第1回全日本短剣道大会個人優勝 
                                 

 第1回全日本短剣道大会(全日本銃剣道連盟主催)が、9月23日(土)、 自衛隊体育学校(朝霞)において行われた。  この大会には防大から監督および男女5名の選手が参加したが、第442小隊 第3学年酒井誠一郎学生が男子個人戦において全国優勝を果たした。  短剣道は、約53cmの竹刀を使い、打ち・突きの動作により行う武道であり、 防具・服装等は、ほぼ剣道と同じである。 これまでは、8月の全国青年銃剣道大会の場で短剣道部門として行われていたが、 競技人口の増加に伴い、今年初めて単独の全国大会が開かれた。 当日は、都道府県別による団体戦、各県代表等による男女の個人戦が行われた。 特に男子個人戦は、武道歴豊富な短剣道の高段者、現職自衛官が殆どを占め、 ハイレベルな試合が展開された。 その中で、防大に入校してからの経験しかない酒井学生であったが、積極的な 試合運びで1回戦から3回戦までは順調に勝ち上がった。 優勝候補筆頭の北海道の選手には2:1で苦戦したものの、決勝戦は圧倒的な戦 いを見せてついに優勝した。 なお、女子の部においても第442小隊第4学年、今田 円学生がよく健闘し、 女子個人戦第3位に入賞し注目された。 優勝した酒井学生は、来年度の大会(日本武道館で開催予定)においては、予選会 を経ることなく推薦出場することが決まった。 来年度は、全国の強豪たちが、打倒「酒井」を目標に努力してくる訳であり、 このプレッシャーに屈することなく防大生らしく強くたくましく精進を続け、 連続優勝を目指してもらいたい。    
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