防大タイムズNo.236

2022年10月07日

掲載内容一覧
・1セメスター留学生、学校長を表敬
・インドネシア海軍司令部、防衛大学校を訪問
・令和4年度 第1回 課外講演を開催

1セメスター留学生、学校長を表敬

令和4年8月24日(水)より1セメスター留学生として校内において教育訓練中であるアメリカ合衆国(陸軍士官学校、海軍兵学校、空軍士官学校)及びフランス共和国(空軍士官学校)の士官候補生9名が令和4年9月9日(金)、久保学校長を表敬しました。
 本制度は、本科学生に対する国際交流機会の付与や国際的な相互理解の深化並びに友好親善の促進を目的としており、本科学生にとっても国際的視野に立脚した識見の涵養やそれぞれが伸展性ある資質の育成を図ることができるなど、本受託教育が起因となり将来にわたり両国間における交流が継続する事が期待されます。
 当該留学生は本科にて12月9日(金)までの間、約4ヶ月間にわたり一定の条件下で教育訓練に参加することとなります。

インドネシア海軍司令部、防衛大学校を訪問

令和4年9月14日(水)、インドネシア海軍司令部より人事幕僚ほか5名の方々が、防衛大学校を訪問されました。本校とインドネシアとの留学生交流は1990年代より開始され、これまで研究科含め70名近くの学生を受け入れてきました。当日は久保学校長への表敬懇談の後、本校の教育制度についての概要説明に続き、日本語授業風景及び各種施設見学など幅広く学ばれ、防衛大学校への理解をさらに深められました。

令和4年度 第1回 課外講演を開催

令和4年9月22日(木)、防衛大学校では、元駐英特命全権大使の鶴岡公二氏をお招きし、今年度第1回目の課外講演を開催しました。
 課外講演は、学生の教養を高め、社会一般に関する視野を広めることを目的とし、これまで様々な分野の有識者を招聘しており、当日、鶴岡氏は学校長以下との懇談の後、校内外の各種施設をご見学されるなど、本校に対する理解を深められ、夕刻の課外講演に臨まれました。
 講演では演題を「考え抜く力」とし、43年にわたる主に外交官としての公務員生活の中で、国民の理解と支持を獲得しそれらを国益に繋げ国際社会の安定と繁栄を実現することで日本の平和を守り続けるという一貫した信念のもと、数多くの国際会議の場において政府代表として発言してこられたこれまでの自身の経験に触れ、今まさに国際協調が高まる中において、防衛省・自衛隊もその渦中にあり、国家間の相互理解の壁ともいえる共通言語(英語)の重要性を喫緊の課題であると認識するとともに、流動化する国際社会における情勢の理解や目標、役割分担の明確化など、将来の幹部自衛官として日々の教育訓練にあたる防衛大学校学生にとって改めて自身の目標を見つめ直す貴重な講演となりました。

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