防大タイムズNo.162

2013年11月08日

「米国国際関係論専攻大学院生招へいプログラム」参加学生、
防衛大学校を訪問し、日米関係に関する特別講義を受講

特別講義を受講風景1

特別講義を受講風景2

国際交流基金日米センター「米国国際関係論専攻大学院生招へいプログラム」参加学生らは平成25年8月22日(木)、防衛大学校を訪問し、防衛学教育学群安全保障・危機管理教育センター 山口 昇 教授による特別講義を受講いたしました。

このプログラムは、将来の日米関係の深化と発展のために不可欠な「米国における知日派の育成」に対する取り組みの一環として、米国の大学院で国際関係論を専攻する優秀な学生を日本に招へいし、日本への関心と理解を深める機会を提供するものであり、山口教授と安全保障に高い関心を持つ参加学生との間で活発な質疑応答が行われました(http://www.jpf.go.jp/cgp/info/staff/1309.html 参照)。

平成25年度旧軍港市振興協議会正副会長会議参加者、
学校長らと懇談後、資料館と学生舎を視察

平成25年度旧軍港市振興協議会正副会長会議参加者視察写真1

平成25年度旧軍港市振興協議会正副会長会議参加者視察写真2

平成25年度旧軍港市振興協議会正副会長会議参加者は、平成25年8月27日(火)、防衛大学校に対する理解を深めるため、國分 良成 学校長らと懇談後、資料館と学生舎を視察いたしました。

旧軍港市振興協議会は、旧軍港市転換法の実施並びに旧軍港市振興諸方策に関し協議推進することを目的として、横須賀市、佐世保市、舞鶴市、呉市の市長をもって組織されており、各市長らは防衛大学校の教育、訓練、学生舎生活等に高い関心を示されました。

ベトナム人民軍副総参謀長、
副校長を表敬後、同国から派遣されている留学生を激励

ベトナム人民軍副総参謀長、表敬風景1

ベトナム人民軍副総参謀長、表敬風景2

ベトナム人民軍副総参謀長 パム・クアン・フン陸軍中将らは、平成25年10月22日(火)、防衛大学校を訪問し、月橋 晴信 副校長を表敬いたしました。

パム・クアン・フン陸軍中将らは、防衛省・自衛隊の教育機関を研修するために訪日された機会に来校され、防衛大学校における教育と訓練のバランス、教官及び学生の採用要領等について、熱心に質問されました。

その後、ベトナムから派遣されている留学生と懇談されるとともに、防衛大学校における教育訓練に一層努力するよう激励いたしました。

防衛大学校本科学生、
電気学会東京支部主催第4回「学生研究発表会」において優秀発表賞を受賞

電気学会東京支部主催第4回「学生研究発表会」の写真1

電気学会東京支部主催第4回「学生研究発表会」の写真2

防衛大学校本科第4学年電気電子工学科 藤本 大伍 学生、村上 洋基 学生、堀篭 佑輔 学生の3名は、平成25年9月3日(日)、東京電機大学東京千住キャンパスにおいて開催された電気学会東京支部主催第4回「学生研究発表会」で研究発表を行いました。

特に、村上学生は「世界で注目する屋内測位システムIMES」と題して発表し、見事に優秀発表賞を受賞いたしました(注 IMES: Indoor Messaging System)。

平成25年度第3回産学交流セミナー開催
横山教授、「防衛産業の育成と武器輸出」と題して講義

横山教授講義風景の写真

平成25年9月26日(木)、横須賀市産業交流プラザ(横須賀市本町)において、防衛大学校防衛学教育学群統率・戦史教育室 横山 久幸 教授により、「防衛産業の育成と武器輸出」と題して産学交流セミナー(主催 横須賀市産業振興財団)が開催されました。

横山教授は、大正期の武器禁輸協定への取り組みを中心に陸軍の武器輸出を振り返り、武器輸出が持つ本来の性質を明らかにしつつ、今後の防衛産業のあり方について講演いたしました。武器輸出における大正期と現状の相似について聴衆者の大きな関心を呼びました。

なお、今年度、防衛大学校が協力する産学交流セミナーは今回で最後となります。

自校史教育「戦後史と防衛大学校」開始

自校史教育「戦後史と防衛大学校」授業風景写真

防衛大学校では、平成25年度後期より「戦後史と防衛大学校」という授業科目を第2学年に対する必修科目として開講いたしました(人文社会科学群 人間文化学科 高橋 和宏 准教授の担当)。

これは一般に「自校史教育」と呼ばれるもので、戦後日本の政治・外交・安全保障政策に関する基本的な知見を習得しつつ、自衛隊の歴史的位置づけや防衛大学校に期待されてきた役割について考察することを通じて、防衛大学校のあゆみを理解し、防大生としてのアイデンティティの涵養を促すことを目的としています。

この授業では、保安大学校の創設に至る歴史的経緯や槇初代学校長の教育理念、冷戦後の安全保障環境の変化に応じた防衛大学校の取り組みなどを取り上げる予定です。

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