防大かわら版VOL.79

2017年02月27日

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入校へのアドバイス

1学年 藤野 未有 県立大分上野丘高等学校(大分県出身)

防衛大学校に入校してから7か月以上経ちました。この7か月はあっという間に過ぎ、毎日充実した日々を送ることができています。振り返ってみて、入校前にしておけばよかったと思うことがあります。そこでみなさんに、入校前に実行しておいて欲しいことを伝えたいと思います。1つ目は、勉強し続けることです。入校後も高校で習ったことは授業で扱います。そこできちんと理解が出来ていないと大変です。特に英語はこれから先ずっと使うので、勉強しておくのが良いと思います。2つ目は、運動をすることです。入校後しばらくは、慣れない生活から体調を崩しやすくなります。そのため、入校前に体力をつけ、健康な身体をつくることが大切だと思います。3つ目は、いままでお世話になった人たちに感謝の気持ちを伝えることです。入校して離れ離れになってしまうと、感謝の気持ちを伝える機会が減ってしまいます。ここまで来ることができたのは、周りの方々のおかげだと思います。特に両親にはしっかり感謝の気持ちを伝え、親孝行しましょう。最後にしておいて欲しいことは、たくさん遊ぶことです。友人と遊んだり、いろいろな場所を訪れたりしてたくさん思い出を作りましょう。みなさんとお会いできる日を楽しみにしております。入校までの短い期間を大切に過ごしてください。

                        (真ん中が本人)

1学年 木原 滉貴 県立鳥栖高等学校(佐賀県出身)

一般採用試験に合格された皆さんおめでとうございます。入校当初の私は、防衛大学校の生活になかなか適応出来ずに右往左往していたのを昨日のことのように覚えています。さて、皆さんは防衛大学校に入校するにあたって事前に何をしたら良いのか分からず不安で仕方がないと思います。そこで、私の経験から入校前にしておいた方が良いと思うことを3点アドバイスさせていただきます。1点目は勉強についてです。理系、文系科目に関係なくしっかり勉強している人とそうでない人とでは入校直後から成績に差があらわれます。また、勉強する習慣がある人は入校してからどんどん成長して周囲の学生と差を開いていきます。受験が終わっても勉強は続けた方が良いと思います。2点目は運転免許の取得です。防衛大学校在学中は休日しか自動車学校に通うことができず、頻繁に通うことができないため、入校前に時間があれば取得しておくことをお勧めします。3点目は地元に心残りを残さないことです。防衛大学校に入校するとなかなか地元に帰ることが出来なくなるため地元での心残りは後悔に変わり後々自分を苦しめます。個人的には、好きだった女の子への告白は絶対にしておいた方が良いと思います。最後に、防衛大学校での生活は皆さんの予想を遙かに超えるものだと思いますが、皆さんがこのアドバイスを読んで防衛大学校に入校するのを心からお待ちしています。

              夏季定期訓練にて(富士登山)

1学年 坂井 知士 県立第二高等学校(熊本県出身)

65期として入校予定の皆さん合格おめでとうございます。これから始まる防衛大学校での生活に期待や不安等の様々な感情を抱いていると思います。その不安を少しでも軽減できるように入校に向けてのアドバイスをしたいと思います。入校前にやってほしいことが3点あるので紹介していきます。1点目は体力練成についてです。行動を起こすためには体力が必要となり、すべての基盤となるものです。特に防衛大学校では体力がないと困ることも多く、早くから運動をする習慣を身に付けることをお勧めします。2点目は学業についてです。合格されてから入校されるまで長い人では2か月から3か月あります。この期間に勉強という習慣が抜け落ちてしまうと大学課程の勉強に影響するので少しずつでも勉強しておきましょう。3点目は心構えについてです。皆さんの中には防衛大学校が第一志望でなかった人もたくさんいるでしょうし、期待していたものと違うという理由でやる気をなくしてしまう人もいると思います。しかし、「人間は取り組み方や感情によって成果や成長に差が出る」、これは私が入校して強く感じたことです。皆さんの貴重な時間を無駄にせず大きな成果を出せるようにどんな理由でもいいので全力で取り組むための理由を見つけてください。入校したら辛いこともあると思いますが自分次第でいくらでも成長できる場所なので安心して入校してください。皆さんの入校を心からお待ちしています。

      秋季定期訓練にて(後列左から3人目が本人)

1学年 氏名 小杉 悟 私立横須賀学院高等学校(神奈川県出身)

防衛大学校入校に際して、様々な不安や期待が入り混じっていることと思います。かくいう私も、入校前は「学業や運動の面で周りの人に付いていけるか」、「集団生活に適応できるか」という点に悩んでいました。そこで、今回はその2点についてアドバイスさせて頂きたいと思います。まず、学業や運動面について。本校の入試形態は一般入試や推薦入試をはじめとして多くの形態がありますが、どのような入学の方法であっても重要となってくるのは、入校当初のやる気をいかに入校後も継続していくかということです。学業を怠らないという気概さえあれば自習時間の設けられているこの防衛大学校において他に後れを取ることはありません。今、学業に不安があっても心配しないでください。運動に関しても、「全学生が運動系の部活に加入しなければならない」ため、日々の校友会活動(部活)を行っていく中で自然と体力がついていくので心配は全くありません。私自身、入校当初の体力測定の記録を6か月後の2回目の測定で全て更新することができました。次に、集団生活について。寮生活などを送ったことがない学生がほとんどであり、皆不安に思っている点ではないかと思います。これも、上級生の方々を模倣し、行動することで次第になじむことができるようになります。そして、何より同期と共に過ごす学生舎生活はとても充実したものです。我々は65期の皆さんを待っています。強い意志と共に門をくぐってください。

       校友会(合気道部)の様子(真ん中が本人)

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