防大タイムズNo.229

2022年01月28日

掲載内容一覧
・本科学生が定例のゴミ拾いボランティアを実施
・令和3年度 第2回課外講演を実施

本科学生が定例のゴミ拾いボランティアを実施

海岸線へ向かう学生達

海岸沿いのゴミを拾う学生達①

海岸線のゴミを拾う学生達②

顕彰碑前にて殉職者に対する黙祷

 令和3年12月4日、防衛大学校学生隊は校内及び学校周辺を対象としてゴミ拾いボランティアを実施しました。本活動は環境美化を目的とし学生自らが企画立案するものですがコロナ禍の影響もあり、通常年3回程度の実施も延期とされてきました。今回、参加した学生は543名。新型コロナウイルス感染防止対策として出発前の検温はもとより、マスクの着用及び手指消毒などそれぞれが万全な対策を講じた上で走水海岸線をはじめとした周辺エリアの清掃を実施しました。
 また、活動の最後には志半ばに殉職した防大卒業生及び在校生に感謝と敬意の念を示すため、顕彰碑の清掃及び殉職者に対する黙祷を実施しました。
 本ボランティアの企画担当者である宮内学生は「依然としてコロナ収束の見通しがつかない中ですが、感染症対策を徹底した上で、地域住民の方々のご理解、ご協力により、およそ1年ぶりとなる実施に踏み切ることができました。これからも、地域への貢献を通して、地域住民の方々へ感謝の意を示していきたいと思います。」と述べました。

令和3年度 第2回課外講演を実施

 令和4年1月14日、防衛大学校では、プロセーラーの白石康次郎氏を招き、今年度第2回目の課外講演を実施しました。課外講演は、学生の教養を高め、社会一般に関する視野を広めることを目的とし、様々な分野の有識者を招聘しておりますが、現在の国内における新型コロナウイルス感染拡大の状況に鑑み、一部の学生のみを対面聴講とするほか、他の学生に対しては後日VODによる聴講を実施する形としました。
 講演で白石氏は演題を「突破力~困難を乗り越える諦めない心~」とし、これまでの自身の人生の中において生起してきた多くの困難な環境から世界一周という偉業へと至るまでのモチベーションの維持やプロセーラーとして何度か経験してきた敗戦から学んだ教訓を自らの向上心へと繋ぐ思考プロセスなど、将来、部隊の先頭へ立ち様々な場面において的確な判断を求められる立場となる防衛大学校学生にとって貴重な講演となりました。

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