観艦式研修(1学年)


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 10月25日(水)、真っ青に晴れ渡り、相模湾も穏やかで、まるで防大生を歓迎しているような好天の中、1学年全学生は、護衛艦「まつゆき」に乗艦して、2006年自衛隊観艦式(予行)を研修した。

 学生たちは出港前、船酔いと初めて見る観艦式に不安と期待が入り混じった様子であったが、浦賀水道をゆっくりと南下しているうちに続々と集結してくる艦隊を見て、驚きと感動の表情に変わっていた。

 学生が乗艦した「まつゆき」は、観閲付属部隊の2番艦であり、観閲艦「くらま」の観閲の下、護衛艦等の艦船22隻及び陸海空自衛隊の航空機28機からなる受閲部隊の一糸乱れぬ航行を絶好のロケーションで見学することができた。

 相模湾沖で反転した後、様々な訓練が展示された。5インチ単装速射砲による祝砲発射、対戦ロケット弾発射、哨戒ヘリコプターの同時発艦、潜水艦のドルフィン運動(潜行、浮上の繰返し)、洋上補給、甲板散水・IRフレアー発射、ミサイル艇・LCAC(ホバークラフト)による高速航行、US-1A(救難飛行艇)による離着水、P-3CによるIRフレアー発射及び対戦爆弾投下などの普段は目にすることのない光景と迫力に、学生たちから驚きの声が上がっていた。

 訓練展示終了後、浦賀水道を北上し、夜景の綺麗(11月号トップの写真)な横浜港瑞穂埠頭への「まつゆき」の入港をもって研修は終了した。学生たちは、観艦式を通して海上自衛隊の精強さを垣間見るとともに「海のロマン」に触れ、大きな憧れを持った様子だった。