広報室だより

『海上自衛隊掃海隊群が三河港蒲郡に初寄港』 
艦艇広報で自衛隊の魅力を発信!

自衛隊愛知地方協力本部(本部長:安井 崇1等陸佐)は令和5年9月22日(金)から25日(月)までの間、愛知県三河港蒲郡11号岸壁において、海上自衛隊砕氷艦しらせの入・出港及び入港歓迎行事の支援並びに一般公開・特別公開を行い、来場者に同艦艇を見学していただき、広報活動を行った。今回の艦艇広報は一般・特別公開を 23日(土)・24日(日)の2日間行い、来場者数が計13,256人、三河港蒲郡への初寄港ということもあり、愛知県で実施した艦艇広報では過去最高の来場者数となった。

 初日は、愛知地本により寄港するしらせの入港支援を行い、しらせは愛知地本勤務員、蒲郡市役所関係者、港湾関係者及び地元市民の方々に温かく出迎えられた。
 その後、蒲郡市主催による入港歓迎行事が行われ、鈴木寿明蒲郡市長は、蒲郡への寄港のお礼と自衛隊に対する信頼と期待について述べられ、齋藤一城しらせ艦長は、入港受け入れへの感謝と自衛隊へのご理解とご協力についてお礼を述べられた。また招待された地元の小学生から艦長等へ花束の贈呈が行われた。同行事後は、参加者に対する特別公開が行われ、艦内の施設や装備品を見学し、自衛隊への理解と興味を深めていただいた。午後からは愛知県家族会、蒲郡地区自衛隊家族会、蒲郡地区自衛隊協力会も招待され、特別公開を通じてご子息・ご息女の職場を見ていただき、安心していただいた。

 2日目・3日目は、砕氷艦しらせの一般公開が行われ、大勢の来場者に艦内の見学を楽しんでいただいた。岸壁では、自衛隊広報ブースを開設して、陸上・海上・航空自衛隊の階級章及び軽装甲機動車等の装備品を展示し、来場者の方々に自衛隊の魅力を発信した。また、制服・迷彩服の試着コーナーでは、親子や友達と一緒に試着し、笑顔で記念撮影をする姿が伺え、自衛隊の魅力を十分に伝えることができた。来場された方々からは、「しらせの見学を楽しみにしておりました!」、「近くで見ると迫力がありました。南極での活動も教えてもらい楽しかったです!」、「自衛隊の制服も車もかっこいいです!」等の自衛隊に興味を示す感想を沢山聞くことができた。
 2日目の夕刻からは、来年春の入隊・入校予定者を含めた募集対象者19名に対し、砕氷艦しらせ艦内で宿泊体験が行われ、艦内で働く隊員と触れ合い、艦内での生活を体験し、参加者の入隊・入校意欲を向上させることができた。
 このほか、一般公開と並行して愛知地本枠として募集対象者と保護者、入隊・入校予定者、募集及び援護協力者の計332名に対する特別公開を行った。しらせ乗員の案内・説明による艦内見学が行われ、参加者は興味深々に艦内の装備品や南極観測の説明パネルを見学して楽しんだ。参加した方々からは、「艦橋が広く見晴らしがとても素晴らしかったです!」、「説明をしていただいた自衛官の方々の対応がとても良かったです!有難うございました。」等の感想を沢山聞くことができ、海上自衛隊の魅力を知ってもらい、自衛隊に対する理解を深めていただいた。

 4日目は出港日となり、蒲郡市長を始め多くの市民の方々による見送りを受けながら砕氷艦しらせは三河港蒲郡を出港した。
 入港期間中、蒲郡市生命の科学館と蒲郡市内に所在する海陽学園において、しらせ隊員(しらせ副長岩瀬2佐、しらせ航海長小坂2佐)による講話が行われ、市民の方々に南極での活動等をわかりやすく説明して自衛隊の活動について理解を深めていただいた。

 自衛隊愛知地方協力本部は、近年の少子化の進行による募集対象者の減少等、自衛官等募集を取り巻く環境が厳しい中、1つ1つのイベントを大切にして募集対象者の視点に立った募集広報、入隊・入校予定者及び保護者の受験及び入隊・入校に対する不安・疑問を解消して、受験及び入隊・入校意欲の向上を図り、より多くの質の高い自衛官等を獲得するべく、募集目標達成に向け邁進する所存である。

一般公開

体験宿泊

『大学生等に対する
5days夏季インターンシップ!』 
~自衛隊を見て体験して魅力を伝える~

自衛隊愛知地方協力本部(本部長:安井崇1等陸佐)は令和5年8月25日(金)から同年9月1日(金)にわたり、計5日間の夏季インターンシップを実施した。  
 自衛隊愛知地方協力本部では、大学生・大学院生を対象としたインターンシップを行っており、自衛隊についてしっかり学びたい方への5日間コースの他、1日コースも設け、普段体験できない駐屯地での就業体験や基地見学等を実施している。今回のインターンシップは5日間コースで計画し、参加する学生の世代に好まれる参加型及び体験型イベントを多く取り入れた内容で自衛隊を学んでもらった。

 インターンシップ1日目は、守山生涯学習センターにおいて参加者を代表して恒川あいみさん(椙山女学園大学)が指揮を執る申告をもって5日間のインターンシップを開始した。その後、陸上自衛隊守山駐屯地の職場見学を行い、事務所で働く自衛官の姿を見てもらい理解を深めた。昼食は隊員食堂で体験喫食を行い、学生の多くは自衛隊で初めて食事することもあり楽しんで食事をしていた。メニューは、キーマカレーのナン付やサラダ、デザートもあり、学生からは「美味しい!」、「デザートもあり豪華!」との感想が聞けた。午後からは、講義「状況判断の要領」を実施し、概要を説明した後に課題を付与し、グループで討議及び発表を行った。

 インターンシップ2日目は、陸上自衛隊の就業体験として守山駐屯地で会計職種、通信職種の体験を行い、会計職種では入札体験を行い会計業務について学んだ。また装備品の装着・高機動車の試乗を実施し、参加型及び体験型イベントを好む世代の参加者は、積極的に楽しく取り組んでいた。

 インターンシップ3日目は、海上自衛隊の就業体験として舞鶴地区で艦艇での初任幹部を想定した出港準備の作業指揮の経験を行い、艦艇での勤務について理解を深めた。午後からは第23航空隊と護衛艦ひゅうがの見学を行い、海上自衛隊の航空部隊・艦艇部隊の職域について学び、それぞれの仕事のやりがいと魅力について隊員から聞くことができた。最後に舞鶴地方総監部幕僚長の高級幹部講話を聴講して海上自衛隊の幹部自衛官としてのキャリアプラン等について学び、質疑応答では現在学んでいる学部での経験を活かせる仕事があるのかなどの数多くの質問がされた。

 インターンシップ4日目は、航空自衛隊の就業体験として小牧基地で航空自衛隊の概要説明、整備補給群、消防小隊の研修を行い、昼食は隊員食堂で体験喫食を行った。午後からは、、航空機の見学(C-130H、KC-767)、リクルータとの懇談を行い、航空自衛隊の就業体験を終了した。 インターンシップ5日目(最終日)は、「インターンシップを通じて感じた自衛隊の魅力について考察せよ。」、「あなたは自衛官で、自衛官等の募集に関する広報担当者です。今の時代に合ったSNSを使用した広報活動について、効果的な手段を考察せよ。」等の課題を与えてグループ討議を行い、自衛隊広報官の就業体験をした。4個のグループに分けて討議を進め、各グループとも活発な意見が出されていた。

 グループ発表では、若者の新鮮な考え、かつ自衛隊に求める率直な考えが反映されており、今後の募集広報の参考にすることができた。  最後の修了式では、副本部長(松下陽子防衛事務官)から参加者に対して修了証書が手渡され、達成感に満ちた表情で受け取っており、5日間のインターンシップを企画した地本としても感無量であった。

 最終日に実施したアンケートでは、「自衛隊に対するイメージが好印象に変わり、職業選択の1つとして考える。」との感想が多数あり、自衛隊を自分自身で見て体験し、身近に感じてもらう広報イベントの重要性を改めて認識することができた。

 自衛隊愛知地方協力本部は大学生の就職内定の早期化等、自衛官等募集を取り巻く環境が厳しい中、1つ1つのイベントを大切にして募集対象者の視点に立った募集広報を行い募集目標の達成に邁進する所存である。

「大学生等に対する
冬季インターンシップ1day!」 
~1dayを3回
陸上・海上・航空自衛隊の魅力を知る~

自衛隊愛知地方協力本部(本部長:下本昭司1等陸佐)は、令和4年12月3日(土)から同年12月15日(木)にわたり、計3日間の冬季インターンシップを実施した。

 自衛隊愛知地方協力本部では、大学生・大学院生を対象としたインターンシップを行っており、自衛隊についてしっかり学びたい方への5日間コースの他、1日コースも設け、今回は、陸上・海上・航空自衛隊の各1日コースを計画し、普段体験できない駐屯地での就業体験や基地見学等を実施した。過去のインターンシップでのアンケート結果及び参加する学生の世代傾向を分析して、参加型及び体験型イベントを多く取り入れた内容で自衛隊を知ってもらい、多くのことを学んでもらった。

 1日目は、12月3日(土)に陸上自衛隊のインターンシップ1dayを行い、今津駐屯地において、装備品の研修を行った後、第3戦車大隊の支援を受け、普段では経験することができない74式戦車及び96式装輪装甲車の体験試乗を行い、陸上自衛隊の魅力を体験していただいた。体験試乗後は、大津駐屯地に移動し、隊員食堂で体験喫食を楽しんでいただき、午後からは、第131地区警務隊大津派遣隊の支援を受け、警務隊の概要説明及び指紋の検出の体験を行った。警務隊の研修は、過去のアンケートでは、参加者からの研修希望が多く、また、警察を就職先に考えていた参加者が、自衛隊にも警察と同じ職業が存在することを知り、自衛隊を受験した実績がある。指紋の検出の体験では、参加者は興味津々に作業を行い、活発な質問も出て、十分に陸上自衛隊の魅力を伝えることができ、満足していただいた。

 2日目は、12月8日(木)に航空自衛隊のインターンシップ1dayを行い、小牧基地において、航空自衛隊の概要説明、広報資料館の研修、警備犬の研修、体験喫食、リクルータとの懇談、航空救難団救難教育隊の研修、気象観測室の研修及び航空管制シミュレータの研修を行った。航空管制シミュレータは、参加者の印象に強く残り、参加者の中には、自衛隊の航空管制官を目指したいと強い意志を語っていただいた。

 3日目は、12月15日(木)に海上自衛隊のインターンシップ1dayを行い、舞鶴地区において、艦艇の研修、隊員との懇談、第23航空隊の研修及び港務隊の研修を行った。艦艇の研修では、護衛艦「せんだい」の艦内見学を行い、装備品の説明を受けつつ、海上部隊の活動について学び、理解を深めていただいた。昼食後は、舞鶴航空基地に移動し、第23航空隊の概要説明、SH-60K及び救難消防車ⅠB型の見学を行った。SH-60Kの外観の見学に加えて、整備の現場も見学することができ、航空職域の幅広い研修を行うことができた。港務隊の研修では、260t型曳船に乗船して舞鶴湾内で体験クルーズを行った。
 航行中は、停泊中の艦艇や周辺の施設の説明を受け、途中から湾内に虹が現れ、参加者から歓喜の声が溢れ、艦艇職域の魅力を十分に伝えることができた。

 各日のインターンシップでは、リクルータ及び隊員との懇談を計画し、自衛官と対面方式で説明及び質疑応答ができ、参加者からの質問に対して実体験に基づいた回答を受けることができ、自衛隊をより知っていただき、魅力を感じていただいた。
アンケートでは、「自衛隊に対するイメージが好印象に変わり、職業選択の1つとして考える。」との感想が多数あり、自衛隊を身近に感じてもらう広報イベントの重要性を改めて認識することができた。

自衛隊愛知地方協力本部は、近年の少子化の進行による募集対象者の減少、民間企業の2年振りの新規採用、大学生の就職内定の早期化及び内定率の高止まり等、自衛官等募集を取り巻く環境が益々厳しくなっている中、大学等との繋がりを大切にし、1つ1つの広報イベントを通じて、自衛隊の魅力の情報発信に努め、1人でも多くの入隊・入校者を輩出して、募集目標の達成に邁進する所存である。

『大学生等に対する
  夏季インターンシップ5days!』 
~ 自衛隊のイメージが変わった。
   職業選択の一つとして考えます。 ~

自衛隊愛知地方協力本部(本部長:下本昭司1等陸佐)は、令和4年9月7日(水)から同年9月14日(水)にわたり、計5日間の夏季インターンシップを実施した。

 自衛隊愛知地方協力本部では、大学生・大学院生を対象としたインターンシップを行っており、自衛隊についてしっかり学びたい方への5日間コースの他、1日コースも設け、普段体験できない駐屯地での就業体験や基地見学等を実施している。今回のインターンシップは5日間コースで計画し、参加する学生の世代に好まれる参加型及び体験型イベントを多く取り入れた内容で自衛隊を学んでもらった。受付は、6月15日(水)から定員50名の参加者をホームページ等から募集したところ、受付終了予定日の10日前には定員に達し、受付を終了した。

 インターンシップ1日目は、陸上自衛隊守山駐屯地において、開始式から始まり、参加者を代表して武井風太さん(名古屋大学院生)が指揮を執る申告、募集課長訓示を行い、5日間のインターンシップを開始した。じ後、募集課長講話、自衛隊の概要説明を実施して午前の予定を終了し、昼食は隊員食堂で体験喫食を行い、学生の多くは自衛隊で初めて食事することもあり楽しんで食事をしていた。メニューは、金目鯛の煮つけやデザートもあり、学生からは「美味しい!」、「デザートもあり豪華!」との感想を数多くいただいた。午後からは、講義「状況判断の要領」を実施し、概要を説明した後に課題を付与し、グループで討議及び発表を行った。

 インターンシップ2・3日目は、参加者を2個のグループに分け、海上自衛隊舞鶴地区と航空自衛隊小牧基地において就業体験を実施した。海上自衛隊舞鶴地区では、ミサイル艇の見学やラッパ演奏の聴講、将官艇での体験航海を経験した。参加者は初めての経験もあり、興味深く観察し、隊員に多くの質問をして積極的に学んでいた。じ後、舞鶴教育隊において、教育隊の概要説明、手旗体験、学生居住区の見学及び隊員との懇談を行い海上自衛隊の就業体験を終了した。航空自衛隊小牧基地においては、航空自衛隊の概要説明、救難教育隊研修(UH-60J救難ヘリコプター見学)、第1輸送航空隊研修(C-130H輸送機見学)を行い、昼食は隊員食堂で体験喫食を行った。午後からは、資料館研修、掩体壕研修、管制塔研修、警備隊研修及びリクルータとの懇談を行い、航空自衛隊の就業体験を終了した。

 インターンシップ4日目は、陸上自衛隊の就業体験を守山駐屯地が管理する小幡グラウンドで、コンパスコース、電信、偽装網展張、天幕展張及び自衛隊車両の体験試乗と装備品見学の5つの就業体験を行った。酷暑の中ではあったが、水分補給と適時の休憩による熱中症対策を講じながら実施し、参加型及び体験型イベントを好む世代の参加者は、積極的に楽しく取り組んでいた。

 インターンシップ5日目(最終日)は、「インターンシップを通じて感じた自衛隊の魅力について考察せよ。」、「あなたは自衛官で、自衛官等の募集に関する広報担当者です。今の時代に合ったSNSを使用した広報活動について、効果的な手段を考察せよ。」等の課題を与えてグループ討議を行い、自衛隊広報官の就業体験をした。5個のグループに 分けて討議を進め、各グループとも活発な意見が出されていた。グループ発表では、資料に工夫を凝らし、まとまりのある内容を発表していた。また、募集対象者である世代の「自衛隊へのイメージ」と「効果的なSNSの活用による募集方法」について抽出し、今後の募集広報の参考にすることができた。

 最後の修了式では、募集課長から参加者に対して修了証書が手渡され、達成感に満ちた表情で受け取っており、5日間のインターンシップを企画した地本としても感無量であった。

 最終日に実施したアンケートでは、「自衛隊に対するイメージが好印象に変わり、職業選択の1つとして考える。」との感想が多数あり、自衛隊を身近に感じてもらう広報イベントの重要性を改めて認識することができた。 自衛隊愛知地方協力本部は、近年の少子化の進行による募集対象者の減少、民間企業の2年振りの新規採用、大学生の就職内定の早期化及び内定率の高止まり等、自衛官等募集を取り巻く環境が益々厳しくなっている中、1つ1つのイベントを大切にし、募集対象者の視点に立った募集広報を行い、募集目標の達成に邁進する所存である。

『防衛大学校へ11時間』
~ 双子の土屋兄弟、約2か月振りの再会 ~

愛知地方協力本部(本部長 下本昭司1等陸佐)は、令和4年6月5日(日)、防衛大学校オープンキャンパスに募集対象者等5名を引率した。
愛知地方協力本部から防衛大学校までは、高速道路等を利用して約5時間半(距離356km)であるため、当日は朝6時半に愛知地方協力本部を出発し、防衛大学校オープンキャンパスに参加後、愛知地方協力本部に帰ってくるのは夜9時半(往復11時間)の移動計画となる。そんな長旅となる防衛大学校オープンキャンパスに、入校を希望する双子の弟が愛知地方協力本部から参加した。
参加者の一人である土屋響君(双子の弟)は、令和4年4月に防衛大学校へ入校した土屋翼学生(双子の兄)の弟であり、昨年、兄弟で一緒に採用試験を受験したものの、残念ながら兄弟同時入校の夢は叶わなかった。今回の防衛大学校オープンキャンパスで約2か月振りの再会を果たした。再開後、土屋響君は「今年の採用試験に合格して、兄弟で防衛大学校の学生になりたい。」と語り、防衛大学校への入校に並々ならぬ意欲を見せてくれた。引率した広報官(石倉1等陸曹)は、「令和5年4月には、双子の土屋兄弟が防衛大学校の2年生及び1年生として、防衛大学校で学べるために、最大限の支援をしていきたい。」と新たな目標を設定した。
愛知地方協力本部は、近年の少子化の進行による募集対象者の減少、高校卒業者の進学率の高止まりなど、自衛官等募集を取り巻く環境が益々厳しくなっている中、防衛大学校オープンキャンパスの場を最大限に活用し、募集対象者の視点に立った募集広報を行い、防衛大学校学生の質の向上に資するとともに、募集目標の達成に邁進する所存である。

『 インターンシップで陸海空自衛隊の魅力を知る 』

愛知地方協力本部(本部長 福重毅尚1等陸佐)は、大学生対象の春季インターンシップを、陸上・海上・航 空自衛隊の各部隊の協力のもと、3日間開催した。

 2月14日(月)は、蒲郡港11号岸壁において、海上自衛隊第1輸送隊に所属するLCACを搭載した輸送艦「しもきた」の艦内見学をはじめ、大塚海浜緑地にビーチングしたLCACを研修した。また、守山駐屯地に所在する第10師団と蒲郡市消防本部との共同防災訓練を見学した。共同防災訓練は、陸上自衛隊のヘリコプター(UH-1J)にて救助された負傷者を海上自衛隊の輸送艦「しもきた」に一旦収容し、蒲郡市消防本部の救急車に搬送するとともに、LCACにてラグーナビーチにビーチング後、陸上自衛隊の救急車で市内の病院へ搬送するという内容であった。参加者からは、「貴重な体験ができ、非常に興味深かったです。」、「普段聞けないお話や体験をすることができ、とても勉強になりました。」、「就職活動に行き詰まっているので、こういった選択肢もありかなと思いました。」等の意見が上がった。

 3月9日(水)は、春日井駐屯地において、陸上自衛隊に装備されている宿営用天幕の展張体験、オートバイ訓練見学、整備工場及び会計隊を研修した。特に、今回の目玉である天幕の展張体験においては、3個グループに分かれて実施した。最初は、参加者同士ぎこちなさがあったものの、時間が経過するにつれて協力し合い、中には笑顔が出るほど仲良くなったグループもあった。参加者からは、「東日本大震災などの体験エピソードを聞けたのが貴重だった。」、「インターンシップに参加する度に、自衛隊の人の温かさや責任感に魅力を感じます。」等の意見が上がった。

 3月11日(金)は、小牧基地において、日本には小牧基地にしかない航空機動衛生隊の見学をはじめ、補給隊、C-130H輸送機及び消防小隊を研修をした。機動衛生ユニット、別名「空飛ぶICU」の見学では、航空機動衛生隊が発足した経緯や国内外での活躍、ユニット内での医療内容等を研修した。参加者からは、「航空自衛隊の印象が変わりました。併願しても自衛隊を優先します。」、「様々な役職があり、自分のスキルを活かすことが出来たらいいな。」等多数の声が上がり、今まで経験したことのない様々な体験を通じて自衛隊への理解を深め、自衛隊に抱いていた疑問を払拭していた。また、各日リクルータとの懇談においては「全体では聞きにくいことも質問がしやすく、気になっていたことが聞けて良かったです。」等の声が上がった。

 本インターンシップは、体験型プログラムを通じて自衛隊への理解を深めるとともに、その魅力を伝えるために企画したものである。まん延防止等重点措置期間ではあったが、各部隊の募集業務に対する深い理解のもと、新型コロナウイルス感染症感染防止対策に細心の注意と工夫を凝らした最大限の協力を得て、実施することができた。
 愛知地方協力本部は、今後も、陸上・海上・航空自衛隊の各駐屯地・基地と連携し、引き続き、適質な入隊者の獲得に邁進する所存である。 

愛知地本 名古屋市内での中部航空音楽隊の野外コンサート及び演奏技術指導等を実施

愛知地方協力本部(本部長 福重毅尚 1等陸佐)は、令和3年7月23日から24日の2日間、航空自衛隊中部航空音楽隊((隊長:朽方3佐)浜松基地)の支援を受けて市街地広報等を実施した。
7月23日(金・祝)は、名古屋市中心部のオアシス21において野外コンサートを2回開催し、259名の観客を集めるとともに、休憩時間には自衛隊音楽隊に興味がある大学吹奏楽部員6名と懇談し、音楽職種をPRした。
また、名古屋市の金山総合駅において、7月22日から25日の4日間「金山にぎわいマルシェコラボ企画自衛隊ウィーク」として自衛隊広報ブース、車両展示(パジェロ、オートバイ)及び名古屋市家族会による自衛隊グッズ物販を実施したが、ここでも23日・24日の2日間にわたり中部航空音楽隊員6名によるアンサンブル演奏が計3回実施され、約140名の来場者を魅了した。
7月24日(土)は、汐路中学校吹奏楽部の生徒53名、瑞穂高校吹奏楽部の生徒35名に対し演奏技術指導を実施した。
両校とも、各パートごと細部にわたる熱い指導により、汐路中学校の生徒からは「音楽隊員の楽しく分かりやすい説明で吹奏技術が向上した」、瑞穂高校の生徒からは、「近くにコンクールを控えており、音楽隊員に教えてもらった技術と貴重な経験をコンクールにも活かしていきたい」と述べていた。

 大変暑い時期に実施した野外コンサートと演奏技術指導等ではあったが、自衛隊音楽隊の演奏を通じた広報活動は、市民の自衛隊に対する親近感の醸成と、学校や学生との距離を大きく縮める大変効果の高い広報活動である。愛知地方協力本部は、今後とも様々なイベントを実施し、募集対象者の目線に立った募集広報効果の高い活動を通じて、優秀な人材確保に努めていく所存である。

愛知地本 海上自衛隊特務艇「はしだて」特別公開

愛知地方協力本部(本部長 福重 尚毅 1等陸佐)は、令和3年6月11日(金)から14日(月)までの間、名古屋港ガーデンふ頭において海上自衛隊特務艇「はしだて」の特別公開を実施した。
昨年のコロナ感染拡大以降、愛知県における艦艇広報は全て中止され約1年8ヶ月振りの寄港であった。
今回も緊急事態宣言中で寄港が危ぶまれたが横須賀地方総監の募集に対する熱い思いにより、実現の運びとなった。

 

6月11日(金)午前11時、「はしだて」が名古屋港ガーデンふ頭2号岸壁に接岸すると、早くからカメラを構えた艦艇ファンがすでにレンズを覗いていた。 特務艇「はしだて」の特別公開は、事前に登録した募集対象者112名に対し、6月12日(土)・13日(日)の2日間開催した。
見学者は、2週間の検温及び当日の検温、体調確認、消毒など、新型コロナウイルス感染対策を万全にしたうえで乗艦した。
1グループ約1時間の見学は、ロープの結び方、ラッパ吹奏、手旗、若い隊員からの体験談など、艇の乗組員が工夫を凝らした盛りだくさんの内容で見学者は皆一様に大変満足していた。 特に「はしだて」において開催される国内外高官や賓客と迎えてのレセプションの様子やそこで振舞われる豪華な料理、世界各地の料理を全て艇の乗組員が手作りしている事にとても驚いていた。
見学後のアンケートでは南極の氷が飲めて貴重な体験ができた、調理しているところも見てみたい、 初めて海軍カレーを食べれてすごく嬉しかった等々多数の声を聞くことができた。
特務艇「はしだて」の艇長 押川 秀成 1等海尉は、「名古屋港で充実した内容の艦艇広報ができました、また名古屋港に入港したい。」と語った。

愛知地方協力本部は今後もきめ細やかな活動を行い、関係機関と連携し、信頼と協力を得られるよう努めていくとしている。

女性自衛官親子でリクルータこの春新たに三女が入隊

愛知地方協力本部(本部長 福重尚毅 1等陸佐)は、令和3年1月17日(日)及び31日(日)、守山駐屯地において、一般曹候補生及び自衛官候補生(女性要員)の入隊予定者説明会を実施した。
これは、入隊予定者に対する職業説明、質疑応答、制服の採寸及び先輩女性自衛官等を交えた懇談・意見交換をすることにより、入校に際する疑問・不安を払拭させるとともに、入校意志の確立及び仲間意識の醸成を図ることを目的として実施され、この2日間で入隊予定者、その家族含め87名が参加した。
説明会では、はじめに募集課募集班長の古川1尉が、入隊の時期、場所、入隊後の生活等の説明を行った後、愛知地方協力本部に勤務する女性自衛官及びリクルータの紹介が行われ、それぞれの会場にて説明会を開始した。会場内では各リクルータを交え、参加者との懇談が行われ、様々な質問や意見が飛び交い徐々に緊張が解けるとともに会場内が笑いに包まれ、お互いの連絡先等を交換したり、保護者の方も輪になり話合ったりする場面が多く見られ、会場は終始和やかな雰囲気に包まれた。
その中でも、守山駐屯地業務隊補給班の 松坂仁美 陸曹長、第10通信大隊第2中隊 松坂千尋 3等陸曹は親子でリクルータとして参加、またこの春には三女も入隊予定者として説明会に参加した。
また、第35普通科連隊で後期教育中の原野マリア 2等陸士もリクルータとして参加し最新情報を提供した。 陸・海・空の各リクルータは多くの質問に、懇切丁寧かつ具体的に回答し、入隊予定者及び保護者の不安を 取り除き、大盛況のうちに説明会が終了した。

参加者からは「参加してとても良かった!早く準備します!」「今日は友達が出来て良かった!」
「入隊したら一緒に頑張ります!」など、力強くも頼もしい声が多く聞かれた。
愛知地方協力本部は、多くの優秀な人材を確保するため、今後も参加者の立場に立ち、親身な真心を込めた各種行事に邁進していく所存である。 

防衛大学校・防衛医科大学校説明会

愛知地方協力本部(本部長 福重 毅尚 1等陸佐)は、令和2年11月28日(土)陸上自衛隊守山駐屯地において、防衛大学校、防衛医科大学校1次試験合格者及び保護者計104名に対し、各学校説明会を実施した。午前中の医科大学科説明会では、航空自衛隊航空機動衛生隊(小牧基地)所属の東原拓也 3等空佐(防医大32期)による「1次試験合格おめでとうございます」とのあいさつに引き続き、防衛医科大学校の概要、及び卒業後の進路を説明した。参加した学生は皆、真剣な眼差しで、必要な事項についてメモを取る姿が見られ、受験者の意識の高さがみられた。質疑応答では東原3佐等が、質問する受験者1人1人の前まで行き、参加者と同じ目線に合わせ親身に答える姿が見られ、参加者も安心した様子で、無事午前中の説明会は終了した。
午後からは、防衛大学校1次試験合格者に対する説明会が行われた。今年は昨年の約2倍になる77名が参加し、2個会場に分かれ前段と後段で会場を入れ替え実施した。リクルータとして、陸上自衛隊第10特殊武器防護隊(守山駐屯地)真木貴裕 2等陸尉(防大60期)が参加するとともに、募集相談員である元呉地方総監 池太郎 氏(防大27期)も招き開催した。一個会場では、池氏と真木2尉による幹部自衛官としての心構えなどの講話が行われ、池氏からは「防大生よ愚直たれ」と、ホワイトボードに力強く書かれ、その意味を熱く話していただいた。別の会場では、概要説明をしたのちに、防大卒の本部長らによる質疑応答やアドバイスを実施した。参加者からは「入校後の生活がよくイメージできた」「とてもわかりやすく参考になった!」など有意義な説明会になった。
愛知地方協力本部は、今後も各種連絡会等を開催し、自衛隊への理解を深めて貰い優秀な人材確保に努めていく。

第10師団 募集広報の日に学生ら154名参加

愛知地方協力本部(本部長 福重 毅尚 1等陸佐)は、令和2年10月24日(土)第10師団が主催した守山、春日井及び豊川各駐屯地での、「師団募集広報の日」に高校生、専門学校生、大学生、社会人、募集対象者家族、教諭及び自治体職員計154名を引率した。
第10師団では8月に行われた前回よりさらに趣向を凝らし、内容を充実させて開催した。
守山駐屯地では、参加者を学生、社会人等にグループ分けし、それぞれに応じた研修内容とした。懇談では陸上自衛隊の各職種及び海上・航空のリクルータが対応し、参加者1人1人に合った職種の説明及び質問に答えた。音楽隊とラッパ手による演奏、本部庁舎屋上ヘリポートでの、ローターを回した状態で駐機したヘリへの体験搭乗の他、この日のために今津駐屯地から輸送した戦車での体験搭乗、警務隊による指紋採取、名物「金シャチカレー」の体験喫食と盛りだくさんの内容に参加者は大満足であった。
春日井駐屯地では、偵察隊による迫力満点の訓練展示、桃陣太鼓・駐屯地ラッパ隊による演奏、後方支援連隊、施設大隊による多様な機材・作業車の展示、動作実演に参加者は「今日来てよかった!」「スケールの違いに驚いた!」「自衛隊に入ります!」等の声が聞かれた。体験喫食では、エビマヨをとてもおいしそうに食べていた。
豊川駐屯地の陸自車両による体験試乗は1人一台にするなど参加者に対するソーシャルディスタンスを考慮して行われた。生活隊舎の見学では営内居室や浴場といった入隊後の生活の場を見学し、より具体的にイメージできるように工夫されていた。訓練展示では特科連隊の女性隊員が機敏な動作で115mm榴弾砲を操作し参加者の目を丸くさせるとともに、三河陣太鼓や、ファッションショーなど趣向を凝らした。体験喫食では、ポークソテーきのこソース、マカロニサラダ、ポタージュ、生野菜等味だけでなく栄養のバランスが考えられたメニューに満足していた。
各駐屯地それぞれの特色を存分に発揮し、参加者に大変満足しかつ理解が深まった一日であった。愛知地方協力本部は、今回の参加者の約2倍の隊員をもって盛大かつ充実した募集広報の日を開催した部隊、隊員の期待に応えるべく優秀な人材の確保に努めていく。

シルバーウィーク特別企画~自衛隊をもっと知ろう~マリンフェア

愛知地方協力本部(本部長 福重 毅尚 1等陸佐)は、令和2年9月21日(月)海上自衛隊舞鶴基地において、舞鶴地方総監部が主催するシルバーウィーク特別企画~自衛隊をもっと知ろう~マリンフェアに、募集対象者29名を引率した。
まず、体験航海の曳船に乗船した参加者は、湾内をグルッと一週するとともに碇泊中の護衛艦も一望し、その威容に感動した模様であった。引き続き、砕氷艦「しらせ」の艦内を見学した。「しらせ」では飛行甲板、格納庫、艦橋、観測隊居住区を見学した後、食堂において第61次南極観測隊の航海をまとめたDVDを鑑賞するとともに、最後に「しらせ」をバックに記念撮影を実施すると、参加者は非常に満足した様子であった。その後、場所を舞鶴教育隊に移し、入隊から4カ月間の一連の訓練の概要について説明を受けるとともに、実際に居住する隊舎において、靴の磨き方や、作業服へのアイロンの当て方、ベッドメイキングまでを実物をもとにわかりやすく説明を受けた。参加者からは、「すごい綺麗に仕上げていた」・「自分が入隊したら、ここまで出来るようになるか心配です」などの声が聞かれた。最後に、防火防水訓練場を見学し、教育現場が充実しているのを確認した。質疑応答では、参加者から教育の担当者に対し、具体的な訓練内容や、営内生活でのコツ、入隊するまでに今から何を準備したらよいか等が質問され、参加者は皆、満足し入隊意志を新たにした様子であった。
愛知地方協力本部は、今後も各種見学会等を通じて、自衛隊への理解を深めて貰い、優秀な人材確保に努めていく。

愛知地本 第1回自衛隊幹部候補生採用第1次試験実施

愛知地方協力本部(本部長 福重 毅尚 1等陸佐)は、令和2年6月20日(土)及び21日(日)、西三河総合庁舎 及び守山駐屯地において、2020年度第1回自衛隊幹部候補生採用第1次試験を実施した。新型コロナウイルス感染予防対策として各会場入り口では受験生に対して検温、体調等を確認し地本の試験要員も、フェイスシールドとマスクを併用し慎重に受け付けをした。
梅雨の晴れ間に恵まれた試験当日の朝、緊張した面持ちの受験者は受付を済ませ、各広報官や所長が励ましの声をかけるなか、それぞれの受験会場に入り、参考書を何度も読み返すなどして開始の合図を待った。
試験問題が配付され、試験が開始されると、受験者達は、「幹部自衛官」になる夢に向かって、難関突破を目指し試験に挑むとともに、長時間の試験を無事に終えると、安堵の表情を浮かべながら試験会場を後にした。
愛知地方協力本部は、昨今の厳しい募集環境を克服すべく積極的に募集広報を推進し、目標達成に向けて、優秀な人財の確保に努めていく。

愛知地本 27箇所 約550名の入校、入隊送りを支援

愛知地方協力本部(本部長 福重毅尚 1等陸佐)は令和2年3月29日(日)、陸上自衛隊大津駐屯地の中部方面混成団で教育を受ける自衛官候補生(女子)54名及び久居駐屯地、豊川駐屯地、守山駐屯地で教育を受ける自衛官候補生(男子)144名、合わせて198名の入隊支援を実施した。
桜の花が咲き始める名古屋市内、小雨が降り続く朝、入隊予定者は生活用品を詰めた大きなスポーツバッグを持ち、希望と決意に満ちた表情で担当広報官に引率されて、愛知地方協力本部に集合した。
「とても緊張してますが、行ってきます!」「元気に頑張ってきます!」などと、各事務所長、広報官及び家族や友人等と満面の笑顔で硬い握手や挨拶を交わし、車両に乗車。そして、見送りに集まった本部の部員達の盛大な激励を受けながら、元気に愛知地方協力本部を出発した。各駐屯地へ向かう車内では、乗り合わせた周りの同期と笑顔で挨拶を交わし談笑するなど、集合時の緊張感も薄れ、和気藹々とした雰囲気の中、各駐屯地に到着した。
駐屯地に到着すると、皆元気良く受付を済ませ、区隊割り等の説明を受けた後、中部方面混成団教育隊の区隊長や班長等の出迎えを受け、それぞれの居室へ移動。自衛官として新たな生活の第一歩が始まった。
愛知地方協力本部ではこのほか、防衛大学校や高等工科学校、陸・海・空各教育隊等計27箇所へ、合わせて約550名の入隊等支援を4月2日まで実施した。
愛知地方協力本部は、令和2年度も全力で募集活動に邁進し、優秀な人材確保に努めていく。

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