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VOL.10 2011.1.19
1 入校の際、準備すべきこと
この度は防衛大学校合格おめでとうございます。合格が決まってからは、どの様にお過ごしでしょうか。合格が決まったからおもいっきり遊ぶのもいいですが、入校するまで勉強を続け、高校での知識を定着させることをお勧めします。もちろん受験生並にしろとは言いません。私は合格が決まってからというもの学校の授業しか勉強をほとんどしませんでした。そのため高校の知識が定着せずに防衛大学校へ入校したので、2、3月まで受験勉強してきた他の学生よりも授業についていけてない感じがありました。それに防衛大学校は一般大学よりも単位を多くとらなければなりませんし、学科の成績によって、自分の行きたい要員、学科が決まります。高校での知識があると大学での勉強が楽になり、良い成績も取れると思います。自分の希望を通りやすくするためにも、勉強と遊びのバランスを考えてこれからの生活を送ってみてください。
2 入校してからの感想
私は入校する前はかなり厳しく、きついのではと思っていました。でも入校して今まで生活してみて厳しい一面もありましたが、防衛大学校はさまざまな行事がたくさんあり、訓練も一般大では体験できないようなこともあって、思っていたより楽しい生活です。今はまだ防衛大学校での生活に不安があると思いますが、心配せず、楽しみにしていてください。
入校まで続けてほしいこと 413小隊 1学年 内田 椋
1 入校の際、準備すべきこと
推薦合格者のみなさん本当におめでとうございます。
入校式までの間に本や映画、インターネットなどで戦争の歴史や自衛隊についてある程度学び、興味を持つことが大切です。これは私自身知識がなかったために、とても恥ずかしい思いをしました。後々詳しいことは防衛大学校で学ぶことはできますが、将来幹部自衛官になるものとして知っておくべきだと思います。
2 入校してからの感想
みなさんの中には、防衛大学校に合格し、安心している人もいれば、これからの防衛大学校生活に不安を持っている人、卒業するまでもっと勉強に力を入れる人様々だと思います。私も去年みなさんと同じように推薦で合格し、勉強についていくことができるのか、訓練に耐えることができるのか、学生舎生活はどのようなものなのか、たくさんの不安でいっぱいでした。しかし、入校してからそのような不安は同期との助け合いや、上級生、指導官の適切なアドバイスにより、なくなっていきました。
楽しいことばかりではありませんが、ここ防衛大学校でたくさんのことを学んで下さい。
☆大韓民国空軍士官学校 派遣報告 132小隊 4学年 鍵山 怜子
「近くて遠い国」と言われる韓国。空軍士官学校での1年間は、毎日が刺激的で、涙と笑いの連続だった。言葉が分からないなかでの毎日の授業、猛暑の空挺訓練、結構頻繁にある4年生からの指導など、大変なことも多々あったが、情の国である「韓国」の温かい人々に支えられ、多くのことを学んで帰国した。
名誉を何よりも重要視する韓国の学生の、士官候補生であることへの誇り、将来国防を担う者であるという自覚には感銘を受け、防大生もこうでなければと痛感した。勉学第一で、英語教育も徹底して行っている体制についても、手本にすべきところがあると感じた。
しかし、防大生の精神力・体力・行動力は、彼らに負けていない。陸・海・空の学生が共に学び、校友会に打ち込んでいることも、私たちの強みである。
また、当初はあいさつすら怪しかった私の韓国語は、最後には韓国人みたいと言われるほどに成長した。語学力の向上は、長期派遣だからこそ可能なことである。
私はこの貴重な経験を活かし、将来、より良い日韓関係のために必ず貢献できるよう努力したい。そして、後輩たちには長期派遣にぜひ挑戦してもらい、韓国について、日本について考える大きなチャンスにしてほしいと思う。
☆平成21年度 ドイツ派遣学生 221小隊 4学年 藤本 周作
前回に引き続き、海外へ派遣された学生の所感をお届けします。
防大かわら版の感想をお寄せください。

第2学年の大串学生は、地元長崎県大村市の新成人代表に選ばれ、1月5日、大村市役所において松本崇大村市長との懇談に参加しました。
懇談会には、新成人男女5人が出席し、将来の夢や目標、地元大村市への思いなどを語りました。
大串学生は、「将来の目標は、小さい頃から憧れていたパイロットになって、子供達に夢を与える自衛官になりたい。」、また、地元の大村市については、「大村公園のオオムラザクラは自信をもって紹介できます。」と話し、市長からは、「皆さん、それぞれの道を歩んでおり、すばらしい、20歳は大きな節目。年齢を重ねても生涯を通じて何かに打ち込んでほしい。」と新成人達にエールが送られました。
左から2人目が本人
後期学生隊学生長 久保田 政樹
この度、後期学生隊学生長に就くにあたり、儀礼刀を授与されました。今年度前期・中期学生隊学生長の学生隊運営を引き継いだ証である儀礼刀の重みを感じ、改めて身が引き締まる思いです。学生長として、勤務目標「集大成」を掲げ、様々な具体的方策の実施を通じて、防大生としてあるべき姿を追求していきたいと思います。後期においては、3か月という短い期間ではありますが、勤務にまい進するとともに、学生隊が一丸となって、更なる発展と次年度への準備を確実に行い、来年度以降の後輩へつなげていきたいと思います。
平成23年1月6日(木)、後期学生隊学生長の指名行事が実施されました。412小隊4学年久保田学生が訓練部長山口海将補より指名され、あわせて儀礼刀が授与されました。儀礼刀の授与は、学生隊学生長としての誇りの向上及び、良き伝統の継承を目的として本年度から行われています。10月に参加した自衛隊記念日行事観閲式で、中期学生隊学生長がこの儀礼刀を使用しました。
新年あけましておめでとうございます。今年も昨年同様、防大のタイムリーな情報をどんどん発信していきたいと思いますので、防大かわら版をよろしくお願いします。
1 入校の際、準備すべきこと
荷物は事前に送っておくことをお勧めします。特に女子学生は着替え(下着、黒のハイソックス)は最低5日分、ストッキングを多めに。初めのうちはスカートしか履かないので、パンプスを履きなれていない方は、絆創膏もあるといいでしょう。4月といえども夜は冷え込みますので、パーカーやセーター、制服の下に着るようにヒートテックなどもあると便利です。Tシャツと短パンは完全に無地でなくても平気です。白のTシャツを着るときは、キャミソール等が必要になるので注意してください。
着校日は着替えやすい服装で、できるだけ早く来てください。行動をしやすくするために、ご協力をお願いします。
2 入校してからの感想
着校日は驚きの連続でした。目まぐるしく時間が流れていきますが、日が経つのはとても遅く感じました。初めてのことばかりなので楽しいですよ。
新1年生も我々新2年生も同じくらい忙しいので、一緒に頑張りましょうね。
これを読んでいるあなたと、4月1日に会えることを楽しみにしています。
推薦合格者に対するメッセージ 413小隊 1学年 阿比留 勇気
合格者へのメッセージ 413小隊 1学年 多久 涼平
1 入校の際、準備すべきこと
この度、防衛大学校の推薦試験合格おめでとうございます。今不安に思っている事は少なからずあると思います。そこで先輩からのささやかなアドバイスをしたいと思います。
ご存じの通り防衛大学校は、自衛隊の幹部を育てる学校です。そのための予備知識として自衛隊関連の本を読むなど自衛隊について学んでおくとよいでしょう。また、他の受験生に比べ時間があると思います。防衛大学校では訓練などで体を動かす機会が多いので、今のうちから勉強で鈍った体を動かしましょう。
2 入校してからの感想
防衛大学校という自衛隊の幹部を育てるという特性上、やはり生活や規則に厳しいと感じました。最初はなかなか生活に慣れることはできませんでした。しかし同期や親身になって相談に乗ってくれる上級生、頼りになる指導官の方々のおかげで少しずつ慣れることができました。
こんなアドバイスでは不安は残ったままだとは思いますが、皆さんのやる気と幹部自衛官になるという強い意志があれば問題ないと思います。皆さんが着校する日を心待ちにしています。
合格おめでとうございます 413小隊 1学年 安藤 愛姫
今回の海外派遣によって、私は大きく、3つのものを得ることができた。1つ目は、ドイツの安全保障の考え方及び軍隊・士官候補生の状況等を確認することができ、日本の国防について改めて考えることができたこと。2つ目は、日本を海外から見ることにより、日本の良さを改めて実感し、更なる愛国心が醸成されたこと。3つ目は、国際感覚を身に付けることの重要性を実感し、そのきっかけとすることができたことである。
海外派遣を通じて、私の視野は確実に広がったと実感している。今後は、広い視野を意識して防大生活を送っていくの
と同時に、任官後も、海外研修した経験を活かして全力で職務を全うしていきた い。
はじめまして。平成21年度、フランス派遣学生の4学年
吉田数馬です。
さて、私は入校当初から、「我々が切磋琢磨し、競争しなければならないのは、共に防大に学ぶ同期ではなく、海外の士官候補生である」と言われ続けてきたわけでありますが、派遣ではそれを強く実感しました。
フランスの士官候補生は非常に意識が高く、愛国心に満ち溢れていました。また非常に気さくで、私たち防大派遣学生もすぐに溶け込むことができました。士官学校には欧米諸国、アフリカからの留学生も多数おり、彼らとも積極的に交流でき、有意義でした。
こうした交流が、将来の世界的な平和に少しでも寄与できれば、この派遣は大きな意味を持つのでしょう。
海外派遣された学生からの所感 ~防大生の海外留学特集 Part 2~
推薦入試合格者へ ~在校生からのアドバイス Part 2~
前回に引き続き、防大入試の推薦試験で合格された学生の皆さんへ、推薦により入校した先輩からのアドバイスを掲載します。入校までの諸準備にお役立てください。
また、今年度の一般入試を受験した方や、これから防大の受験を考えている方もぜひ参考にしてください。
入校前にすべきことと意気込み 413小隊 1学年 松浦 一徳
1 入校の際、準備すべきこと
この度は防衛大学校合格、おめでとうございます。
入校までに是非やっておいてほしいことの中から、特に2つほど紹介します。一つは勉強、もう一つは整理整頓の癖をつけておくことです。
防衛大学校では、入校後半年ほどは高校の学習内容とかかわりの深いことを勉強します。私は推薦で合格が決まった後も、センターだけは受けようと受験勉強を続けていました。今となってはそのおかげで、スムーズに防大の授業を理解することができ、勉強が負担に感じることが少なかったように感じます。
また、防大では集団生活をするわけですが、そんな中で整理整頓ができないと、自分が恥ずかしいだけでなく、周囲の人にも迷惑をかけてしまいます。そうならないように、身の回りを整理整頓する癖を今のうちからつけておくことをお勧めします。
2 入校してからの感想
防大生活は、最初こそ時間に厳しい点や、規則正しい生活にカルチャーショックを受け、辛いと感じた時もありました。しかし、今となってはその厳しい生活が、自分の成長の糧になったと思っています。防大の良い所は、頑張ったことは必ず評価され、自分にとってプラスになることです。皆さんもぜひ、防大生活を何か目標を持って過ごしてください。そうすればきっとその目標に向かって成長できることでしょう。4月に皆さんとお会いできることを楽しみにしています。