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観閲式の中で、航空自衛隊松島基地の第11飛行隊からブルーインパルスが展示飛行を行いました。「夢・感動」を感じる華麗な飛行テクニックで美しい飛行技術を披露し、来校者を魅了しました。また、卒業生1名を含む陸上自衛隊習志野駐屯地第1空挺団の隊員が空挺降下展示を行いました。文化祭では、留学生の母国の展示が行われました。タイ、モンゴル、韓国、ベトナム、インドネシア、カンボジア、フィリピン、東ティモールの各国の歴史や文化を写真や民族衣装などとともに紹介していました。特に東ティモール文化研究愛好会は今年初めて出展することになりました。
各国の留学生は、模擬店でそれぞれ母国の料理を紹介し、たいへん好評を得ました。メニューは、ベトナムのフォー、カンボジアのオンソーム、モンゴルのボーズ、タイのバッタイ、インドネシアのミーバクソーで、いずれも長い行列ができ、早々と売り切れるお店が続出しました。
2レース行われた予選では、予選第2レースを2位に23秒の差をつけて1位で突破しました。次いで行われた決勝においても得意のスタートダッシュから抜け出し、終始安定した圧巻の漕ぎで、首位を一度も奪われることなくゴールしました。防大クルーにとってはホームという地の利もありますが、他校の追随を許さないとう漕を見せるには、クルー14人が文字通り心身ともに一丸となる必要があります。防大クルーは一切の妥協を許さない日々の練習により、このチームワークを築き上げ、それが優勝へとつながったのです。
来年5月には、短艇委員会の最終目標である全日本カッター競技大会が開催されます。大会の規模も今回の大会の約2倍であり、また西日本の強豪も参戦する中、日本一を決する大会となります。新人戦優勝の行き足をそのままに、更に練習を重ね、念願の日本一を手にするため突き進みます。
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防衛大学校吹奏楽部は、11月3日(木・祝)、横須賀芸術劇場大ホールにおいて第47回定期演奏会を行いました。
この定期演奏会は年1回、11月頃に行われるもので、1年間の集大成として最も力を入れているものです。学校長をはじめとして、防大教職員、横須賀市民、部員のご父兄等多岐にわたるお客様をお迎えし、誰もが楽しめる入場無料のコンサートとなっています。
演奏会は2部構成で、第1部は、今年度より新しく顧問に迎えた航空自衛隊航空中央音楽隊フルート奏者矢部政男准空尉の指揮により、陸・海・空各自衛隊の行進曲や指揮者自作の「吹奏楽の為の交響的舞曲『月の宴』」など6曲を演奏しました。
第2部では、初めてアカシア会の社交ダンスと共演して視覚的にも楽しんでいただき、「ディズニーメドレー」という誰もが知っている曲や「海の男たちの歌」、「ガリバー旅行記」など大曲も披露し、観客からは「ブラボー」と鳴りやまない盛大な拍手をいただきました。
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私の経験を元に皆さんへアドバイスをします。
皆さんは集団生活というものをどのように考えていますか?誰しもが修学旅行やクラブ活動の合宿といった短い期間を仲間と共に過ごしたことがあると思いますが、ここ防衛大学校では4年間共に仲間と過ごすことになります。ここで重要になってくるのが縦と横との繋がりです。
まず、縦の繋がりとは上級生とのもので、形成していく上で礼儀や気遣いが必要です。上級生に会った時に大きな声で挨拶したり、上級生から何か言われる前に行動したりすると上級生と人間関係を構築することができます。皆さんが入校する際には「礼儀」と「気遣い」を頭に入れてきてください。
次に横の繋がり、つまり同期とのものです。入校後は常に班で行動します。例えば、訓練では一人でも集合時間に間に合わないと厳しく指導されます。ここで指導されるのは遅れたこともそうですが、何より同期の団結力が足らないということです。つまり防大生活では自分のことよりもまず先に同期を助けるという考え方を持たなければなりません。今、皆さんの中にも自分のことで精一杯の人もいると思いますが「同期を助けてやるぞ!」という強い気持ちを持つようにしましょう。
最後に上級生に対する敬意と同期と協力するということを意識して、入校してきてください。皆さんの入校を楽しみにしています。
防衛大学校吹奏楽部 第47回定期演奏会 「宴 〜Over the Moon〜」
開校祭の一番人気である「棒倒し」では、決勝戦で、第1大隊と第3大隊の戦いとなりました。結果は、第3大隊の2連覇となりました。参加した学生の皆さん、お疲れ様でした。
11月12日・13日の両日、第59回防衛大学校開校記念祭が盛大に行われ、二日間で23,476名の方が防大に来校していただきました。
12日は、三大イベントのひとつであります「訓練展示」では、陸上自衛隊の支援を受け、オートバイによる偵察、小銃小隊による攻撃・防御など臨場感あふれる訓練を展示しました。
その後、陸上競技場では、晴天の下、パラシュート部の展示降下を行いました。
13日の「観閲式」では、学生隊の勇壮な行進を行いました。観閲式での五百旗頭学校長の式辞はこちらをご覧ください。
第59回開校記念祭 〜23,476名来場〜
防衛大学校短艇委員会 〜東日本カッター競技大会優勝〜
1 防衛大学校とはどういう学校か
防衛大学校とは一言でいうと「幹部自衛官を育成するための学校」です。幹部となるための素養はここでの生活によって身につけることができます。例えば、皆に必ず回ってくる、訓練等の班長勤務(一班は40人前後)は、大勢の部下を持ち部隊を動かす指揮の練習になります。加えて各分野のプロフェッショナルが展開する面白味あふれる授業によって、指揮官に不可欠な幅広い知識・教養が培われます。また行事に対する意気込みは素晴らしく、その期間は学校中が熱気に包まれます。皆が一丸となって取り組んでおり、その団結の強さとやり遂げた後の感動はここでしか味わえません!
11月25日(金)、君塚陸上幕僚長を防衛大学校に課外講演講師として来校され、「東日本大震災における自衛隊統合任務部隊指揮官として」と題して、本科全学生、研究科学生及び教職員を対象に今年1回目の課外講演を記念講堂において実施されました。
君塚陸幕長は、今年3月の東日本大震災対処のために編成された初の自衛隊統合任務部隊の指揮官を務められ、今回の講演では災害派遣活動の内容を中心に人命救助、行方不明者の捜索、生活支援、輸送支援など、実際のオペレーション遂行の上での困難さ、隊員の苦労話など実際に経験しなければ知ることができないような貴重な内容の講演をしていただきました。
また、卒業して20年ぶりに母校を訪れ、じっくりと見る機会を持つことができましたが、母校の変容ぶりに驚かされました。特に本館、記念講堂、教場、そして建替えが進められている学生隊舎を見て、勉学や訓練に励む素晴らしい環境が整備されていたことが印象的でした。
卒業後20年が経ちますが、小原台の地に改めて立つと、当時のことが懐かしく思い出されるとともに、東京で仕事に追われている日常から抜け出し、若返った様なすがすがしい気持ちになります。今なお、我々の精神的なルーツは母校にありますし、昨今進みつつある統合の強化のためのマインドの基礎も、まさにこの小原台で培われたものです。いつまでも防大で培った気概や精神と同期の絆を大切にし、今後も勤務に励んでいきたいと感じております。最後になりますが、この様な貴重な機会を企画、準備、運営していただいた同窓会本部及び期生会の関係者の皆様に改めて感謝を申し上げたいと思います。
アンコールは3曲演奏させていただき、部員による合唱も加えた「同期の櫻」も演奏し、最後は「ラデツキー行進曲」で締めくくられました。
演奏会には、約2000名の吹奏楽部史上過去最高の来場者に恵まれ、それにもかかわらず奏者と観客の一体感が増した素敵な演奏会となりました。国歌「君が代」で感動のあまり目頭を押さえる方もいらっしゃるなど、大きな反響を呼びました。
来場者にアンケートをいただきましたが、「日本の士官学校、防大No.1!将来の日本は明るい。」、「行進曲をたくさん聴けて良かった。」「入場無料で非常に楽しませていただきました。」など書き切れない程たくさんの感想が寄せられました。
ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。引き続き、防衛大学校吹奏楽部をよろしくお願いいたします。
当日、防大までのシャトルバスが運航されている馬堀海岸に到着すると、想像以上の人混みで、シャトルバスやタクシー乗り場に長蛇の列ができていました。父兄、卒業生、防大に友人がおられる人のみならず、防大を一目見たいという方が多いこと、そして開校祭への関心の高さを実感しました。
同窓会では、本館前で同期と家族が集合し記念撮影を行い、その後、懇親会が行われました。懇親会では、陸海空を問わず、多くの同期と話ができ、昔を懐かしみながら旧交を温めることができ、本当に楽しい時間を過ごすことができました。またこの企画が同期の様々な協力や支援の上に実現できたことを聞き、同期の絆の強さと大切さを感じました。
君塚陸上幕僚長による課外講演
〜 「東日本大震災における自衛隊統合任務部隊指揮官として」
特に指揮官の方針の中で、「人命救助を最優先に派遣任務にあたったことや、我々の前には道がない、我々の通ったところに道はできる、前例がない、マニュアルもない、教本もない。そうであれば考えた事を信じて思いっきりやっていこう。」という言葉が印象的でした。 また、講演の中で実際に救助活動を行っていた隊員の映像や感想なども上映され、如何に過酷な状況下であったかを知ることができ、講演の最後の質疑応答では、盛んに学生からも質問が出るなど、非常に有意義な講演となりました。
講演が終わると満席の会場から大きな拍手が起こりました。
推薦入試合格者へ 〜在校生からのアドバイス Part 1〜
ホームビジットデイ〜35期生が記念行事を実施 代表 熊谷 三郎
11月1日、防衛大学校入試の推薦試験の合格発表がありました。合格された皆さん、おめでとうございます。来年4月1日には、元気に着校されるようお待ちしています。新しい生活を始めるには多くの不安があると思います。今年も推薦により入校した先輩からのアドバイスを今回と次回に掲載していきます。入校までの参考にしてください。
「推薦入試者への入校アドバイス」 1学年 野市眞子(石川県 北陸学院高等学校)
【写真右が本人】
防衛大学校に入校にあたって 1学年 廣中 千尋(広島県 ノートルダム清心高校)
まず防衛大学校合格おめでとうございます。この小原台で4年間一生懸命学び幹部自衛官に必要な資質を磨いてください。
君たちにはこれから入校までに時間があります。その時間を有効に使い学力及び体力を充実させておくことをお勧めします。勉学においては高校で履修する内容が土台となりその内容の理解が不十分であると、大学の授業にはついていけません。合格が決まってからも引き続き勉学に取り組むようにしましょう。特に語学力をつけておくとよいでしょう。
また、体力面においては入校するとすぐに体力測定が実施されるので日々こつこつと努力することをお勧めします。
入校すると、今思っている以上に自由な時間はありません。今できることは今のうちにしておきましょう。親孝行もその一つだと思います。私が入校して一番感じたのが親のありがたみです。今まで育ててくれた親への感謝の気持ちを入校までに何らかの方法で伝えてください。君たちの入校を心から期待しています。
去る平成23年11月13日(日)、卒業20周年を記念し防大35期生の同窓会(ホーム・ビジット・デイ)が行われました。この行事は防大30期生会から継続的に行われているものであり、卒業20周年を迎えた各期生会が家族を含めた懇親会等を企画しているものです。
現在、私は航空幕僚監部整備課(市ヶ谷)で勤務しておりますが、10月上旬から期生会事務局から案内を受けました。家族同伴であったため妻を誘いましたが、妻も結婚以来、私の母校を訪れる機会がなかったため、一緒に行ける機会ができたことを喜んでくれ、二人で横須賀に参りました。
また、体力のことで心配されている方もいらっしゃるかと思いますが、入校当初に体力測定が実施されるので、運動も少しずつ行っていかれることをお勧めします。特に1学年では8キロ遠泳がありますが、入校前に泳げるようになっておけば良かったという声も聞きますので、不安な方は練習されると良いと思います。生活面については、防衛大学校の生活は皆さんの生活サイクルとは、違ったものとなることが予想されるので、6時に起床し、22時半に消灯という生活リズムに慣れておくと良いでしょう。生活の中でパソコンを活用することが多々ありますので、ワードやエクセルなどの基本的な使い方に自信がない方は使えるようになっておかれた方が安心です。
最後に、防衛大学校は幹部自衛官となるべき人間を教育訓練するところです。
つまり、防衛大学校に入校するということは幹部自衛官になるということを意味しています。そのため、幹部自衛官の仕事について、また防衛大学校卒業後の進路について入校前によく調べて知っておくことが大切だと私は思います。皆さんのご入校を心からお待ちしております。また、残りの高校生活も楽しんでください。
【写真2段目中央が本人】
【写真右が本人】
2 入校にあたっての心構え
私が最も重要だと思うことは、人との絆を大切にするということです。私自身、入校してから幾度となくいろいろな人に助けられてきました。落ち込んでいるときいつもそばにいて励ましてくれる同期、経験をもとに的確なアドバイスをくれる上級生の方々…と挙げればきりがありません。特に同期とは、友人を超える強い絆で結ばれていて、彼らの存在がなければ防衛大学校での生活は送れないと言っても過言ではないと思います。
「同期は一生の宝。」この言葉を胸に刻んで入校してきてください。