防大かわら版VOL.57

2015年06月11日

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~校 友 会(部活)の紹介~
 
◇パラシュート部 ◇男子バスケットボール部 ◇準硬式野球部 

4学年 木村 雨情 東京工業大学付属科学技術高校(神奈川県)

 「パラシュート部主将挨拶」

 本年度、防衛大学校パラシュート部主将を務める応用物理学科の木村雨情と申します。
 パラシュート部ではアキュレシーというパラシュートの操縦精度を競う競技の錬成をしております。アキュレシーでは上空約1,000mからジャンプして、地上にあるターゲットにいかに近づいて着地出来るかを競うので、降下者は飛行機からの飛び出し地点の位置や風の状況を常に考えながら目標を目指すことになります。難易度の高い競技だけにターゲットを踏めた時の喜びもひとしおです。
 パラシュート部は防衛大学校の校友会の中でも比較的少数で活動しているため、部の運営からパラシュートの整備に至るまでの全てにおいて学生が互いに協力して活動しております。普段の活動ではパラシュートの整備や航空機からの飛び出し動作・空中動作など降下を想定した練習を行い、実際の降下は月に数回、茨城県まで赴いて実施いたします。決して多くはない降下ながらも、部員は綿密な降下計画を練って最高のパフォーマンスで降下に臨むことで技能の向上に努めております。
 校友会は数多くありますが、中でもパラシュート部には部員同士の強い絆があります。それは、私達の活動が1人では絶対に成し得ないからです。訓練・安全管理、気象観測、パラシュートの整備、そして降下に至るまでの全てが仲間と協力することで成り立ち、部員同士での協力が不可欠な校友会であり、真の信頼関係が生まれると思います。命を預けあう仲間とともにスカイダイビングを楽しむこと、これもパラシュート部の醍醐味であると感じております。そして全幅の信頼を寄せてくる部員の期待に応えようと思うと、主将として身の引き締まる思いです。任官後もここで培った経験を活かし海上自衛官として世界に貢献できる幹部になりたいと思います。
 防衛大学校パラシュート部は昨年、創立50年の年を迎えました。これもひとえに皆様のご支援の賜物と深く感謝しております。この伝統を胸に、部員一同、日々精進してまいります。皆様、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

4学年 天野 祥太 県立鳥取東高校(鳥取県)

 「男子バスケットボール部主将挨拶」

 防衛大学校男子バスケットボール部は、部員数が多く練習時間が少ない中、チーム内で競い合い日々切磋琢磨している校友会です。昨年、「関東リーグ5部優勝、4部昇格」を目標に、日々練習に励んできました。その結果、入れ替え戦トーナメントに進出し、10年ぶりに目標であった4部昇格を実現することができました。
 近年の部の傾向として、選手層が薄く一部の選手のみが試合に出ている状況でした。しかしそれを改善するために、監督の入江教官の御指導のもと全体での練習に重きを置き、そのなかで常にレベルの高い練習を重ね、選手層を厚くするとともに、各人の身体能力や技術を高めていき、誰が試合に出ても活躍できるチームを作り上げているところです。これから厳しい条件の中、4部リーグで勝ち進むには昨年から取り入れた頭を使ったプレー展開をさらに深めていくことが不可欠であると考えています。頭脳と身体の両方を鍛え、4部リーグという新たなステージでも勝利を重ねていきたいと思います。

最前列左から4番目が本人

4学年 松永 拓也 私立鴻城高校(山口県)

 「準硬式野球部主将挨拶」

 今年の防衛大学校準硬式野球部は、60期8名、61期8名、62期15名の計31名で活動を行っています。さらに、63期生の新入部員が加わると40名ほどで活動を行っていくことになります。
 我々は、神奈川地区大学準硬式野球連盟の1部リーグに所属し、昨年の春と秋のリーグ戦結果はいずれも4位でした。昨年の59期の先輩が築いた良い伝統を引き継ぎ、今年はリーグ優勝を目指して「全員野球」を心掛け、一人一人がチームのために何ができるかを考えて日々の練習に励み、試合に臨んでいます。
 昨年の秋から新チームで活動を開始し、冬の練習ではチームを強くするために部員を叱咤激励し、きつい練習を行ってきましたが、誰一人として弱音を吐く者や練習を投げ出したりする者はおらず、全員で声を出して励まし合い、切磋琢磨して練習を乗り越えて力をつけてきました。また、今年のチームは昨年の主力メンバーがほとんど残っており、十分に上位のチームと戦える力を持っているので、期待してください。
 試合は、横浜スタジアムや横須賀スタジアム等で行われるので、興味のある方はぜひ球場まで足を運んで頂きたいと思っています。今後とも準硬式野球部へのより一層のご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い致します。

最前列左から4番目が本人

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