防大タイムズNo.215

2019年11月22日

掲載内容一覧
・日豪士官候補生ラグビーマッチの開催
・各国士官候補生との交流を実施
・防衛大学校は献血功労者として神奈川県知事から表彰されました
・ポーランド陸軍士官学校長、防衛大学校を訪問
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日豪士官候補生ラグビーマッチの開催

ラグビー有識者講演(廣瀬 俊朗 氏)

ラグビーマッチ(第1戦)

ラグビーマッチ(第2戦)

エキシビションマッチ(女子7人制ラグビー)

防衛大学校は、令和元年10月11日から18日まで、ラグビーワールドカップに並行して行われる国際防衛ラグビー競技会に併せて、オーストラリア連邦の士官候補生を招へいし、相互理解・信頼醸成を目的とした日豪学生間の防衛交流を実施するとともに、その一環として、日豪士官候補生ラグビーマッチを開催いたしました。
 開催に先立ち、元ラグビー日本代表主将の廣瀬 俊朗 氏を講師としてお招きし、「ラグビーにおけるキャプテンシー」と題して講演を行っていただきました。廣瀬 氏は約1時間にわたり、元ラグビー日本代表主将としてチームをまとめるために実践したことと心がけたことをもとに、最後に決断するのは自分たちであり、主体性を持ち行動していく必要があるということについて講演されました。廣瀬 氏の講演は、今後のリーダーシップを発揮する方法を考える上で、学生たちにとって貴重な機会となりました。
 防衛大学校ラグビー部とオーストラリア国防軍士官学校ラグビークラブのラグビーマッチは計2試合が行われました。1戦目は前半に防大がリードしたものの、後半はオーストラリアが徐々に追い上げ、ノーサイド直前にトライを決めて24対24で引き分けでした。2戦目の前半は1戦目の前半とほぼ同様の展開となり、後半はオーストラリアが逆転し、防大は追い上げたものの、最後まで攻めきれずに38対35でオーストラリアが勝利しました。併せて自衛隊体育学校女子ラグビー部とオーストラリア国防軍士官学校ラグビークラブのエキシビションマッチ(女子7人制ラグビー)も行われました。
 またラグビー以外にも、武道交流や日本文化研修を通じて日本文化への理解を、施設見学、戦略とスポーツに関する安全保障セッションを通じて防衛大学校への理解を深めました。さらに、同時に開催されたインド・パシフィックウィークに参加した各国士官候補生とも交流を深めることができました。

各国士官候補生との交流を実施

防衛大学校は、令和元年10月11日から17日まで、「インド・パシフィックウィーク」として、自由で開かれたインド・パシフィック地域の士官候補生を招聘し、多国間プログラムを実施しました。同地域のパートナーシップを発展させ、将来の世界の安定・繁栄をもたらすべく、その一翼を担うことを目的とした本プログラムには、米空軍、豪国防軍、タイ陸海空軍及びシンガポール軍の士官候補生が参加しました。
 安全保障に関するセッションにおいて、①地政学及び地経学的側面から見た安全保障上の問題点、②インド・パシフィック地域内に存在する国際秩序の問題点、③インド・パシフィック地域の平和と安定のために必要なもの、に関する議論を実施し、それぞれの国の現状、課題そして役割について認識を共有しました。
 日本文化教育研修において浅草を訪問し日本文化への理解を、概要説明、施設見学を通じて防衛大学校への理解を、部隊実習を通じて自衛隊への理解をそれぞれ深めました。また、同時に開催された日豪学生交流プログラムに参加したオーストラリア国防軍士官学校ラグビークラブの士官候補生とも交流を深めることができました。

防衛大学校は献血功労者として神奈川県知事から表彰されました

(左:本校衛生課長 牧1佐
       右:神奈川県健康医療局生活衛生部長)


防衛大学校は、神奈川県赤十字献血センターから献血バスを運行していただき、職員や学生により献血活動に協力を行っています。
 今般、当校の献血事業への積極的な協力が評価され、令和元年10月21日に神奈川県知事から表彰されました。
 防衛大学校は、今後も継続して献血思想の普及と運動の推進に努めてまいります。

ポーランド陸軍士官学校長、防衛大学校を訪問

令和元年10月24日、ダリウス・スコルプカ ポーランド陸軍士官学校長ほか2名が、防衛大学校を訪問されました。陸軍士官学校長一行は防衛大学校の概要説明を受けられたのち、國分 良成 学校長を表敬されました。また記念講堂、総合情報図書館、資料館を見学され、防衛大学校への理解を深められました。

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