防大タイムズNo.199

2018年03月23日

掲載内容一覧
インドネシア共和国海軍司令部職員、防衛大学校を訪問
ラトビア共和国国防大臣、防衛大学校を訪問
第21回国際士官候補生会議(ICC)を開催
平成29年度第3回ゴミ拾いボランティアを実施

インドネシア共和国海軍司令部職員、防衛大学校を訪問

インドネシア共和国海軍司令部 運用戦略・国際協力課長 アルウィン・アルデダルマ海軍大佐ら4名からなる訪問団は、平成30年2月22日、防衛大学校を訪問されました。訪問団は、武藤 義哉 副校長(企画・管理)を表敬されたのち、防衛大学校の概要説明を受けられました。また、記念講堂、総合情報図書館、学生舎を見学されたのち、インドネシア留学生と会食され、留学生を激励されました。

ラトビア共和国国防大臣、防衛大学校を訪問

ラトビア共和国 ライモンツ・ベルグマニス国防大臣は、平成30年3月1日、防衛大学校を訪問されました。ライモンツ・ベルグマニス国防大臣は、國分 良成 学校長と懇談されたのち、当日行われたICC(国際士官候補生会議)スポーツ交流を見学されました。また、防衛大学校の概要説明を受けられ意見交換をされたのち、学生舎、学生食堂を見学され防衛大学校への理解を深められました。

第21回国際士官候補生会議(ICC)を開催

平成30年2月28日(水)から3月6日(火)までの間、アジア、アフリカ、欧州、オセアニア、北米及び南米の20か国から33名の士官候補生等が防衛大学校に集まり、第21回国際士官候補生会議(略称は「ICC:International Cadets' Conference)」)が開催されました。ICCは諸外国の士官候補生を招へいして国際情勢及び安全保障に関する討議等を行い、各国と我が国の将来の安全保障につながる相互理解と信頼関係を促進させることを目的として、平成10年より毎年、防衛大学校が主催している国際会議です。
 本年度のテーマ「理想の指揮官になるために」について討議するにあたり、参加者たちは全体討議において各国が直面している喫緊の安全保障問題について紹介した後に、「緊急事態(在外自国民保護)におけるリーダーシップ」、「士官学校におけるミッションコマンドに必要な資質の養成」、「国連PKOにおけるリーダーシップ」、「士官学校で身に着けるべきプロフェッションとは」の4つのセッションに分かれて討議を実施しました。また、討議に先立ち、航空自衛隊 中部航空警戒管制団 中部防空管制群司令 斎藤 和典 1等空佐が、自身の経験をもとに、「私の経験からのリーダーシップ」と題して基調講演を行いました。
 参加した各国士官候補生等は、討議以外にも文化研修として浅草やスカイツリーを訪問し日本への理解を深めるとともに、スポーツ大会では縄取りに参加するなど防衛大学校学生との交流を深めました。
 また、3月1日(木)には各国の在京駐在武官等に開会式や基調講演を見学していただき、防衛大学校の国際交流への取り組みについてご理解いただきました。

平成29年度第3回ゴミ拾いボランティアを実施

去る2月3日(土)午前6時より、防衛大学校学生有志228名がゴミ拾いボランティアを実施しました。平成26年度前期学生隊学生長付であった山本玲学生の発案で始まったこのゴミ拾いボランティアも今年で5年目を迎え、計15回目の実施となりました。今回は防衛大学校周辺、観音崎公園、観音崎京急ホテル周辺、走水神社、防衛大学校正門から京急馬堀海岸駅まで続く道のり等の環境美化に努めました。今回の企画・調整を行った平成29年度後期学生隊学生長付 田中 李歩学生は、「本ボランティアのように小さなものと思われる活動であっても環境美化のみならず、近隣住民の方々の理解の増進、更には学生自身の人格を高め、幹部自衛官としての素養を高めることに繋がると思います。今後、後輩たちの手にこの活動が引き継がれ、より一層盛んになることを望みます。」と感想を述べていました。

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