注意:本ページは、ブラウザによって文字の表示が重なることがございます。必要に応じて、適切な文字サイズに設定して下さい。
平成25年4月29日(月) 撮影(中央広場)
「久留米ツツジ」
大隊対抗 優勝 3大隊
2位 4大隊
3位 2大隊
学生舎見学風景
訓練説明風景
概要説明風景
カッターとは、艦船に積み込まれるボートで、20名の漕手が木製のオールを漕いで推力を得る長さ約9mの船です。
カッター競技は、2学年時に行うもので、おう盛な体力、気力及び団結心の強化を狙いとし、1個クルー24名(艇指揮1名、艇長1名、漕手20名、予備員2名)により、2000mのコースを漕いで順位を争うタイムトライアル競技であり、この競技会のために2学年は4月の始めから約3週間にわたり、上級生の指導を受けながら練習に励みます。
競技会は、予選5レース(敗者復活レースを含)の後、決勝レースを実施し優勝中隊を決めます。
中隊対抗及び4個中隊の総合成績で競う大隊対抗を行います。
課業行進見学風景
予選で敗れた私たち44クルーは全員が号泣していた。
1か月間死に物狂いで、ひたすら優勝を目指したからこそ全員が号泣していた。
それほどに全てを捧げることのできるものが、二学年の春に行われるカッター競技会である。
二学年の春は、新大隊への移動、下対番教育、カッター訓練の為の準備等、防大で一番過酷といわれる時期である。
物理的に不可能と思えるほどの日々の日程の中で、気力、体力共に限界に挑戦するカッター訓練が行われる。そのような心身共に悲鳴をあげる中で私たちがカッター訓練を乗り越えることができた理由は同期の存在である。カッターを漕いでいる最中横では叫びながら限界に挑戦する同期がいる。だからカッター訓練を通じて、本物のきつさ、悔しさ、喜び、感動を味わい同期と分かち合うことができ、感情を分かち合うことで団結が深まった。
団結が深まることで、同期が仕事でつまずいていたならば、自然と協力したいという気持ちになる。 その結果不可能と思える日々の日程にもついていくことができたのである。カッター訓練では同期とのつながりをはじめ多くのことを学んだが、今後の生活でそれを生かすも殺すも自分次第。
カッター競技会という大きな壁を乗り越え自主自律の精神が試される時期、明確な目標を立て同期と切磋琢磨し邁進し続けたい。
カッター競技会(春季競技会)はしばしば、防大2学年として認められるための登竜門、と言われています。肉体的、精神的に厳しい環境を耐え抜く。この言葉をそのようにとらえていたのは私だけではなかったはずです。しかし、カッター競技会の期間を終えるにあたり、ただ耐えるだけの訓練期間ではなく、同期との絆を深める重要な時期だったということに気がつきました。
今年のカッター競技会の特徴は1人で1本のオールを漕ぐのではなく、1本のオールを2人で漕ぐダブル漕法でした。重たいオールを持つため、2人が息を合わせなければうまく水をとらえて漕ぐことはできず、艇を前に進めることができません。そのため、訓練中は全員が必死に声を掛け合うとともに、仲間の負担にならないよう、常に全力で漕ぎ続けました。このような厳しい訓練と手にできた血豆を見るたびに、競技会には絶対に勝ちたいという気持ちが大きくなっていきました。
競技会での勝利に必死になったのは同期だけではありません。訓練を指導する4学年のクルー長を始めとするスタッフの方々も全力で支援をしてくださります。その期待に応えたいという想いもまた、勝利への意欲を駆り立てたのだと思います。結果的には優勝には及びませんでしたが、競技会では訓練間で最も良い記録を出すことができました。
本気でひとつの事に取り組み、全力を尽くそうとする機会はそう多くはありません。この大切な機会を仲間と共に取り組めたことは大変良かったと思います。勝利にこだわって必死になれた1ヶ月。防大で一番の青春になったといっても過言ではないと思います。
学生舎前ロケ
(中央 賞状を持っている学生が本人)
剣道場ロケ(エキストラ剣道部員)
4月20日(土)・21日(日)・22日(月)に防衛大学校でロケが行われ、たくさんの学生がエキストラとして撮影に協力しました。
ロケは稲葉リカ役の新垣結衣さん、空井2尉役の綾野剛さん、柚木3佐の水野美紀さん、槇3佐役の高橋努さんが来校され撮影が行われました。
防大かわら版バックナンバー
(右側前から2番目が本人)
~学校見学行事~
平成25年5月11日、12日オープンキャンパス開催!!
応援の風景(^◇^)
愛知県立岡崎北高等学校(愛知県)
~新1学年の課業行進の風景~
授業公開風景
受付・案内風景
~カッター競技会参加の所感~
自衛隊・防大が大きく変わろうとしている今、我々防衛大学校の学生に対する期待は日々大きくなっています。どんな困難な状況でも全員の力を合わせれば何事も達成できることを我々は日々の生活で知っています。新年度の始まりである前期、防衛大学校学生隊は「信頼」という目標のもとに、互いに、信頼でき信頼される存在になれるようあらゆる場面において全力で前進していきます。
今まで、先輩方が築き上げてきたこの防衛大学校を世界一の士官学校にすべく日々の勉学・訓練・校友会活動・学生舎生活で我々が何をすべきか、何ができるのかを考え、行動していきたいと思います。
学生隊学生長としての重圧を、誇りと喜びに変えてこの勤務を全うしていきたいと思います。
私立西大和学園高等学校(大阪府)
エキストラの学生を激励する國分学校長
(右側 後ろから2人目が本人)
中隊対抗 優勝 24中隊
2位 12中隊
3位 41中隊
防衛大学校の教育・訓練内容、学生生活や卒業後の進路等についての説明、施設見学、 個別相談、学生等との懇談、授業公開、課業行進などを開催しました。
次回は・・・平成25年7月27日(土)及び7月28日(日)(0930~1500)の開催です。
~防大の春の風物誌のひとつである
カッター競技会を4月25日(木)に実施!!~
決勝戦の風景\(^o^)/
陸自高等工科学校(神奈川県)
千葉県立船橋高等学校(千葉県)
私はカッター競技会を終えて、「有終の美」という言葉の意味について深く感じるところがありました。
私たちのクルーは最初から非常に団結が強く、互いに指摘し合い自らの改善点を受け入れることが出来る集団でした。このため、私はクルーヘッド(同期クルーのまとめ役)の立場でしたが、同期をまとめることよりも、スタッフの方々とのパイプ役に徹することが出来ました。ただし、そのような集団であっても技術面に関しては全くの素人であり、レースでは致命傷になってしまう、オールを流すという事態が多発しました。オールを流すと艇のスピードが落ちるだけでなく、進路も変わってしまうため、勝つためには流さないことが不可欠ですが、前哨戦ともいえる大隊内レースではオールを流してしまったため、4艇中2位、3位と満足いく結果が残せませんでした。そのため、クルーやスタッフの方々とそれまでの漕ぎ方を徹底的に反省し、自分たちの問題点を明らかにしていきました。流す原因は、漕ぎが合わないこと及び波への対処ができないことであると分かり、対策として漕ぎをそろえることと一漕毎にオールの入水角度を調整することを徹底しました。そして迎えた競技会本番の予選レースでは、1位で通過しながらも誰も結果に満足することなく、決勝でさらにいい漕ぎができるように全員でイメージアップしました。その決勝では、隣の艇と並走しながらも誰も流すことなく、漕ぎもぴたりと揃い、クルー誰もが満足できる漕ぎが出来ました。
カッター競技会において有終の美を飾ることができたのは、各指導官、スタッフの方々、また一緒に戦ったクルー全員の協力があったからこその結果でした。一人では解決できない問題でも全員で取り組むことにより解決可能なことを、きついながらも楽しく学ぶことができたカッター訓練でした。
防大ホームページトップへ戻る
ドラマ『空飛ぶ広報室』の撮影に協力!!
競技結果
学生等との懇談風景
~前期学生隊学生長としての決意~
武道場前ロケ
学科・教育室紹介風景
私は、クルーヘッドとして今回のカッター競技会に臨みました。クルーヘッドとはカッター事前訓練期間中にクルーをまとめるキャプテンの様な存在です。
クルーをまとめるにあたり、苦労したことはたくさんありました。特に、クルー全員の意識を統一させることに苦労しました。進級後の中隊配置換えのため、ほとんど話したこともない同期31名が集まっており、それぞれが何を考えているのか全く予測もつきませんでした。そんな同期の意識を統一するために私が実践したことは、「同期との会話」でした。食事中はもちろん、空いている時間を探してあらゆる同期と積極的に話をしました。また、ミーティングで「優勝するにはどうするか」を話し合い意識の統一を図りました。その結果、全員が「優勝のために自分は何をやるべきか」ということを理解し、意識が統一されました。さらに、訓練開始当初は、「声を出そう」「○○がんばれ!!」等の呼びかけさえもできていなかったのが、競技会前には全員で励まし合い、悪い点や失敗例等を素直に話し合える団結した12クルーになったと思います。
競技会本番は、予選で2位となりながら、敗者復活戦で勝利し、決勝戦では連戦の疲れを見せることなく奮闘し、準優勝を獲得しました。これは、目標であった優勝を逃したもののクルーが一致団結し、意識の統一を図った結果と言えると思います。私は、この31人でカッター事前訓練、競技会を過ごせた事を一生の誇りと思います。