離任のご挨拶(R4.3.17)

 本日を持ちまして本部長の職を離れることとなりました。1年半の間、ずっとコロナ禍の中で勤務してまいりまして、以前と比べれば皆様と直接お付き合いする機会が随分少なかったのではないかと思いますが、皆様には温かくお見守りいただき、時に力強いご支援をいただきましたことにより、広報・募集・就職援護の活動において一定の結果を残すことができたものと考えております。誠にありがとうございました。
 国内外において様々な変化が押し寄せている情勢にありますが、石川県がこれからも活力にあふれ、皆様が明るく元気にお過ごしになられますことをお祈り申し上げます。
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雪の中で春を見据えて(R4.2.28)

 石川県へ赴任して二度目の冬を過ごしていますが、今年は昨年と比べて雪が多いと感じています。インターネット上のある記事によれば、今年国内では10度も強烈寒波が到来したということです。県内でも度重なる積雪によって歩道を歩くのに難儀する場面にしばしば遭遇しましたが、そんな中で一筋の除雪した道が作られていて歩きやすくなっている場所が所々にありました。見えないところでの誰かの頑張りが多くの人の役に立っているということを実感した場面でした。
 さて先月に引き続き、この時期恒例の自衛隊入隊・入校予定者激励会が県内各地で行われました。入隊・入校予定の皆さんが早くも引き締まった表情と節度ある動作を披露してくれ、春以降の活躍を大いに期待させてくれたように思います。
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 一方、市町長や協力会長の皆様による式辞等においては、自衛隊の活動の場について自然災害のみならず最近の厳しい安全保障環境に注目されていて、その分、入隊・入校予定の皆さんに対する強い期待と応援の気持ちを示されていました。こうしたお気持ちは自衛隊自体に対するものでもあると受け止めました。またお話に際して、先月末の小松基地での航空事故に関し、たくさんの弔意を頂きました。私としましてもお二人のご冥福を心よりお祈り申し上げたいと思います。 そして組織として果たすべき務めをしっかり果たし、国民の皆様の負託に応えられるよう努めてまいりたいと思います。
 これまでにも述べてきましたが、自衛隊は若い力を得ることで発展していきます。通年を受付期間としている「自衛官候補生」も今週、今年度最後の採用試験を行います。そして3月1日からは、大学生・社会人を対象とした令和5年入隊の「幹部候補生」と「一般曹候補生」の受付が始まります。また、民間でお仕事をしながら自衛官の身分を持つ「予備自衛官補」も現在受付期間となっています。人のために働く仕事にご関心のある皆様からのご連絡をお待ちしております。
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この春の入隊に向けて(R4.1.31)

 先月までとは打って変わり、再び新型コロナの感染が広がっていますが、石川地本でも細心の注意を払い、基本的な感染防止対策の確実な実行と兆候が見られた場合の迅速な対処を意識して、所要の業務を推進しています。
 そのような状況にはありますが、この春の新シーズンに向けて、各地域で入隊予定の皆さんに対する激励会が行われる時期となりました。写真は、のと里山空港の隣に所在する日本航空高等学校石川さんでの激励会の様子です。

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(撮影の時のみ無言でマスクを外しました。)


 同校は、航空業界での活躍を目指す生徒さんを全国各地から受け入れており、これまでにも数多くの入隊者を送り出して下さっています。昨年度には防衛大臣感謝状をお渡ししていました。今年は防衛大学校学生、航空学生、一般曹候補生、自衛官候補生と多彩な種目において11名もの皆さんが入隊されることになりました。しかも激励会の場で披露してくれた生徒さんの節度ある動作は、今後の活躍を大いに期待させてくれるものでした。皆さんが希望を持って晴れやかな気持ちで入隊してきてくれることを心待ちにしています。
 
 なお、この春に入隊となる種目の「自衛官候補生・男子」には、採用枠にまだ空きがあります。不安定・不透明な社会情勢が長らく続いていますが、国の防衛という社会の基盤となる仕事に携わることにご関心をお持ちの方は、お気軽に地方協力本部までお問い合わせください。

新年のご挨拶(R4.1.4)

 あけましておめでとうございます。皆様におかれましては、つつがなく新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
 国際社会においては国家間の競争が続き、国内においては人口減少が進行するなど、内外ともに厳しい環境にありますが、本年の干支、壬寅にちなみ、泰然とした姿勢と新しい芽を息吹かせる意識をもって、本年も任務に邁進してまいります。
 皆様には本年も変わらぬご支援ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
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一年の終わりにあたり(R3.12.24)

 12月4日、陸上自衛隊中部方面音楽隊による演奏会を金沢市内において実施しました。幸いにもこの数か月は新型コロナの感染が落ち着き、そうした中で座席の間隔を開けるなどの対策を講じて開催させていただきました。石川地本にとって多数の方をお招きする広報イベントは久しぶりのことで、無事に開催できたことをありがたく思いました。会場内では中部方面音楽隊にその力を存分に発揮してもらい、ご来場の皆様に迫力があり情感豊かな演奏をお楽しみいただくことができました。石川地本では今後もこのような、皆様に自衛隊を身近に感じていただける広報イベントを企画していくよう考えております。
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 この時期恒例の今年の漢字、今年は「金」が1位に選ばれました。明るい話題が注目されたのは良かったと思います。
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金沢在住のとしぼうの兜、元は金色です。


 一方で私はことわざを連想し、「時」のことを思い浮かべました。一年を振り返ると、時が過ぎるのは本当に速いものだと感じます。また、状況の如何にかかわらず時は自ずと過ぎていき、過ぎた時が戻ることはありません。時間の使い方が後に影響を及ぼすということを遡れば、その時にやっておくべきことやその時にしかできないことがあるということなのでしょう。今年は、できなかったことがあった一方で、一つひとつできることに着実に取り組んできた一年であったように思います。これからも時を大切に思い、振り返ったときに充実した気持ちになれるように過ごしていければと思います。
 今年皆様より賜りましたご支援ご協力に感謝申し上げます。皆様が健やかに新年を迎えられますようお祈り申し上げます。
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高等工科学校生徒の募集が始まりました(R3.11.30)

 今月に入ってから、風物詩の雪吊り作業の進捗に合わせてか、季節が一気に深まったように感じます。先週末には金沢で初雪も観測され、いよいよ冬の到来という雰囲気です。
 一方、新型コロナウイルスの感染状況はここしばらく落ち着きを見せていますが、そうした中で、東京オリンピックのカヌー競技に出場した、自衛隊体育学校所属の松下桃太郎選手が石川地本を訪ねて来てくれました。やはり身体の逞しさには目を見張るものがありました!松下選手は出身地の小松市にある木場潟でもトレーニングを行っているそうで、県内の若い人たちのお手本にもなっているようです。松下選手の今後の活躍をお祈りするとともに、地元から後に続く人が出てくることにも期待したいと思います。
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 さて、今年度の隊員募集においては、自衛官候補生の陸上及び航空の男子と、大学の技術貸費学生と、今月から募集開始となった陸上自衛隊 高等工科学校の生徒を残すのみとなりました。
 高等工科学校は、いわゆる自衛隊の高校ですが、生徒の将来性を期待し、高機能化された装備品を駆使する力を早くから修得してもらうために設けられている学校です。自衛隊の装備体系は私が入隊した30数年前とは随分と様変わりし、生徒制度も変遷を経ましたが、制度の趣旨は現在にも通じています。そして今の高等工科学校が重視していることの一つに、サイバー分野で活躍する人材の育成があります。
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 社会インフラとも言えるネットワークシステムは、わが国の防衛においても活動の基盤となっており、安定利用の確保が欠かせません。この重要な分野で活躍するには、高度な知識や技術に加え、国際社会に通用する進展性が求められるところ、これらを着実に身に付けられるのが高等工科学校生徒であると言えます。
 今回は一つの例を示させていただきましたが、これに類する様々な分野でスペシャリストとして力を発揮することにご関心をお持ちの皆さんからご連絡をいただけることを心待ちにしています。
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防衛白書のご紹介など(R3.10.29)

 10月20日、全国に先駆けて金沢でイチョウの黄葉が観測されたとの報道がありました。金沢として統計開始以来、最も早い日を記録したそうです。秋の深まりを感じますが、気温の変化が大きい時期なので体調管理にも気をつけたいですね。
 地方協力本部では例年この時期に、各市町長の皆様のところへ防衛白書の説明に伺っています。今年の防衛白書の表紙には、力強い印象を与える騎馬武者の墨絵が描かれ、若い世代の方にも手にしていただけるよう工夫されていて、内容も分かりやすさを重視して編集されています。ちなみに防衛白書は、数ある白書類の中でも販売部数が一番多いということです。防衛省ホームページでも公開されていますので、できる限り多くの方にご覧いただいて、自衛隊の取り組みについて広く知っていただけるとありがたく思います。
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防衛省の白書のページへ飛びます。
 近ごろ、わが国周辺での外国の軍事活動が報道で取り上げられることが増えていると感じますが、防衛白書はその背景や経緯を知るうえでも役に立つと思います。
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 さて、10月の広報イベントにおいては、きれいに整備された金沢港の無量寺岸壁で初めて、護衛艦の特別公開を行いました。今回寄港してくれたのは、京都府の舞鶴を母港にする護衛艦あさぎりでした。ご来場いただいた方には、艦艇の威容とともに海上自衛官の働きぶりをご覧いただけたことと思います。
 現在ご案内中の広報イベントとしては、12月に予定している音楽演奏会があります。皆様のご応募をお待ちしております。
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 こうした広報イベントの情報は、ホームページのほかツイッター及びインスタグラムで発信していますので、石川地本のアカウントをフォローしておいていただくと見逃しがないと思います。その他にもSNSでは、季節のイベントに勤しむとしぼうをはじめ、楽しい情報の発信に努めています。たくさんの方のフォローを期待しております!
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秋らしくなりましたが(R3.9.30)

 先月、防災に関することを記事にしましたところ、16日に能登地方において震度5弱の地震が起こりました。大きな被害は発生することなく胸をなでおろしましたが、私たち地方協力本部としましても、状況把握などにおいて速やかに対応することの重要性を改めて認識しました。組織として備えとともに対処に抜かりのないよう、更に態勢を強化していきたいと考えています。
 自衛官募集においては、主要な種目の採用試験が逐次実施される時期となりました。石川県でもまん延防止等重点措置が今月末まで延長され、健康に気をつけなければならない状況が続いていますが、受験者の中に残念ながら、新型コロナではなかったものの体調が優れず受験できなかった方がいらっしゃいました。受験者の皆さんにはくれぐれも健康に留意され、万全の状態で試験に臨んでいただけることを願っています。
 気候はだいぶ秋らしくなってきました。今年の中秋の名月は8年ぶりに満月と同日だったそうで、きれいな月の姿を楽しむことができました。ところで、小さくなったとしぼうは近ごろ季節のイベントにも勤しんでいますので、皆様にもツイッターとインスタグラムでご覧いただけたらうれしいです。  
  • tukimi

大切な備え(R3.8.31)

  今年は8月31日が雑節の二百十日にあたるそうで、この日は台風の襲来の多い厄日とされています。近年は台風に限らず、雨自体が激しくなっていたりして、今月も広範囲で災害が発生してしまいました。また、9月1日は地震なども念頭に置いた防災の日とされています。災害対策においては、備えが大変重要です。これを一人ひとりのレベルでも行っておくことが、生命を守り、被災時の困難を緩和するために大切であると感じています。掘り下げてみると、把握する、計画する、準備する、訓練する、ということになると思います。住んでいる地域でどのような事が起こる可能性があるのかを知り、起こった場合にどう動くのかを考え、その時に必要となる物を整え、実際に試し動けるようにしておくということです。そうした観点から防災訓練などを大切にしていきたいと思います。

 さて、自衛官等の募集においては、採用人数が最も多い「一般曹候補生」が9月6日に、そしてパイロットを養成する「航空学生」が9月9日に、応募の締め切りを迎えることになります。また、「防衛大学校学生」の試験種目のうち「推薦」と「総合選抜」の応募期間が9月5日から10日となっています。人のための仕事に専念することのできる自衛隊を多くの方に志していただけることを願っています。
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暑い夏(R3.7.31)

 連日30度を超える夏真っ盛り、いよいよ東京オリンピックが開幕しました。そして早々に日本選手のすばらしい活躍を見させていただいています。それに加えて、世界中の選手たちが積み重ねてきた努力の成果と前に向かう強い気持ちを発揮し、その先に喜びをつかむ姿やお互いを称え合う姿もたくさん目にします。見ている側も自然と心が熱くなるもので、今大会はコロナ禍の厳しい状況での開催となっていますが、生き方の創造という考え方や調和や連帯といったものの価値に気づかされるような思いがしています。
 自衛隊の関係では、開会式当日の昼間にブルーインパルスの飛行があり、一時期関連する業務に携わった身であることから緊張感を持ってテレビ画面を見ていました。やはり暑い盛りの夏の空、雲が多いのはやむを得ないところでしたが、当日のフライトを実現でき、長い年月をかけて復活させたカラースモークを用いて夢・感動のシンボルを描くことができたのは大きな成果であったと思います。飛行隊のメンバーをはじめ、関係各位の努力に敬意を表したいと思います。
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 さて、石川地本においても今月は多方面で活動を推進しています。まず1日、一般から予備自衛官を目指す「予備自衛官補」に、今年度は12名と多くの方を採用させていただきました。そして前年から採用している方も含め、暑い中で教育訓練に励んでいただいています。募集業務においては、自衛官候補生や防衛大学校学生など、多くの種目の応募の受付が始まりました。そして複数の市町で随時、募集に関する説明会・相談会を開催しています。また、これまでにもご案内してきましたがオンラインでの説明会も企画しているところです。イベントとしては、海上自衛隊の艦艇の特別公開を晴天の七尾港で複数回実施し、たくさんの方にご来場いただきました。
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 石川地本はコロナ禍に負けず、暑さに負けず、熱い気持ちでこれからも各種業務に取り組んでまいりますので、皆様には一層のご協力を賜りますようよろしくお願いいたします。

入隊から3か月(R3.6.30)

 6月の県内は、例年より遅く入った梅雨の中でも天気の良い日が多く、鮮やかな緑が映える初夏の雰囲気に包まれていました。そうした中、3か月前のちょうど桜の咲く季節に石川県から陸上自衛隊に入隊した自衛官候補生と一般曹候補生の教育課程の修了式が、26日に金沢駐屯地で、29日には滋賀県の大津駐屯地でそれぞれ行われ、私も参列してきました。月日の経つのは早いように感じますが、教育履修に励んだ隊員たちは、学生の頃とは異なる環境の中で様々な多くのことを学び、大変密度の濃い期間を過ごしたことと思います。3か月たって彼らの表情が一段と引き締まった様子を目にし、有為の若者を仲間として受け入れられたことをうれしく思いました。 
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 7月1日からは、高校生を主対象とした来春入隊の自衛官候補生などの隊員、そして防衛大学校などの学生の志願受付が始まります。人のために働く自衛隊。その自衛隊は若い力を得ることで発展していきます。自衛隊の発展に貢献してくれる多くの方に応募していただけることを期待しています。

気持ちを引き締めて(R3.5.31)

   月初めの大型連休間、いしかわ・金沢風と緑の楽都音楽祭に、自衛隊からも中部方面音楽隊の皆さんが参加しました。このとき、音楽隊長と石川県出身の歌姫がテレビ番組にも出演され、多くの方に自衛隊の活動を知っていただくきっかけになったと思います。今振り返ってみれば、新型コロナウイルス感染拡大が顕在化する直前のひと時であったわけですが、私も演奏会を鑑賞させていただき、県民の皆さんと共に有意義な時間を過ごすことができました。
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 連休明けからは感染拡大に伴い、石川県でも石川緊急事態宣言が発出され、その後、まん延防止等重点措置が適用されるなど、今までにない厳しい状況となりました。これも振り返ってみれば、東京上空を飛行するブルーインパルスを松島基地から送り出したのが、ちょうど一年前の出来事でした。医療分野はもとより経済分野においても、多くの方が本当に長い間、辛抱の時期を過ごされていますが、社会で行動する一人一人が今一度気持ちを引き締めて、感染の収束に努めていかなければならないと感じます。
 私たち地方協力本部においても、昨年度と同じように多くの行事を中止せざるを得ない状況となっています。この状況でできることはオンラインでの活動と考えています。適用できる範囲に限りはありますが、本部一同できることは最大限にやっていく気持ちで取り組んで参りますので、関係各位におかれましては引き続きご理解ご協力を賜りますよう、よろしくお願い致します。
 自衛官募集においては、オンライン説明会を受け付けていますので、是非ともご活用頂ければ幸いです。
[個別説明会]

予備自衛官補の採用試験から始まりました(R3.4.27)

 新しい年度の始まりとともに早速、令和3年度の採用業務も始まりました。皮切りとなったのは17~18日に行われた「予備自衛官補」の採用試験です。改めて紹介させていただきますと、予備自衛官補は、自衛官経験のない方が予備自衛官になるための制度です。近年、身近に大きな災害が起きていることやその際の自衛隊の活動がよく報道されていることもあり、今回の試験にも、自ら貢献したいという志を持った多くの方に応募していただきました。
 また25日には、昨年度自衛隊を退職して予備自衛官に任用された皆さんの最初の訓練も実施しました。
 「働きながら守ります」がキャッチコピーの予備自衛官。本業の仕事を持ちながら国の守りにも貢献しようとする気持ちは大変ありがたいものであり、予備自衛官等の皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。

  それから、今月は久しぶりの出来事もありました。お隣の富山県でのイベントのため、ブルーインパルスが小松基地に展開して来られ、飛行隊長にも再会することができました。 一般向けの展示飛行は、去年5月の東京上空でのフライト以来約1年ぶりでしたが、無事成功して何よりでした。こうした活動により少しでも多くの方に前向きな気持ちを持っていただけたら、組織の一員としてうれしく思います。
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新年度に向けて(R3.3.30)

 時々散歩に出かける犀川の河川敷では、先週から桜の花がだいぶ色付いていて、今週は新神田合同庁舎の周りの桜もほぼ満開となりました。 今年の金沢市の桜は、開花も満開も統計を取り始めてから最も早かったそうですね。

 桜と言えば、全国にある自衛隊の駐屯地や基地でも立派に咲く所がたくさんありますが、新入隊員の教育訓練が行われる所では、着隊の風景を鮮やかに彩る役割も果たしていると感じます。 今年も石川県から多くの若人が各地の教育部隊へ旅立っていきました。皆さんの自衛隊生活のスタートが晴れやかなものになり、そして教育課程が実りの多いものになることを祈念しています。
 また、石川地本としても異動の時期を迎え、少なからぬ職員の交代があり、4月以降は新たな陣容で業務に邁進していくこととなります。 今しばらく新型ウイルス感染防止対策に努めつつとなりますが、職員一同明るく前向きに活動してまいりますので、県民の皆様には令和3年度も変わらぬご支援とご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

県内各地における入隊予定者激励会(R3.2.26)

 先月も記事にしましたが、自衛隊に入隊予定の皆さんの激励会が、今月は合わせて11の市町において開催されました。 また、石川県防衛協会主催の激励会も感染対策を講じて無事に金沢市内で開催されました。
  • 石川県自衛隊入隊入校予定者激励会

 各地の会に参加させていただいて感じたのは、もちろん入隊予定の皆さんの意気込みでしたが、それに加えて地元の方々の応援の気持ちにも感じ入りました。 市長さん町長さんをはじめ自治体の皆さん、協力団体の皆さん等、それぞれ一様に入隊予定の皆さんに力強い応援のメッセージを送られていて、 国の守りを大切にする石川県の風土を垣間見たように思いました。
 地元の方々の応援は、入隊予定の皆さんのやる気と安心につながったことと思いますが、皆さんを受け入れる自衛隊としても、 こうした風土に支えられていることに感謝し、しっかり役目を果たしていきたいと思います。

 さて、今月の豆情報…。この数か月の間、姿を見せなかったとしぼうですが、実は人間ドックならぬ妖精ドックに入っていたのでした。 このたび、所要の手当てを受けて元気な姿で帰って来てくれました。さらに!体を小さくする能力まで獲得したようです。 これからまたイベントなどで頑張ってくれることと思います^^

新シーズンへの動き(R3.1.29)

 今月は何といっても上旬の大雪が衝撃的でした。交通障害、停電、集落の孤立など、生活や活動に支障が生じましたが、各種対応にあたる組織や町中で雪かきに勤しむ住民の皆さんの姿に、 改めて予めの備えとともにいざという時の協力が大切であることを感じさせられました。金沢駐屯地等から災害派遣された隊員の皆さんもお疲れ様でした。
 さて、年が明けてから年度末までの間は時の流れが速いように感じるものですが、来年度の新シーズンに向けた活動が行われるのもその一因かもしれません。 地方協力本部の関係では、この春に自衛隊に入隊される皆さんの激励会が各市町等で行われる時期となりました。今週に入り2か所で行われましたが、入隊予定の皆さんの意気込みを感じることができ、 新シーズンを迎えるのが一層楽しみになりました。
  • かほく市自衛隊入隊予定者激励会

 新シーズンへの移行ということでもう一件、個人的な話題になりますが、ブルーインパルス3番機パイロットの久保1尉が今週ラストフライトを迎えられたということです。 前職において何度か後席に乗せていただいたので少し寂しい気がしますが、部隊でのご活躍をお祈りしますとともに、 新編成となったブルーインパルスが全国で飛行できる日が早く来ることを願っています。

新年のご挨拶(R3.1.7)

 あけましておめでとうございます。令和3年の始まりは、昨年から引き続く新型ウイルスの猛威に加え、厳しい寒波とともにやってきました。 忍耐の雰囲気を伴う新年となりましたが、丑年となる本年、結果につながる道を一歩一歩誠実に歩んでいければと考えております。 皆様には本年も変わらぬご支援ご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

師走になりました(R2.12.18)

 師走に入り、年末に向けて慌ただしさも出てきた中で、14日には金沢市でも初雪を観測し、いよいよ冬本番という雰囲気になりました。 県内では本格的な積雪となった所もありますので、出かける際は安全に十分気を付けなければなりませんね。
 一方で、新型コロナウイルスの感染は、未だ収まる気配が見えません。今年を振り返ってみましても、大勢が集まるイベントなどには制約が付いて回り、 各種業務においても新たな様式を模索しながら実施してきましたが、今しばらく、粘り強くということを意識して過ごさなければならないと感じています。
 そのような中で先月から今月にかけて、いくつかの小中学校において職業体験学習や防災学習の支援をさせていただきました。 職業体験学習につきましては、例年であれば自衛隊の施設内で行われていましたが、今年は感染拡大防止の観点から、隊員が各学校に赴いて出前型・出張型の形で行われています。 コロナ禍に負けない取り組みとして引き続き対応していく考えでいますので、ご要望がありましたらお気軽にご相談いただければと思います。

 またこの度、石川地方協力本部友の会の皆様が、国道8号線沿いに設置されていた自衛官募集の看板をリニューアルしてくださいました。 県内各部隊の協力による隊員の写真と、明るい色使いによって、はっきり目立つ看板が出来上がりました。友の会の皆様には改めて御礼申し上げたいと思います。
  • 場所は、野々市市の三日市交差点の西側です。

 先日、「今年の漢字」は「密」と発表されましたが、選ばれた理由の中には、大切な人との関係が密接になったということもあるそうです。 これからも、物理的な密は避けながらも人とのつながり、心のつながりを大切に過ごしていければと思います。そして皆様が穏やかな新年を迎えられることをお祈りしています。

各種採用試験を実施中です(R2.11.13)

 11月に入り肌寒い日も増えてきましたが、兼六園の雪吊り作業開始の報道や市内の散水消雪施設の点検の様子を目にし、季節の移ろいにも石川らしさを感じたところです。
 さて、石川地本では、自衛官募集各種目の採用試験が最盛期を迎えています。受験される皆さんの筆記試験に臨む姿勢や口述試験での面接官とのやり取りに、 皆さんの社会に貢献しようとする前向きな気持ちが感じられ、それを心強く思いました。近い将来に新しく仲間になる皆さんと一緒に仕事ができる日を楽しみにしています。 今年度においては、この11月から中学校卒業者(見込みを含む。)を対象とする高等工科学校生徒の募集が始まりました。 また、自衛官候補生は年間を通して募集を行っていますので、ご関心のある方にはお気軽にご相談いただければと思います。

 また10月から、各市町長の皆様に対する防衛白書の説明を始めさせていただきました。(写真は能登町でのご説明の様子です。)
 今年の防衛白書は、令和元年度を主な記述対象期間としており、表紙は梅の花と色を基調としたデザインになっています。 そして、親しみやすさ、わかりやすさを追求していて、隊員の声や活動状況の紹介をこれまでより充実したり、関連する動画にアクセスするためのQRコードを配置したりしています。 防衛省のホームページでもご覧いただけますので、多くの方にご覧いただければ幸いです。特に、自衛官ってどんな仕事?と思われている方には、 巻末資料「平和を仕事にする」(こちらをクリック)をご覧いただくと、 ご理解を深めていただけると思いますので、参考にしてみてください。
 石川地本でも、より多くの方々に自衛隊のことを知っていただけるよう、これからも情報発信を促進していきますので、引き続きよろしくお願いします。

9月の出来事(R2.10.9)

 早いもので着任から1か月以上たち、秋らしいさわやかな気候になってきました。9月中は、車中から美しい風景を眺めながら県内すべての市町を回り、首長の皆様にご挨拶をさせていただきました。 皆様には日頃より石川地本の活動にご協力いただいていることを改めて実感しました。本当にありがとうございます。

 さて、今年度はコロナ禍で多くの行事が中止されてきましたが、9月以降、中部方面音楽隊による演奏会や金沢駐屯地の創立記念行事など、 感染拡大に気を配りながらも開催が実現した行事がありました。私も一観覧者として見させていただきましたが、歌や演奏はもちろん、隊員や装備品がまとまって行動する姿には、 心を元気づける力があると感じました。今後も、状況を見極めながらになりますが、できるだけ多くの方に自衛隊の活動をご覧いただける機会を設けられればいいなと思います。
 行事といえば先日、来年の東京オリンピック・パラリンピックに向けた新たな聖火リレーのことが発表されました。これを目にして、約半年前に前任地の松島基地で聖火到着式に関わり、 空を見上げていたときのことを思い出しました。一日も早く世の中が元気を取り戻し、夢と感動を分かち合える日がやってくることを願うばかりです。
 それからもう一つ、前任地の東松島市から(本部長の後を追いかけて?)おのくんが石川地本にもやって来てくれました。 復興のシンボルでもあるおのくん、今後、広報班に臨時勤務して頑張ってくれるようです。としぼうも友達になってくれますよね^^

着任挨拶(R2.9.3)

 自衛隊石川地方協力本部のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
 8月26日付で石川地方協力本部長に着任しました中川です。長い歴史と伝統、豊かな自然と文化を有する魅力あふれる石川県で勤務させていただくことを大変うれしく思います。
  石川地方協力本部は、県民の皆様と自衛隊とをつなぐかけ橋のような役割を担っております。笑顔で明るく前向きに、皆様との交流を大切にし、 より一層自衛隊に対するご理解を深めていただけるよう努めてまいりたいと考えております。
  今後とも皆様のご支援ご協力を賜りますようよろしくお願いいたします。