよかった。」と、父親が自衛官として、どのようなことをしているのか体験いただくことができました。

岩手地方協力本部は、引き続き雇用企業や関係各所との連携、即応予備自衛官の採用及び制度の理解促進を図っていきますく。


任期制退職予定隊員による即応予備自衛官雇用企業研修

現場見学のようす

佐々木氏との懇談①

佐々木氏との懇談②

岩手地方協力本部(本部長・菅原1陸佐)は、10月23日、即応予備自衛官雇用企業研修を実施しました。

本研修は、岩手県紫波郡矢巾町にある株式会社トミオカ(代表取締役 富岡靖博氏)の協力のもと、岩手駐屯地に所属する任期制退職予定隊員2名に対し、再就職と即応予備自衛官の両立に関する不安感の払拭を目的としたものです。

研修は、工事現場の見学と即応予備自衛官である佐々木氏との懇談を行いました。

株式会社トミオカは、水道施設及び空気調和工事の設計施工を事業としており、今回は、国道を横断する給水管の工事現場を見学した。現場監督に工事内容を説明していただき、深く掘られた地面に隊員は大変驚いた様子でした。

懇談では、佐々木氏より自己紹介の後、「聞きたい事、不安な事はないか」と問いかけがあり、隊員は、自衛隊を退職し企業に勤める先輩に、仕事のモチベーションや退職後の生活など不安な点を積極的に質問していました。

佐々木氏は、「退職時には、やりたいことや目標が定まっていない人も多い。そういう場合は、無理に探すのではなく趣味を考え、一度しかない人生を楽しんでいれば、大変なこと辛いことも乗り越えることができる。再就職への不安があるかとは思うが、それは緊張であり、不安に思うことはない」と新たな道へ進む2人へエールを送りました。


予備自招集訓練(5日間)を支援

本部長より表彰状を手交

最終任期満了者と記念撮影

訓練スケジュールを確認する作山予備士長

岩手地本(本部長・菅原達也1陸佐)は、10月18日から22日の間、東北方面特科連隊(岩手)が担任する予備自衛官招集訓練(5日間)を支援しました。

期間中、予備自衛官永年勤続者等表彰式を実施。永年勤続者5名、及び最終任期満了者2名に対し、本部長から表彰状の授与等を行い、その功績を称えました。

今回の訓練は、予備自衛官補・即応予備自衛官から予備自衛官として任官され初出頭など、様々な予備自衛官が訓練出頭する中、積極的に声掛けを行い、身上(心情)把握に努めました。

自衛隊退職後、23年ぶりに迷彩服に袖を通した作山予備士長は、「久しぶりのことで、訓練についていく事に必死だったが、同じ予備自衛官の方が訓練中にサポートをしてくれたことで、訓練に励めた。また、訓練スケジュールが分かりやすく次の行動が容易に把握できたため、悩むことなく動くことができた」との感想をいただいた。訓練スケジュールを作成した、情報中隊の山下曹長は、「訓練準備や訓練時間を明瞭に記載することで、時間を有効に使い、本訓練が予備自衛官の方々にとって有意義な時間になってほしい」との思いで、分かりやすい時程表を心掛けたとのことでした。

岩手地本は、予備自衛官の方が訓練に心置きなく励めるよう、引き続き訓練実施部隊と連携し、支援を行っていきます。


合同企業説明会研修に参加して
予備3等陸曹 藤野 浄順

私は、予備自衛官です。自衛隊の活動に共感し、公募予備自衛官として任用され、そして現在は自衛官募集相談員としても委嘱を受け、主に岩手地方協力本部一関出張所の広報活動などに協力させていただいております。自衛隊での勤務経験がないものですから、予備自衛官や募集相談員として多くの経験をさせていただいております。この度、合同企業説明会研修の機会があり、その感想を投稿させていただきます。

今回参加してみて感じたことは、この再就職の支援が素晴らしい制度であり手厚い保障であること。そして、一般の就業支援とは比較にならないほどの安心を備えていることを感じました。それは、危険を顧みず任務を遂行してきた自衛官のことを鑑みれば至極当然ともいえます。この事業を企画された方々の細部にまで至るサポートは、企業にとっても退職予定者にとっても、非常に安心できるものであったことは、参加していた退職予定者と企業の皆さんの真剣な眼差しと熱意あるアピールが物語っていました。

若年定年制という特色ある制度に身を置く退職予定者の希望と、企業が求めるスキルや理念とのマッチング。双方がベストとなるように取り組む地方協力本部援護課の皆さんの努力の熱意は並々ならぬものを感じました。私が最も強く印象に残った事は、退職時と再就職時の給与の差額をできるだけ少なくするという努力でした。生活をしていく上で、報酬は非常に気になるところでありますが、そのような部分まで、支援する職員の努力によって実現が図られることは、退職予定者にとって非常に心強いものであると同時に安心であります。そのようなサポートがあるからこそ自衛官が安心して訓練に邁進できるのだと確信しました。聞けば、就職支援制度が整っているのは自衛隊だけとのこと。そういった点でも自己完結している事実を知れたというのは、募集相談員として、今後、自衛官を志す方々へ説明するスキルアップとして非常に有益なものとなりました。

現在は、官民どちらでも人材不足は顕著ですが、この研修をとおして、我々、募集相談員が持つ知識と経験を駆使して自衛隊の人材を確保し、自衛隊での教育と訓練でスキルや経験を得た人材が、退職後は民間企業で更なる活躍をする。そこから新たな人材が自衛隊に興味を持つ。というような好循環ができれば、双方の発展につながるのではと思いました。

今回の研修で私の知らない一面が見られたことは、大きな収穫でした。今後も参加できる研修があった場合は、積極的に参加させていただきたいと思います。

最後に、任期満了を迎えられた隊員の方々、また、長らく勤務され無事定年を迎えられた方々、どちらも国防という崇高な任務のため、その身を捧げてくださいましたことに募集相談員ということを差しおいても一人の国民として、衷心より感謝申し上げます。新たなる環境で今後もご活躍されますこと、セカンドキャリアが充実なものでありますようご祈念申し上げます。そして今回の合同企業説明会に携わった皆様に心より感謝いたします。


即応予備自衛官になって
即応予備士長 山口 はるか

初出頭での挨拶

訓練のようす

家族写真

家を新築したら「金がない、金が!まじで‥ない。」という理由で、41歳にして即応予備自衛官を志願する運びとなりました。崇高な理由での志願じゃありません。

元々は海上自衛隊の出身で、陸自と海自では雰囲気も風土も気質も言葉も異なり、陸上自衛隊の予備自衛官を5年経ての志願でしたが、今でも慣れません。

「普通のことが普通に出来れば大丈夫ですよ」と送り出して頂きましたが、いざいってみると、思った以上に現役に近く、初出頭で5km走ることになった時は「エラいところへ来てしまった‥」、次の出頭で3夜4日山へ行くった時は「どエラいところへ来てしまった‥‥」と。

初めてのことが次々と盛り込まれ、想定外が多く、予備自との違いは顕著でした。

また、海自との共通点も思いのほか少なく、経験がない故、ついていくので手一杯。

事あるごとに所属する中隊の皆さんが丁寧に教えて下さいますが、それが時間や余裕のない状況下だったりすると非常に申し訳なく、情けなく‥。こんな私でも温かく迎えてくださり、接してくださっていることに感謝しかありません。

 

現在は、宝くじ販売員と居酒屋店員として働き、主人と3名の子と暮らしております。主人も元海自で、その主人と高校生の長男からは、訓練から帰ってくると目に見えて疲れてやつれていると言われます。それでも、私はなんだかんだ言いながらも自衛隊に携わっているので、苦ではないのだと思います。

即自を続けられるか、仕事と育児家庭と両立しきれるか、先のことは分からないというのが正直な思いですが、有事の際は私の全てを、災害の際は私にできること、また、女性であり母である私だからこそ出来る行動で現場へ貢献できれば、と思っております。

そしてこの即自志願に先立ち、様々な手配と多大なご配慮を賜りました。岩手地本の神馬事務官に心より感謝を申し上げます。


釜石ラグビッグドリーム RWC メモリアル
~地域振興に貢献~

人気の87式偵察警戒車

積極的に来場者対応する募集相談員

警察、消防、自衛隊の3機関による車両展

岩手地方協力本部(釜石地域事務所長・中津山2陸尉)は、10月13日、鵜住居復興スタジアム(釜石市)にて開催された「釜石ラグビッグドリームRWC(ラグビー・ワールド・カップ)メモリアル」において、岩手駐屯地の第9偵察戦闘大隊からの支援を受け広報活動を実施しました。

本行事では、ラグビーワールドカップを記念したラグビー親善試合の実施に併せ、多くの震災復興支援に感謝の気持ちを伝える場として「震災復興支援働く自動車展」が開かれ、自衛隊のほか、警察、消防から震災復興の際に活躍した車両等が展示され、地域住民との絆を一層深める機会となりました。

自衛隊からは、 1/2tトラック、偵察用オートバイ及び87式偵察警戒車の車両展示を行った。展示車両のハンドルを握った男児は「映画の主人公になった気分。やっぱり自衛隊の車両は格好いい」と目を輝かせていました。

また、釜石市スポーツ推進課代表からは、「自衛隊のおかげで釜石のスポーツイベントが盛況の内に終わりました。いつもご支援有難うございます」と、感謝の言葉を頂戴しました。

岩手地方協力本部は、各部隊等との連携の下、今後も様々な機会を通じて自衛隊の魅力を広く発信し、自衛官募集活動の更なる促進を図っていきます。


中学生の社会体験学習事業に協力

東北補給処「溶接」

東北補給所「裁縫」

空自松島基地「ハンドラーと警備犬」

岩手駐屯地「警務隊指紋採取」

岩手地方協力本部(本部長 1等陸佐 菅原 達也)は、9月2日㈪~9月6日㈮、一関市立一関中学校と萩荘中学校の2年生13名に対する社会体験学習事業に協力しました。

社会体験学習は、一関市が学校教育行政の重点項目として取り組んでいる事業であり、近年は自衛隊の受け入れに関する教職員の高評価と参加経験がある生徒の口コミもあり、自衛隊への参加者が増加傾向にあります。

担当した一関出張所は、年度当初から管内中学校長と情報交換を行い、学校が希望する「働く大人とのふれあい」、「働くことの意義」を具現できるプログラムを検討して生徒を受け入れ、一関出張所においては、基本教練、地図の見方等の体験を行うとともに、地本特有の業務として、広報グッズ作成や名刺交換のやり方等の体験を実施しました。

また、駐屯地及び海・空自基地各部隊の全面的な協力により、施設見学を受け入れていただき、自衛隊の魅力である「豊富な職種や職域」を体験していただくことができた。参加した生徒からのお礼状には「知らなかったことがたくさん学べた」、「興味が深まった」、「将来の選択肢が増えた」等、感謝の言葉が寄せられるとともに、ご家族からもお礼の連絡をいただきました。

本社会体験学習は、参加した生徒に対して、幅広く自衛隊を知っていただけたことを実感した事業でした。今後も、多くの県民に自衛隊の魅力を発信できるよう、地域に密着した業務を遂行していきます。


中学生が修学旅行で職場体験!
~習志野駐屯地職場体験を支援~

熱心に説明を聞く生徒の様子

装備品を体験装着する様子

装備品の前で記念撮影

自衛隊の食事に大満足

岩手地方協力本部(本部長 1等陸佐 菅原 達也)は、令和6年9月5日㈭、陸上自衛隊習志野駐屯地(千葉県船橋市)において、盛岡市立上田中学校の職場体験を支援しました。

本職場体験は、上田中学校の修学旅行における学習の一部として計画されたものであり、習志野駐屯地及び第一空挺団の支援を受け、自衛隊に興味がある生徒7名が参加しました。

駐屯地到着後、初めに習志野駐屯地及び第一空挺団についての説明を受けた生徒は、「飛び降りるとき怖くないですか」や、「どうすれば空挺団に入隊できますか」等、熱心に質問し、メモを取っていました。

その後、装備品の試着体験を実施し、その重さに驚いた様子で、「自衛官の体力はすごい」と感心していました。

装備品見学においては、偵察オートバイや、中距離多目的誘導弾を見学し、特に偵察オートバイは人気があり、跨って写真を撮り「自衛官になって乗ってみたい」と、将来を夢見ていました。

最後に実施した体験喫食では、初めて食べる自衛隊の食事に、「量が多くて美味しい」と、7名全員が満面の笑みを浮かべていました。

学校行事の時間の制約で2時間半の職場体験だったが、参加した生徒からは、「将来、第一空挺団に入りたい」、「自衛隊の役割について学べて、より興味が沸いた」等の感想がありました。

岩手地本は、あらゆる機会を通じ、学校と密接な連携を図りつつ、次世代を担う若者に対する自衛隊の認知度向上に繋がる活動を継続していきます。


盛岡市大通りに自衛隊サテライト!
~拠点広報「サテライトブース」を開設~

制服試着・プリクラ撮影

野外宿営用天幕

説明会

アンサンブルコンサート

装備品展示

岩手地方協力本部(本部長 1等陸佐 菅原 達也)は、令和6年7月12日㈮~8月4日㈰の24日間、盛岡市大通商店街(弁慶盛岡大通りビル1階)において拠点広報「サテライトブース」を開設しました。

本イベントは、令和2年度から学生の夏休みに併せ、若者が多く行き交う大通商店街において開設して、今年度で5回目の開設となりました。常時出展として、陸海空コーナー展示品(南極の石・氷、パイロット体験が出来るVRコーナー、野外宿営用天幕等)、制服等試着、無料プリクラコーナー、無料カプセルトイ、災害派遣紹介コーナー及び予備自衛官・即応予備自衛官紹介コーナーを設け、幅広い年齢層の来場者に対して自衛隊の魅力を発信し、自衛隊の認知度を向上するとともに、自衛隊に興味がある学生等に対して、広報官による制度説明を実施して志願の促進を図りました。

来場者より「南極の氷を見ることが出来て満足です」、「パイロットVR体験がリアルで楽しかったです」、「制服を着てプリクラが撮れるなんて、貴重な体験ができました」などの様々な感想を頂きました。カプセルトイによる来場者全員へのグッズプレゼントも大変好評でした。

また、期間中、スペシャルイベントとして盛岡市大通商店街の歩行者天国に併せ、第9師団及び東北方面特科連隊の協力を得て、3度の装備品展示及び第9音楽隊によるアンサンブルコンサートを開催し、来場者を賑わせたほか、各種採用種目における説明会を行い、募集対象者の志願意欲を搔き立てました。

24日間の総来場者数は4887名と、過去最多となり、とても大きな成果を得ることができました。

岩手地本は、今後も様々なイベントを通じて、自衛隊の魅力を発信するとともに地域住民への理解促進を図っていきます。


護衛艦「すずなみ」宮古市艦艇公開

記念撮影

見学に並ぶ長蛇の列

ヘリコプター見学

喫食体験

広報ブースの様子

 岩手地方協力本部(本部長 1等陸佐 菅原 達也)は、令和6年7月20日(土)~22日(月)、海上自衛隊第3護衛隊群第7護衛隊の支援のもと、護衛艦「すずなみ」(艦長2等海佐 木下 優)の特別公開及び一般公開を宮古港で実施しました。

「すずなみ」は、たかなみ型護衛艦の5番艦として大湊基地に所属しており、艦名は「澄んで青い波」が由来で、昭和18年就役旧日本海軍の駆逐艦「涼波」に続き2代目となります。

本艦艇広報は、毎年実施されているものの、「すずなみ」の寄港は、12年ぶり2回目であった。3日間とも天候に恵まれ、気温が高い中、県内外から約4千8百名の来場者数がありました。

入港当日の歓迎セレモニーでは、宮古市より記念品として大漁旗が送られ、公開期間中艦艇に掲げられていた。夜は「すずなみ」乗組員と宮古市民との歓迎夕食会が実施され、岩手県出身の隊員からの挨拶等もあり、和やかに実施されました。

見学では、127㎜速射砲、ブリッジや、搭載中のSH-60Kヘリコプターの見学もあり、また、体験喫食でカレーを堪能し大好評でした。その他、陸上自衛隊岩手駐屯地第9高射大隊及び航空自衛隊山田分屯基地第37警戒隊からも車両展示等の支援があり、来場者より様々な装備品をみることができ、楽しかったとの感想を頂きました。

広報ブースでは、自衛隊パネル展示、無料カプセルトイによるオリジナルグッズの配布、制服の試着体験等を行い、自衛隊に対する理解を深めてもらいました。

岩手地本は、今後も様々なイベントを通じて、地域住民の自衛隊に対する理解の醸成を図るとともに、隊員の募集活動に邁進していきます。


潜水艦「じんげい」久慈市艦艇公開

潜水艦「じんげい」入港の様子

地元チアダンスグループ「チェリッシュ」による歓迎セレモニー

艦上見学に長蛇の列

南極の氷に興味津々な来場者

岩手地方協力本部(本部長 1等陸佐 菅原 達也)は、令和6年7月13日㈯~14日㈰、海上自衛隊第2潜水群の支援のもと、潜水艦「じんげい」の特別公開及び一般公開(艦上見学)を実施しました。

「じんげい」は、たいげい型潜水艦の3番艦として令和6年3月に就役したばかりの最新型の潜水艦。漢字では「迅鯨」と書き、「海の王者たる鯨が波をたてて疾走するさまを表現したもの」が由来である。動力はリチウムイオン電池で、従来の鉛電池の2倍以上の大容量と高出力を有し、水中航行能力が大幅に向上しました。

来場者のほとんどが潜水艦の見学は初めてで、SNSや広告等を見てわざわざ県外から足を運んだ来場者もたくさんみられ、とても楽しみにしていたという声を沢山いただきました。

特別公開では、「こんな高いはしごを昇り降りしたり、狭い空間の中で毎日仕事や生活をする隊員の方々をとても尊敬する。」と感想をいただきました。また、沈黙しているかのように静かに潜行するために防音対策としてクッションフロアになっている作りにとても驚いていました。

歓迎セレモニーでダンスを披露した地元チアダンスグループ「チェリッシュ」の子供たちは、ダンスを披露した後に艦上見学を体験し、初めて見る潜水艦に驚くとともに、とても楽しんでいる様子でした。

広報ブースでは、「南極の氷」が展示され、何万年前の氷の中にある気泡が弾ける「プチプチ」という音を聞き、とても感動していました。

岩手地本は、今後も様々なイベントを通じて、地域住民の自衛隊に対する理解の醸成を図っていきます。


任期制退職予定隊員等への即応予備自衛官雇用企業研修実施

岩手地方協力本部(本部長・菅原1陸佐)は、7月10日、即応予備自衛官雇用企業研修を実施しました。

本研修は、岩手県盛岡市にある株式会社アルゴスジープ盛岡(代表取締役 山田康夫氏)の協力のもと、岩手駐屯地に所属する任期制退職予定隊員等3名に対し、再就職と即応予備自衛官の両立に対する不安感の払拭を目的とするもの。東北方面特科連隊情報中隊長及び援護担当者2名が、進路指導の資とするため研修に参加しました。

研修においては、施設見学、企業説明受け及び懇談を実施しました。

施設見学では、即応予備自衛官の大巻氏より、展示場やスタッフルーム、整備工場の施設について丁寧にご案内いただき、珍しい車や設備に隊員たちは、凄いとの声をこぼしながら見学していました。

企業説明では、常務取締役の秦氏より、企業の概要、取扱車等について説明いただいた。その中で、営業職は、聞くことが8割だから、話すのが得意ではないといけないという訳ではなく、職種も整備と営業に限らず様々な仕事が存在しているため、選択肢を狭めないでほしいとのお話がありました。その後、大巻氏から即応予備自衛官制度についてお話いただいた。日々勉強だと言う大巻氏は、チャレンジすることの大切さやなぜ自衛隊に志願したかを思い出し、退職した場合もその気持ちを一貫し志願してほしいと隊員に訴えかけていました。

お二方の話を聞いた隊員は、進路、予備自衛官等制度を真剣に考え、疑問点を積極的に質問していました。

研修を終え、参加した隊員からは、「企業の働きやすい雰囲気が印象に残った。また、即応予備自衛官への志願は考えていなかったが、退職した際は、志願を考えたい」との有意義な研修であったことが伝わる感想が聞かれました。

岩手地本は、引き続き企業と部隊の架け橋として、退職予定隊員の即応予備自衛官への志願を積極的に支援していきます。


令和6年度予備自衛官中央訓練に参加して~予備自衛官等勤続30周年に有意義な時間~予備陸准尉 岩崎 藤一

岩崎さん

教育を聞く岩崎さん(前列左)

陸上幕僚長から表彰状を手交

陸上幕僚長から表彰状を手交

中央訓練の参加を打診された時、実は私に務まるだろうか?と不安でした。なぜならば、私が知っている限り、過去に中央訓練への参加をした方は、体力・気力の充実した若い方だったからです。しかし、今回は、予備自衛官制度創設70周年記念がメインという事、そして通常の5日間訓練の参加が免除されると聞き、これならば会社の方も快く送り出してくれるだろうと考え、お誘いを受ける事にしました。

訓練内容は、主に災害派遣を想定したものでした。事前教育として、通信訓練と負傷者の手当、担架による搬送等の衛生訓練やチェーンソ―の取り扱い、ヘリコプターの搭乗の注意等のレクチャーを受けました。ヘリコプターで現地付近まで移動した後、被災者の捜索救助という流れで行いました。

訓練中には、民間企業で培った知識で判断し、危険を回避する場面が何度かありました。例えば、枯れ木の下にいる被災者を助ける場面。常備自衛官からの指示はありませんでしたが、倒木の可能性を考え、救助に必要な人以外は後退するように、山や木の専門家の予備自衛官が指示していました。また、能登半島地震で医療チームに行かれた面々も参加しており、そのような様々な経験をしている方が集まっていたからこそ、より中身の濃い訓練となりました。

総合訓練の他、富士総合火力演習の見学、防衛大臣や陸海空幕僚長との会食パーティーなど有意義な時間を過ごすことができました。

私は、即応予備自衛官と予備自衛官をそれぞれ15年、の合計30年間勤務しました。予備自衛官制度創設70周年の記念すべき年に、大臣表彰状を陸上幕僚長から手交していただき大変嬉しく思います。ありがとうございました。


親睦を深める
岩手県遺族会研修支援(宮城県研修)

仙台駐屯地慰霊碑参拝

第11飛行隊(ブルーインパルス)研修

岩手地本(本部長・菅原1陸佐)は、7月4日・5日、東北方面総監部人事部厚生課・航空自衛隊第4航空団の支援を受け、岩手県自衛隊遺族会主催の仙台駐屯地及び松島基地研修を支援しました。

5年ぶりの遺族会研修となり、本研修には、同会員のご遺族8遺族10名が参加し、初日は、仙台駐屯地慰霊碑参拝・防衛館見学及び顕彰室参拝・隊員食堂での体験喫食。2日目は、松島基地慰霊碑参拝・第21飛行隊・第11飛行隊見学・体験喫食など、様々な研修を行ないました。

参加者は、仙台駐屯地での慰霊碑等で、祀られている故人のご芳名を確認して在りし日を偲んでいらっしゃいました。

また、参加者からは「このような機会がなければ、慰霊碑等に参拝できないので良かった」「追悼式などでは、ゆっくり話すことができなかったが、久しぶりに皆さんと話すことができ交流を図れて良かった」等の感想があり、遺族の交流と相互扶助を図ることができました。


5年ぶりに開催
岩手県自衛隊退職者雇用協議会定期総会支援

岩手県自衛隊退職者雇用協議会定期総会

自衛隊岩手地方協力本部長による防衛講話

岩手地本(本部長・菅原1陸佐)は、 6月24日、雇用協議会が実施した、令和6年度岩手県自衛隊退職者雇用協議会定期総会を支援しました。

本総会は、新型コロナウイルスの5類移行に伴い、5年ぶりの開催で、同協議会会員の企業主等約90名が参加し、総会・防衛講話・意見交換会を行ないました。

総会では、雇用協議会会長(岩手県商工会議所連合会会長 谷村邦久)より、退職自衛官の援助協力及び雇用実績の高い企業3社に対する表彰を行い、優秀企業として称えるとともに、雇用協議会としての更なる退職自衛官の雇用と、県内産業経済の興隆発展への寄与を促しました。

岩手地本長が行った防衛講話の際には、我が国の特性等、国防の最前線に関心を寄せて熱心に聴講していました。また、意見交換会には、東北方面総監部幕僚副長や岩手駐屯地司令以下部隊長等の隊員も加わり、退職自衛官を雇用することによる有用性等について、活発に意見を交換し合い、自衛隊に対する一層の理解向上・自衛隊及び会員相互の親睦や連携を図る良い機会となりました。


令和6年度予備自衛官補採用辞令書交付式を実施

出席者による記念撮影

服務の宣誓を行う予備自衛官補

自衛隊岩手地方協力本部(本部長 菅原1陸佐)は、7月7日、予備自衛官補採用辞令書交付式を実施し、15名(一般9名、技能5名)が任命された。交付式では、金﨑予備自補による号令の下、緊張した面持ちで本部長より辞令書を受け取っていました。

参加者からは、「国民の生命や国の平和を守る自衛隊に興味を持ち、一般の社会人でも所定の訓練をクリアすれば予備自衛官になれる予備自衛官補という制度があることを知り、受験しました。」 「今秋に自衛隊の幹部候補生を受験する予定であり、自衛隊に少しでも早く慣れるために予備自衛官補になろうと思いました。自衛隊の環境に馴染めるよう教育訓練を頑張りたいです。」といった思いが語られ、皆、目を輝かせ、期待に胸を膨らませていたのが印象的でした。彼らは、今後、予備自衛官を目指して教育訓練に励むことになります。


夢を与えられる予備自衛官に
~岩手地本広報ブースに参加して~
予備陸士長 佐々木 優希

「#予備自衛官」を持ち撮影(後列右)

私は、自衛隊退職後、予備自衛官を志願し、昨年5年目を迎えました。今回、岩手駐屯地創立67周年記念行事に自衛隊岩手地方協力本部の広報ブースを出すと聞き、何かお手伝いできないかと思い、ボランティアで参加しました。

広報ブースでは、来場者のスマホで記念撮影するスポットとして設置された模擬指揮所内で、来場者の方を指揮官席に案内し、「#予備自衛官」のパネルを持ち一緒に撮影をしました。ギリースーツを着て楽しそうに指揮官席に座るたくさんの子供たちと撮影後、ハイタッチをして触れ合い、「女性自衛官ですか?」と私に興味を持ち話しかけてくださる方もいて、撮影の前後には会話を楽しみました。

偶然来場していた知人からは、「自衛隊を見ることはあるけど、会話をする機会が珍しいのでとても貴重だった」と聞き、確かに迷彩服や装備をつけた自衛官を近くで見ることが滅多にないし、写真に収められることも少ないので、撮影ブースはとても素敵だと感じました。

指揮所での撮影前、嬉しい出来事がありました。それは、幼い女の子のお母さんが、「ほら、女の子の自衛隊だよ!女の子でもなれるんだね!」と言っていたことです。私自身も自衛官になる前、女性自衛官という存在に憧れていたので、職業選択の幅を広げ、少しでも夢を与えられたのかな?と自分の経験に重ね感慨深かったです。

来場された方からは、「ヨビジって何?予備自衛官ってなに?普段は一般人なのに自衛官ってどういうことだろう?」という声がありました。まだまだ予備自衛官、女性自衛官の認知度は低いため、これからも自衛隊の広報活動に協力できることがあれば積極的に参加していきたいです。


笑顔咲く指揮官誕生~予備自等PR作戦岩手指揮所開設~

大盛況の広報ブース

ギリースーツを着て撮影

模擬の野外指揮所

高機動車の装備品展示

岩手地本(地本長・菅原達也1陸佐)は、6月16日、陸上自衛隊岩手駐屯地創立67周年記念行事に参加し、予備自衛官等広報ブースを展開した。本広報ブースは、予備自衛官等の認知度の向上、制度の理解促進を目的として、記念撮影スポット、パネル展示、高機動車の装備品展示を行いました。

記念撮影スポットは、野外指揮所を模しており、自身が指揮官となったような写真が撮れるというものです。一緒に写るのは、予備自衛官等制度をPRしたい隊員たちで、この中には、現職予備自衛官の佐々木予備士長もボランティアで参加した。撮影した来場者からは、「本格的だ」、「面白い」などのお声をいただき、笑顔の指揮官がたくさん誕生しました。

高機動車の装備品展示は、即応予備自衛官の招集訓練を担任している第38普通科連隊の支援を受け行いました。来場者は、車両の前方からの記念写真、運転席、助手席、後部座席の体験乗車など、高機動車を余すところなく満喫している様子で、後部座席に腰掛けた来場者からは、「この車は、高速道路で見かけることがあり、長距離移動を固い椅子で大変そうだと思っていましたが、以外と柔らかくて乗り心地がいいですね。」と、普段乗ることのできない自衛隊車両を体感し、嬉しそうに話していました。

本広報ブースは、“映え”スポットとして行列ができるほどの大盛況となり、記念行事の盛会に貢献するとともに、大勢の来場者に対し、予備自衛官等制度の認知度向上を図ることができました。

岩手地本は、今後行われる、自衛隊サテライトブースなど様々な機会に予備自衛官等制度広報を行っていきます。


大槌町サーモン祭りに参加~地域振興に貢献~

人気の82式指揮通信車

積極的に来客対応する臨時勤務隊員

消防、警察、自衛隊の3機関による車両展示

岩手地方協力本部(釜石地域事務所長・中津山2陸尉)は、6月9日(日)、海づくり記念公園(大槌町)において開催された「第4回大槌町サーモン祭り(大槌町主催)に岩手駐屯地の支援を受け参加しました。

本行事は、大槌町特産のトラウトサーモンを広報するための自治体主催のイベントであり、一般広報として自衛隊、警察、消防の三機関の車両展示を併せて行いました。

当日は、天候にも恵まれ1万5千人を超える多くの来場者が訪れました。

自衛隊からは、偵察用オートバイ、1/2tトラック及び82式指揮通信車の車両展示を行いました。

展示車両のハンドルを握ってみた男児から「映画の主人公になった気分。自衛隊の車両は格好いい。」と目を輝かせていたほか、来場した市民から「私は、震災で両親を失いましたが、自衛隊の皆様の活動に感謝しております。今後もお身体に気をつけて頑張って下さい。」と温かい言葉が寄せられました。

岩手地方協力本部は、各機関等との連携の下、今後も様々な機会を通じて自衛隊の魅力を広く発信し、自衛官募集活動の更なる促進を図っていきます。


予備自衛官等お土産が出来ました!

クッキーにはロゴマークがプリントされています

キャラメル缶

売店

この度、予備自衛官等の方を対象にした自衛隊お土産品、「招集訓練行ってきましたクッキー」「予備自衛官制度70周年記念キャラメル缶」が発売されました。

岩手地本では、毎年オリジナルグッズを作成し、予備自衛官等制度広報のため配布していますが、数に限りがあり、多くの方にお渡しできていない状況でした。そのため、より気軽に多くの方にお配りできるお土産品があればよいと考え、自衛隊のお土産品を多く展開している株式会社源氏屋さんに、予備自衛官の方を対象としたお菓子は取り扱っていないかと問い合わせてみたところ、「そういったお菓子はないですが、予備自衛官の方によくご購入いただいていることは知っていました。面白い企画ですね。製作を考えてみます。」との思いもよらない良い返答をいただきました。

その後、予備自衛官制度の説明や予備自衛官等招集訓練の画像提供を行い、ご理解をいただき製作が決まりました。製作に当たり、お菓子の種類や、パッケージのデザインなど、こちらの要望に耳を傾けてくださり、意見交換を重ね、ついに商品が完成。5月下旬から実施された予備自衛官中央訓練に合わせて朝霞駐屯地と市ヶ谷駐屯地で発売されました。

クッキーのパッケージは、自衛隊を彷彿とさせる迷彩柄の上に、様々な訓練の写真がちりばめられています。ご家族、お勤め先へお土産として買った際には、訓練について話す一助となれば幸いです。

キャラメル缶は、予備自衛官制度創設70周年を記念し、お菓子を食べえ終えた後もコレクションとなるように蓋は缶バッジになる仕様です。

今後、予備自衛官等の招集訓練が行われる各駐屯地売店でも順次発売予定と聞いておりますので、予備自衛官等の方に限らず見かけた際にはぜひお買い求めください。


花巻市商店街を元気に!
~「どで びっくり市in花巻」に参加~

車両展示を楽しむ子供

アンケート記入に応じる来場者

カプセルトイを楽しむ子供

試着体験後に記念撮影を行う子供たち

岩手地方協力本部北上地域事務所(所長・上田3陸佐)は、5月19日、花巻市上町商店街において、花巻市商工会議所主催により開催された「どで びっくり市in花巻」に参加しました。「どで」とは、花巻の方言で「びっくり」を意味します。

本イベントは、毎年春と秋2回ずつ行われている地域イベントであり、県内から約40店舗以上が出店し、旬の海産物や山菜といった食料品のほか、衣料品等を販売しています。当日は、多くの来場者でにぎわったほか、ダンスパフォーマンスや花巻中学校吹奏楽部が会場を盛り上げました。

北上地域事務所は、自衛隊広報ブースを開設し、車両展示のほか、制服の試着体験及びカプセルトイの景品である装備品が印刷された缶バッジなどを配布する等、訪れた多くの地域住民との交流を通じて自衛隊の認知・理解の促進に加え、募集基盤の拡充を図りました。

自衛隊の制服や迷彩服を試着したわが子を見た来場者から「貴重な体験ができて良かった。」、試着した子供からは「自衛隊かっこいいね。」などの言葉がありました。

岩手地本北上地域事務所は、引き続き、自治体及び関係地域と連携し、各種イベントでの広報活動等を通じて、自衛隊の理解促進に努めていきます。


八戸駐屯地記念行事に参加して
~海上自衛官から即応予備自衛官になって~
即応予備1等陸曹 菅野 祐二

海上自衛官時代

菅野即1曹(画像中央)

記念式典

観閲行進

私は、令和6年4月13日に開催された、陸上自衛隊八戸駐屯地創立68周年記念行事に第38普通科連隊第3中隊の一員として参加しました。今回、中隊長が使命感・責任感の向上を目的に、即応予備自衛官招集訓練の一環として、記念行事への参加を決めたとのことです。

私は、海上自衛隊を依願退職後、陸上自衛隊の予備自衛官を経て即応予備自衛官となりました。観艦式等の海上自衛隊の式典に参加した事は多々ありましたが、陸上及び航空自衛隊の式典に参加した事がなかったので、まさか即応予備自衛官になり参加できるとは思ってもいない機会でした。

記念行事は、記念式典、観閲行進に参加しました。

記念式典では、現職時20年程前に行った基本教練が上手く出来るか不安でしたが、いざ実施となると身体が自然に動き、身体が覚えていたんだなと自分のことながら感心してしまいました。

観閲行進では、私は高機動車の助手席に車長として乗車し、行進時は駐屯地司令へ挙手の敬礼を行いました。沿道には、手を振ってくれる来場者の方や笑顔で敬礼している子供たちが見え、「常備自衛官も即応予備自衛官も関係なく、どちらも同じ自衛官として見られている」という事を感じ、その方たちの想いに応えるよう私も敬礼をして返しました。

私は、年間30日の即応予備自衛官招集訓練に対して、「この訓練は招集命令が出たら常備自衛官として国防や災害派遣に従事する為の訓練なのだ」という意識で参加しています。

今回の式典に参加したことにより、中隊長の想いの通り「自衛官である我々に対して敬意をもって見てくれている市民の要望に応えられるように常日頃の訓練等に邁進していこう!」という事を再認識出来たということが非常にいい経験でした。

私は、今年度で即応予備自衛官の継続任用の上限年齢に達し退職となります。海上自衛官から陸上自衛隊の即応予備自衛官となった私も、上限年齢まで即応予備自衛官を続けることが出来ました。

即応予備自衛官退職後も予備自衛官を志願し、今回の式典で感じた事を忘れずに、「自衛官」として引き続き精進して参ります。


観光シーズンの幕開け
~「一関春まつり」に参加して~

制服試着中の来場者

アンケート記入に応じる高校生

高等工科の紹介に興味津々の中学生

岩手地方協力本部(本部長・菅原一陸佐)は、令和6年4月28日(日)、一関市大町商店街で開催された「一関春まつり」に参加し、広報活動を行いました。

本イベントは、一関市の観光シーズンの幕開けとなる恒例行事であり、ステージイベントや露店、キッチンカーなどが並ぶなか、地本広報ブースでは、制服試着体験、自衛隊グッズが当たるカプセルトイのほか、計画中の自衛隊イベント情報の紹介を行い、多くの市民や観光客で賑わいました。

広報ブースを訪れた男子高校生は「自衛隊が普段何をしているか気になる。ヘリコプターの体験搭乗に参加してみたい。」と興味を示していました。また、帰省していた高等工科学校2年の千葉彰人君は、訪れた男子中学生達に対し、高等工科学校での学習環境や普段の生活ぶりを紹介する等、自主的広報活動として積極的に協力をしてくれました。

岩手地本一関出張所は、引き続き、地域の方との一体化を深めていき、より一層の信頼獲得を図るとともに、自衛隊の理解促進・魅力の発信に努めていきます。


健康でいるために
~予備自衛官になって思うこと~
即応予備2等陸尉 岡澤 慶樹

岡沢さん①

岡沢さん②

私は、平成30年3月に自衛隊を退職し、翌年の平成31年1月に予備自衛官になりました。そして、今年の4月からは、即応予備自衛官になりましたが、今特に『健康』について感じていることをみなさんに伝えたいと思います。

私は、日々の健康管理は、適切に行わなければ仕事に多大な影響を及ぼすと考えています。特に食生活は重要で、現職の自衛官時代は、栄養士が考えた食事を摂っていたので、特段気を使うことはありませんでしたが、退職後は自分で考えなければいけません。栄養バランス、食事の量や時間など、考えすぎると神経質になりストレスを抱えそうですが、ある程度のポイントを押さえて日々生活しています。

現在は、漁業をしており、自衛隊にいる時と同様に体が資本であり、体調が悪いと仕事になりません。併せて私は、船酔いをしやすい体質なので、特に食べる時間には気をつけています。

体を構成する上で大事な炭水化物(水、パン等)は重要で、毎食必ず食べるようにしています。空腹状態でいると体力の低下や力の入れ具合にも影響があり、私の特性として船酔いしやすくなる気がします。また、主・副菜については、油分の多すぎる物や刺激の強すぎる物は控えています。これらは、消化に時間がかかり、胃もたれやお腹の調子にも影響があると考えています。

とはいえ、控えすぎるとバランスが悪くなるので、休日や夕食時などを利用し、不足した栄養を補うようにしています。

体調を崩せば大変になるのは自分で、静養以外何もできなくなります。自分のやりたい事や好きなこと、なにより即応予備自衛官として招集訓練に出頭するため、体調を整え健康でいることが大切ですので、これからも食生活・健康管理に留意し、日々を過ごしたいと思います。