北澤本部長 着任のあいさつ

 この度、平成25年9月1日付で、自衛隊群馬地方協力本部長を拝命いたしました北澤直樹です。
 群馬県で連想されるのは、上毛かるたで「つる舞う形の群馬県」と謳われるように空を舞う鶴に似た県の形、上州名物「雷、からっ風、かかあ天下」に代表される気候風土、赤城、榛名、妙義の上毛三山をはじめとする山々、尾瀬などの湿原、湖沼、渓谷、利根川の清流などですが、このような変化に富む美しい大自然に恵まれた群馬の地で勤務する機会を与えられたことに、この上ない喜びを感じております。
 自衛隊の任務は、わが国の平和と独立を守り、国の安全を保つため、直接侵略や間接侵略に対しわが国を防衛することです。また、自然災害をはじめとする災害の発生時には、地方自治体などと連携、協力し、被災者や遭難した船舶、航空機の捜索・救助、水防、医療、防疫、給水、人員や物資の輸送といった、様々な活動も行っています。これらの重要な任務を、いついかなる場合も確実に遂行するため、自衛隊は日々、訓練を行い、装備品を整備し、精強な組織を維持していますが、その組織の基盤となるものは、「隊員」、すなわち「人」です。
 自衛隊群馬地方協力本部は、群馬県内において、自衛官の募集、自衛官の再就職援護、予備自衛官の招集といった「人」の面から自衛隊の組織を支える業務をはじめ、自衛隊の広報、地方自治体等との連絡調整といった業務を行っています。これらの業務を進めていく上での原点は、県民の皆様、自衛隊に入隊を希望される皆様やその御家族様、学校の先生方、退職した自衛官を雇用していただいている企業の皆様、自治体に勤務される方々などに対し、自衛隊を正しく理解していただくことだと考えています。
 そのため、私たち自衛隊群馬地方協力本部職員一同は、群馬県の関係者の皆様と自衛隊の橋渡し役としての活動を誠心誠意進めて参る所存ですので、皆様におかれましては、自衛隊群馬地方協力本部に対し、引き続き御指導、御支援をいただけますよう、宜しくお願い申し上げます。