防大タイムズNo.227

2021年10月26日

掲載内容一覧
・米仏交換留学生が学校長を表敬
・令和3年度 第3回 産学交流セミナーを開催
・新副校長(自衛官)が着任

米仏交換留学生が学校長を表敬



令和3年10月4日、交換留学生として学内において教育訓練中であるフランス共和国空軍士官学校、アメリカ合衆国陸軍士官学校、同海軍兵学校及び同空軍士官学校より士官候補生計8名(本科)が、フランス共和国陸軍士官学校より士官4名(研究科)が久保学校長をそれぞれ表敬しました。
 本制度は、学生に対する国際交流機会の付与や国際的な相互理解の深化並びに友好親善の促進を目的としており、学生にとっても国際的視野に立脚した識見の涵養やそれぞれが伸展性ある資質の育成を図ることができるなど、本受託教育が起因となり将来にわたり両国間における交流が継続する事が期待されます。
 なお、当該交換留学生は本科にて約4ヶ月間、研究科にて約3ヶ月間にわたり一定の条件下で教育訓練に参加することとなります。

令和3年度 第3回 産学交流セミナーを開催

 令和3年10月9日、本校 応用化学科 中澤講師による「古くて新しい材料【シルク】~再生医療用材料としての可能性~」と題した令和3年度第3回産学交流セミナー(主催(公財)横須賀市産業振興財団)がZoom形式で開催されました。
 セミナーでは、自然治癒力を利用した再生医療や人間の体を構成する様々な細胞を活用した形での再生医療などが紹介され、本日のテーマでもあるシルクに関しては蚕蛾の幼虫が蛹期を過ごすために紡ぎだす糸がフィブロインという強靭な引張特性や強固な圧縮特性を特徴とするたんぱく質を主成分とする事に触れ、シルクが持つ再生医療材料として可能性について多く語られるセミナーとなりました。

新副校長(自衛官)が着任

令和3年10月14日付、防衛大学校副校長に前第4師団長 末吉洋明(すえよし ひろあき)陸将が着任しました。末吉陸将は鹿児島県出身、防衛大学校第33期卒業生で、東部方面総監部幕僚副長、富士学校普通科部長、統合幕僚監部運用部副部長、陸上幕僚監部運用支援・訓練部長等を歴任し、第2代 自衛官をもって充てる副校長として着任しました。
 なお、前副校長 梶原 直樹 陸将は、同日付で東北方面総監に異動しました。

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