韓国士官候補生の短期研修における エスコート学生所感 3学年 我妻 絢子 去る10月7日から6日間、韓国の陸・海・空軍の士官学校からそ れぞれ3名の士官候補生が来校し、本校学生と起居を共にしました。 彼らの来校に伴い、1,2学年次に第2外国語で韓国語を履修した おかげで韓国に親しみを感じていたこともあって、私はエスコート学 生に立候補し、海軍士官学校の3年生、金正熹(キム・ジョンヒ)士 官候補生を6号学生舎の私の居室に迎えました。 真剣に学習したはずの韓国語も半年のうちにすっかり忘れてしまっ ていた為に、たどたどしい英語でお互いに意志を伝え合ったり、韓国 海軍士官学校から長期の派遣学生として来校している3学年 「ラ亨 (ペー・ジュンヒョン)学生をはじめとする韓国からの留学生に通訳 してもらったりしながら交歓会等を通じて会話をするうちに、かなり 打ち解け合うことができ、両校の様子を話し合えるようになりました。 中でも特に印象に残った点は、年一回学生の序列を発表するほど評 価の厳しい学校でありながら、数年前に女子学生の入校が認められて 以来、それまでの学校の方針が大きく変化し、新入生一人ひとりを大 切に教育していくという教育の方針変化についてでした。 来校中、士官候補生達は多忙なスケジュールのためにかなり疲労し ていた様子でしたが、防大や自衛隊、日本の文化について多くの質問 を受けたことからも、実りのある研修になったのではないかと思いま す。今回のエスコートのような貴重な機会と、多くの助言を私達に与 えてくださった方々にお礼を申し上げたいと思います。
韓国文化研究同好会での歓迎パーティー