一般公募予備自衛官の予備自5日間訓練参加

予備自衛官補(一般)隊員
階 級: 予備2等陸士(令和2年11月7日任用)
氏 名: 山田 愛由(やまだ あゆ)さん

【予備自衛官紹介文】
 山田さんは、平成元年7月1日付で予備自衛官補に採用後、翌年の令和2年11月までの間に予備自衛官任用に必要な50日間の訓練を修了し、令和2年11月7日付で予備自衛官 予備2等陸士に任用されました。
 今回、令和3年10月15日(金)から10月19日(火)までの間、予備自衛官任用後初めてとなる予備自 5日間訓練に5日間連続出頭されました。  



【予備自衛官5日間訓練参加】

 予備自衛官補一般の招集教育訓練を修了し、初めての金沢駐屯地での5日間訓練は、期待と不安という表裏一体の感情を胸に抱いたままその日を迎えました。50日間招集教育訓練に参加しただけの私が、現場で働いていた方達について行けるのだろうかという不安と、約一年ぶりに再び現役の方から指導をして頂けるという期待がありましたが、結果として不安は杞憂に終わり、期待していた訓練内容は期待以上に充実したものでした。

 予備自衛官補の招集教育訓練は50日間という短い期間内に必要最低限のカリキュラムを組むため、深く掘り下げて学ぶ事が困難な課目が多々ありました。特に野外衛生においては殆ど教育の時間が無かったため、この度の訓練で専門的な知識を得られたことや、実戦を想定した訓練展示を見ることが出来たことは大きな収穫だったと思います。また、基本教練などの基礎を復習できた事も、5日間の訓練期間をより充実したものに変えてくれた要因のひとつになりました。現役から予備自衛官になった方からすれば、とうに体に染み付いているであろう基本教練も、私からすれば何度でも繰り返し鍛錬に励みたい課目のひとつであり、他にもこれから長く続く予備自衛官としての生活の中で、もっと様々な事を吸収したいと考えております。だからこそ、基本的な事は体に叩き込んでおきたいと考えていましたので、丁寧に基本教練を指導してくださった教官方に感謝を申し上げます。招集教育訓練で学んだ課目の復習、そして浅薄な部分がある科目を深く掘り下げて学べた5日間の訓練は、私にとってとても有意義な時間でした。


 予備自衛官の訓練日数は年に5日間と非常に少ない日数である為、限られた時間の中で我々予備自衛官の知識と技能を維持するための指導計画を考えるのは、中々に頭を悩ませる事だと思います。その苦労に見合うだけの成果を出せるよう、私自身より一層真剣に招集訓練に臨む心持ちであり、いざという時に常備自衛官が我々を信じて任務を任せることができるように、今後も一切の気を抜かず自覚を持ってこれからも訓練に励みたいと思います。