西原学校長、オーストラリアの
   国防軍士官学校等視察

         国防軍士官学校長Goldrick准将と         平成15年10月6日(月)から同11日(土)までの間、西原学校長 が随行者防衛学助教授財津2等陸佐を伴って、オーストラリアの国防軍士 官学校、陸軍・海軍の各士官学校、国防大学等の視察を行った。  オーストラリアは、陸軍、海軍、空軍の各士官学校の他に軍種統合によ る国防軍士官学校を擁するというユニークな軍人教育体制をとっており、 国防軍士官学校における教育システムや同校と軍種別士官学校との連携等 に関して、意見交換を行った。 特に、国防軍士官学校は、防衛大学校と同様に陸海空の各士官候補生に 対し、軍事教育、訓練及び大学教育を行い、士官候補生として相応しい資 質と識能を付与している。軍種共通の軍事教育、訓練は国防軍士官学校が、 軍種別教育訓練は各軍士官学校が、それぞれ担当している。  また、大学教育の分野は、国防省との協定に基づき国防軍士官学校の敷 地内に教育施設を設置してニューサウスウェールズ大学が担当しており、 同大学の学士号が付与される。  施設見学では、充実した図書館や学生食堂、屋内スポーツセンターを子 細に見学した。また、学生舎内においては、居室の状況を見るとともに、 居合わせた数名の学生とも言葉を交わす等学生生活の一端をうかがい知る 機会を得た。同校の現在の全学生数は、陸:386名、海:152名、 空:353名、他国:34名となっており、この内女子学生は、陸:68 名、海:52名、空:69名、他国:3名と全学生の2割強となっている。                                                 学校長の訪豪間、在豪日本大使館付防衛駐在官北川1等海佐(防大26 期)から、全般日程の終始を通じた随行により、豪国内移動、訪問先のア ポイント確認、訪問先に関する事前の情報提供等の協力を受けた。

       国防軍士官学校のプール・障害物トレーニング施設        

            同学校の学生たちと