2016年01月19日
防衛大学校は、平成２７年１２月１１日、国際宇宙ステーションに滞在していた、本校の卒業生でもある宇宙飛行士・油井亀美也さんの地球への帰還に合わせ、ライブ中継を実施しました。ライブ中継は防衛大学校の記念講堂で実施され、防大生及び教職員約２，０００人が油井さんの帰還を見守りました。夜２２時過ぎに、油井さんを乗せた宇宙船ソユーズがカザフスタンに無事到着すると、会場は大きな拍手に包まれました。
平成２７年１２月１２日、防衛大学校において、学生シンポジウムが開催されました。本シンポジウムは学生主催によるもので、一般大学の学生を招き、国際情勢等に関する討議を通じて、安全保障に関する意識を高めるとともに、学生の相互理解の促進を図ることを目的としています。本年は「多国間協力における日本の国家安全保障」を統一テーマとして開催し、部外団体として、慶應義塾大学、一橋大学、神戸大学、拓殖大学のほか、サイバー防犯ボランティアを行う学生団体「Re:inc」が討議に参加しました。各団体の研究の成果である発表を踏まえた討議は白熱し、質問も活発に行われる活気あるシンポジウムとなりました。
平成２７年１２月４日、グランドヒル市ヶ谷（東京都新宿区）において、国際関係学科 宮坂直史教授、情報工学科 田中秀磨准教授及び外国語教育室 角田安正教授が講師となり、「防衛大学校教授による現代の安全保障講座」（主催 全国防衛協会連合会）が開催されました。本年のトピックとして、宮坂講師は「国際テロ情勢と日本―「イスラム国」問題を中心に」と題して先鋭化する近年のテロと日本のテロ対策について、田中講師は「サイバー攻撃とその防御」と題して急増するサイバー攻撃の特徴とその対応策について、角田講師は「ウクライナ危機によって試されるロシアの安全保障政策」と題してプーチン政権の対ウクライナ政策について、それぞれ講演を行いました。時機を捉えたテーマに会場の関心も高く、質疑応答も活発に行われました。
