防大タイムズNo.197

2017年12月19日

 掲載内容一覧
・防衛大学校 儀仗隊、自衛隊音楽まつりに参加
・平成29年度「防衛大学校教授による現代の安全保障講座」を開催

防衛大学校 儀仗隊、自衛隊音楽まつりに参加

防衛大学校 儀仗隊は、平成29年11月16~18日の間、「自衛隊音楽まつり」に参加しました。自衛隊音楽まつりは、自衛隊記念日行事の一環として、毎年11月に日本武道館において開催される自衛隊最大の音楽イベントです。本年度は、「防衛省移行10周年記念自衛隊音楽まつり」として盛大に開催されました。会場では、防衛大学校 儀仗隊のほか、陸・海・空自衛隊音楽隊や、第302保安警務中隊、自衛太鼓、在日米陸軍軍楽隊、米海兵隊第3海兵機動展開部隊音楽隊、タイ王国空軍軍楽隊等の総勢約730名が、演奏や技を披露しました。今年は、防大 儀仗隊は自衛隊音楽まつりのトリを務め、息の合ったファンシードリルを披露し、観客を大いに魅了し楽しませました。

平成29年度「防衛大学校教授による現代の安全保障講座」を開催

平成29年11月30日(木)、グランドヒル市ヶ谷(東京都新宿区)において、国際関係学科 石川 卓 教授、同じく国際関係学科 倉田 秀也 教授が講師となり、第24回目となる「防衛大学校教授による現代の安全保障講座」(主催 全国防衛協会連合会)が開催されました。本年のトピックとして、石川教授は「米国トランプ政権の安全保障政策」と題してエネルギー安全保障・エネルギー環境政策、中東政策を例にオバマ政権との違い、米軍再建・国防予算関係の動き、NDS、NPR等戦略文書の展望について、倉田教授は「北朝鮮の軍事戦略」と題して北朝鮮の戦略的劣位と戦略的空間、北朝鮮核態勢の二面性(相反するNFU言説)、主観的「安定・不安定逆説」(米韓連合軍による局地的抑止態勢)、核態勢の二面性と懲罰的抑止の限界について、それぞれ講演を行いました。時機を捉えたタイムリーなテーマに会場の関心も高く、質疑応答も活発に行われました。

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