防大タイムズNo.209

2019年03月20日

掲載内容一覧
平成30年度古典芸能鑑賞会を開催
駐横浜大韓民国総領事、防衛大学校を訪問
第22回国際士官候補生会議(ICC)を開催
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平成30年度古典芸能鑑賞会を開催

防衛大学校では、平成31年1月30日に平成30年度古典芸能鑑賞会を開催いたしました。この鑑賞会は、公益財団法人 防衛大学校学術・教育振興会の支援を得て、校友会学生委員が主催しており、全学生に対して我が国の伝統芸能に触れる機会を提供し、日本文化に対する理解を深め、幹部自衛官として必要な教養を養わせることを目的としています。
 今年度は上方落語と江戸落語をテーマに、上方落語の林家染左師匠と江戸落語の三遊亭歌る多師匠にお越しいただき、落語についての講義を行っていただくとともに、実際の落語を鑑賞しながら2つの落語の違いを学びました。師匠方の面白く分かりやすいご公演により、日本文化への理解をより一層深めることができ、非常に意義のある鑑賞会となりました。

駐横浜大韓民国総領事、防衛大学校を訪問

平成31年2月5日、イ・ミョンヨル 駐横浜大韓民国総領事が、防衛大学校を訪問されました。イ・ミョンヨル 総領事は、國分 良成 学校長を表敬されたのち、記念講堂、総合情報図書館、学生舎を見学されたほか、人文科学館内を歩かれて語学授業の様子を見学されるなど、防衛大学校への理解を深められました。また、韓国留学生と会食を行い激励されました。

第22回国際士官候補生会議(ICC)を開催


基調講演(野村 悟 陸将補)

平成31年2月27日(水)から3月5日(火)までの間、アジア、アフリカ、欧州、オセアニア、北米及び南米の21か国から31名の士官候補生等が防衛大学校に集まり、第22回国際士官候補生会議(略称は「ICC:International Cadets' Conference)」)が開催されました。ICCは諸外国の士官候補生を招へいして国際情勢及び安全保障に関する討議等を行い、各国と我が国の将来の安全保障につながる相互理解と信頼関係を促進させることを目的として、平成10年より毎年、防衛大学校が主催している国際会議です。
 本年度のテーマ「変化する世界、変わらない信念~To be Leaders~」について討議するにあたり、参加者たちは全体討議において各国が直面している喫緊の安全保障問題について紹介した後に、「軍事組織におけるダイバーシティリーダーシップ」、「多国籍作戦におけるリーダーシップ」、「宇宙戦略おける軍事的リーダーシップ」、「AI時代のリーダーシップ」の4つの分科会に分かれて討議を実施しました。また、討議に先立ち、陸上自衛隊 陸上総隊司令部 日米共同部長 野村 悟 陸将補が、自身の経験をもとに、「国際舞台で求められるリーダーとしての幹部自衛官/将校」と題して基調講演を行いました。
 参加した各国士官候補生等は、討議以外にも文化研修として浅草や鎌倉を訪問して日本への理解を深めるとともに、スポーツ大会では綱引きに参加するなど防衛大学校学生との交流を深めました。
 また、2月28日(木)には各国の在京駐在武官等に開会式や基調講演を見学していただき、防衛大学校の国際交流への取り組みについてご理解いただきました。

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