防大かわら版VOL.90

2018年02月26日

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◯掲示内容一覧
・入校へのアドバイス(各大隊:1学年)

入校へのアドバイス

1学年 松本 憲亮  栃木県立宇都宮北高校(栃木県出身)

私が入校してから10か月が過ぎ1学年の期間も残り僅かとなりました。この10か月間は忙しかったですが、とても充実した時間でした。残りの期間も勉強等に励んでいきたいと思います。この10か月を防衛大学校で過ごしてみて、私が入校前にしっかりやっておけば良かったという点について紹介していこうと思います。まず1つ目は勉学です。防衛大学校に入校してからも、高校までに学んだ知識を使うため、入校前にしっかり復習しておくべきと考えます。入校してからは校友会や訓練が忙しく、勉強の時間が取れないと思っているかもしれません。しかし、日課に、夜の自習時間が設けてあり、その時間は確実に勉強できるので安心してください。2つ目は体力練成です。文字を見るととても大変そうですが、そうではなく、走ったりキャッチボールなどの軽い運動をすることで、受験勉強の間に落ちてしまった体力を戻しておくことが大切だと思います。体力に自信がない人でも大丈夫です。校友会という部活動のようなものがあり、それには全学生が参加し、日々それぞれの校友会で汗を流しますので、体力は自ずと向上していきます。生活はとても忙しく、慣れないうちは何をすればいいかよく分からず戸惑うかもしれませんが、同期の学生と協力することで必ず乗り越えることができます。また、訓練や防衛学などここでしか学ぶことができないこともあります。しっかりと準備して防衛大学校に入校してください。皆さんが来るのを楽しみにお待ちしています。

         (中央が本人)

1学年 鵜飼 悠帆 広島県立広島国泰寺高校(広島県出身)

皆さん、「防衛大学校合格」おめでとうございます。ところで、入校するにあたり事前に何をしたら良いのか不安になっていないでしょうか。皆さんが防衛大学校に入校するにあたって事前にやっておくと良い事を2つアドバイスさせていただきます。1つ目は運転免許についてです。防衛大学校では休日にしか自動車学校に通えず、頻繁に通うことが出来ません。入部した校友会(部活動)によっては休日に自動車学校に通うことが難しく、定められた期限内に免許を取得できるか怪しい同級生もいます。そのため、可能な限り入校前に免許を取得しておくことをお勧めます。2つ目は長期的な目標を立てることです。防衛大学校の1学年は生活が忙しく、目の前にある1日を過ごすことに一生懸命になってしまいがちです。しかし、自分はどのような幹部自衛官になりたいのかといった目標をもって生活している学生と、そうではない学生とでは、様々な面で差が生まれて来ます。そのためにも自分は何のために防衛大学校に入校し、そこで何を目標にして生活していくのかを考えておくことをお勧めします。最後に、皆さんが防衛大学校に入校する日を心からお待ちしております。

    夏季定期訓練にて(富士山登山)

1学年 小山 英哲 山手学院高等学校(神奈川県出身)

防衛大学校66期の学生として入校予定の皆さん、合格おめでとうございます。これから始まる生活を前に期待や不安など様々な感情が交錯していると思います。私も今の皆さんと同じ様に入校前は不安な気持ちでいっぱいでした。皆さんの不安を軽減する助けになればと思い、入校までのアドバイスを3点紹介します。1点目は学業についてです。合格してからまったく勉強をしていない方もいると思います。それでは大学課程の授業についていけなくなってしまいます。少しでいいので入校までの間、勉強をしてください。2点目は体力練成についてです。勉強、訓練、校友会活動、何をするにも体力は必要不可欠です。防衛大学校では体力がないと苦労することもあります。ランニングや軽い筋力トレーニングの習慣を身につけることをお勧めします。3点目は心構えについてです。防衛大学校が第1志望ではない方、思っていたものと違った、様々な理由でやる気が出ないことがあるかもしれません。しかし、私は幹部自衛官になるという確かな目標を持って日々、生活しています。皆さんにもそれぞれの目標を持ち、その目標のために頑張るという気持ちを持って来てもらいたいです。以上3点紹介しましたが、最も大事なことは気持ちです。それだけあれば、勉強も訓練も必ず乗り越えられます。防衛大学校での生活は厳しいです。しかし、それと同時に楽しいこともあり、自分自身が大いに成長できる場所だと思います。皆さんの入校を心からお待ちしています。

    夏季定期訓練にて(富士山登山:本人)

1学年 藤井 航  私立東山高等学校(京都府出身)

防衛大学校への入校を控え、不安に思うことも数多くあるのではないでしょうか。私も昨年の今頃は、今まで経験したことのない環境に馴染むことができるのか、厳しい集団生活について行くことができるのかという不安を感じていたことを覚えています。今回はこれまでの防衛大学校での生活を踏まえたアドバイスをさせて頂こうと思います。まず、防衛大学校での生活は時間が経てば必ず慣れることができます。初めは戸惑い、苦慮することも多いですが、日々の生活を過ごして行くうちに段々と要領を掴み、物事を上手くこなすことができるようになっていきます。そして、共に生活する同部屋の上級生は相談にものってくれる存在であり、防衛大学校での生活をサポートしてくれます。また、集団生活の中では同期の1学年と互いに助け合いながら生活するため、1人だけついていけないということは決してありません。「仲間同士の助け合いの大切さを知ると同時に確かな実感を持って自分を成長させられること。」それがここでしかできない貴重な経験だと思います。我々は、66期の皆さんとともに防衛大学校で学ぶ日を心待ちにしています。

   同部屋の2年生との様子(中央が本人)

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