防大タイムズNo.228

2021年12月06日

掲載内容一覧
・日本赤十字社神奈川県支部より防衛大学校学生隊本部に対し感謝状の贈呈
・令和3年度 第69回 開校記念祭を開催
・令和3年度 課外講演を実施

日本赤十字社神奈川県支部より防衛大学校学生隊本部に対し感謝状の贈呈

令和3年11月9日、防衛大学校学生隊本部は日本赤十字社神奈川県支部より感謝状の贈呈を受けました。防衛大学校はこれまでも神奈川県赤十字血液センターからの依頼を受け、教職員のみならず学生を対象とした献血活動への協力を継続していますが、校内における学生隊を中心とした献血の呼びかけが若年層献血者の増加へと繋がり今回初めて、学生個人ではなく防衛大学校学生隊本部に対しての表彰となりました。
 贈呈を受けた中期学生隊学生長らは「今回、このような表彰を受けたことは非常に光栄であり、引き続き、学生の献血への意識向上を図っていきます。」と述べました。

令和3年度 第69回 開校記念祭を開催

観閲官巡閲

観閲官式辞

儀仗隊によるファンシードリル

訓練展示

棒倒し(優勝した第3大隊)

3大学校交流フォーラム

合気道部

應援團リーダー部

防衛大学校は、令和3年11月13日及び14日、第69回目となる開校記念祭を開催しました。昨年度は国内における新型コロナウイルス感染拡大の影響から開催断念を余儀なくされましたが、今年度は各行事感染防止対策を万全に講じた上で入場を学生家族に限定するとともに、ライブ配信を取り入れた形での観閲式や棒倒し競技会のほか、オンライン形式での交流フォーラムなど時勢に応じた形での開催となりました。
 今年度のテーマは「光る未来へ-shining Line」。先輩方から一本の線のように繋がっている輝かしい伝統を守り、光り輝く未来へと継承したいという学生の想いが込められています。
 14日の観閲式典で久保学校長は「学生が掲げた今年度のテーマには69年にわたる伝統を引き継ぐとともに、コロナ禍で暗い毎日を過ごした一時期を克服し、あるいは経済でも安全保障でも心配や懸念のない未来を作っていきたいとの願いも込められている」と述べ、陸海空各自衛隊機による祝賀飛行の後に実施された観閲行進では、久保学校長が観閲官となり、学生隊学生長の指揮の下、厳粛かつ華やかに行われ、学生達は普段の訓練成果を如何なく発揮し、整然とした行進を披露しました。

令和3年度 課外講演を実施

令和3年11月19日、防衛大学校では、独立行政法人 国際協力機構(JICA)理事長である北岡伸一氏を招き、課外講演を実施しました。
 課外講演は、学生の教養を高め、社会一般に関する視野を広めることを目的とし、様々な分野の有識者を招聘しており、今年度は新型コロナウイルス感染拡大防止の措置として本科3・4学年を対面聴講に、本科1・2学年、研究科学生及び聴講を希望する教職員はリモート聴講での実施となりました。
 講演で北岡氏は本科学生、研究科学生及び教職員を対象に「現代日本の国際協力-JICAが目指すもの」と題して、現代の世界秩序の中でのJICAの立ち位置や取り組みなどについて講演され、防衛大学校の全学生及び教職員は地域の特性や相手国の実情を考慮しつつ国益の確保や経済発展のための様々な取り組みを進める中での国際協力、そして協力姿勢で挑む人間の安全保障や質の高い成長など、防衛省に求められる多角的な視点から見た安全保障の重要性を考える上で、貴重な機会となりました。

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