推薦、総合選抜入試合格者のみなさん、合格おめでとうございます。61期総合選抜で入校した者として3つ皆さんにアドバイスさせていただきます。

1.     勉強

一般入試で入ってくる同期は一般後期等入校直前まで勉強してきた人が多く、合格が決まった11月から勉強を怠ってしまうと差をつけられてしまいます。また学科成績は志望学科、要員選考にも影響します。将来の自衛官人生のため、向上心の維持のため勉強を続けてください。文系の学生については特に英語と数学を勉強しておくことを勧めます。

2.      運動

言うまでもなく防大は幹部自衛官となるべき者を教育訓練する機関ですので体力ももちろん求められます。入校後1年生は日々の生活において常に走り続けるため体力はある程度つくものの、防大では体力が基準を満たしていないことを条件とする留年もあるため、入校前にある程度体力をつけておくことをお勧めします。自主的にランニング、懸垂、腕立て伏せおよびボール投げなどをしておいてください。

3.      遊ぶ

勉強も運動も大事です。しかし、防大に入る皆さんは11月からの5ヶ月間、全力で、悔いの残らないよう遊んできてください。入校後は様々な行動に制限がかかります。防大ならではの楽しみというものもありますが、その逆もまたあります。友人と会う機会も減るので入校前にたくさん遊んで思い出を作っておくと良いでしょう。

防大に入校してからも悩むことや疑問に感じることがあるかもしれませんが、身近な大切なものを守りたいという信念こそが国防への使命感につながり、幹部自衛官となるための支えになるものと思います。尊敬できる上級生や支えあう同期が防大にはたくさんいます。4月に皆さんと会えるのを楽しみにしています。

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VOL.42 2013.12.5
1学年 佐藤 萌恵  私立白鴎大学足利高校 (栃木県)  

推薦試験合格者の皆さん、合格おめでとうございます。推薦入試合格から入校までの間、私は受験勉強や合否の重圧から解放され、目標もなく日々を過ごしていたことを覚えています。そうならないためにも、入校前に準備していれば役立つ事項をいくつかアドバイスしたいと思います。

1つ目は、入校前に体を動かし、多少の運動に慣れることです。訓練や体力検定、生活環境の変化など初めは体に負担がかかるので、体力に自信のない人は特に実施したほうがよいと思います。

2つ目は、分刻みの時間管理です。高校までの生活では1、2分の遅れは気にして来なかったでしょうが、防衛大学校ではそうはいきません。点呼や訓練、食事に清掃など1日のスケジュールが決まっています。短時間での洗濯や制服のアイロン掛けなど1年目は苦労します。特に大変だと思うのは起床時間です。ちなみに、平日は6時起床です。私は寮生活だったので、苦労はしませんでした。日々の生活で時間を意識して慣れていけばよいと思います。

3つ目は、自分の手で防衛大学校について調べることです。インターネットの学校ホームページ等で情報収集をして、設置目的やどのような場所なのかを調べ、理解をより深めればよいと思います。

最後に、在校生は新入生の着校を心から待ち望んでいます。防衛大学校で訓練や勉学に励み、共に切磋琢磨しましょう。

3学年 山下 伸太郎  私立日本航空高校 (山口県)  
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1学年 武田 太佑  県立薬園台高校 (千葉県)  
1学年 玉置 悠人  私立清風高校 (大阪府)  

防衛大学校推薦試験、合格おめでとうございます。見事難関を突破されほっとしているところだと思いますが、私から防衛大学校の生活をスムーズに送るためのいくつかのアドバイスがあります。

 一つ目は何より勉強の方法です。我々防衛大学校生には学生舎生活、校友会、勉学の3本柱というものがあり、それらを実践していかなければなりません。もちろんこの3項目を同時にこなしていかなければならない訳ですが、このうち勉学は特にできなければ留年ということになります。やはり一般の大学と違い生活も厳しいため留年は避ける必要があると考えます。そこで、自習時間が毎日2時間ありますが、この時間をいかに効率よく使っていけるかがカギとなるかと思います。計画的な勉強法を心がけるようにしましょう。

二つ目は精神力の向上です。なぜかというと、入校当初は誰もがやる気に満ち溢れていると思いますが、2ヶ月、3ヶ月と経っていくと日々の忙しさの中で初心を忘れてしまいそうなことがあります。精神力はすぐにつくものではありませんが少しずつつけていきましょう。対策はしっかりと目標を持って生活することです。

三つ目は体力の向上です。防衛大学校は一般の大学と違い学生舎生活、勉学、訓練等があり特に一年生は休む暇がありません。そのため、一日中動いていても平気だというぐらいの体力は持っていたほうがよいと考えます。また、体力測定記録会というものがあり、ある一定の級をとらないと自分も大変であり、また同期にも迷惑がかかってしまいます。そのため、入校までに少しずつでも体力づくりをしておくことをお勧めします。

以上の三つが私のアドバイスです。それでは皆さん、防衛大学校でお会いしましょう。     

(部隊研修にて 中央下段が本人)  

私が来年入校してくる皆さんに伝えたいアドバイスは、「向上心を持って生活をしてほしい」ということです。

私は防大に入校するまで、全くと言っていいほど運動をしていませんでした。ここ防大での生活は、何よりもまず体力が必要であり、案の定、はじめのうちは同じ小隊の同期についていくことも儘ならない状況でした。苦しい思いもたくさんしました。しかしながら、そんな私が今日もこの小原台で同期とともに苦楽を共にしているのは、「絶対に周りに追いついてやる」、「こんなところで諦めたくない」という思いがあったからです。諦めてしまってはそこで自分の成長は止まってしまいます。折角自分が成長できる機会を得ているのですから、自分を高めるために頑張ろうと思いました。体力だけでなく、人間として未熟な部分も多くあり、日々の生活を通して、また、指導教官や上級生の指導を受けて、私は成長中です。

私たちは将来幹部自衛官となり部下を指揮する立場にあります。人を導いていける人間になるべく、日々自己研鑽に努めなければなりません。そうなったとき、自らを高めるには、やはり向上心が必要となるでしょう。来年入校してくる皆さんも、是非向上心を持って日々の生活を歩んでいってください。

(夏季定期訓練富士登山山頂にて

(前左列が本人)

 (水泳訓練にて 右が本人)

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推薦合格者への入校アドバイス