防大かわら版VOL.51

2014年11月18日

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平成26年11月8日(土)・9日(日)平成26年度第62回開校記念祭を開催しました。
約2万人の皆様にご来校いただきました。

8日(土)訓練展示(場所:陸上競技場)
 訓練展示は日々の訓練成果を皆様に紹介するため、陸上要員の訓練を主体として展示し、厳しい訓練に耐え、技能を磨いた精鋭達の雄姿を披露しました。また、10式戦車、155mm榴弾砲(FH-70)、AH-1Sなどの装備等も見所でした。

8日(土)特別記念行事(場所:記念講堂)
 ノーベル平和賞を受賞されたOPCW(化学兵器禁止機関)の初代査察局長を務められた秋山一郎氏(防衛大学校OB15期)をお迎えして、「ノーベル平和賞受賞式に招待されて(防衛大学校卒業生として考えたこと)」についてご講演を頂きました。

9日(日)記念式典・観閲式(場所:陸上競技場)
 観閲式は國分学校長が観閲官となり、学生隊学生長の指揮の下、厳粛かつ華やかに行われ、陸上・海上・航空自衛隊の航空機による祝賀飛行や空挺降下も実施されました。

9日(日) 棒倒し競技会(場所:陸上競技場) 
 棒倒しは伝統的な競技会の中で最も激しく勇ましい競技です。各大隊150名の精鋭が、大隊の勝利、誇り、名誉をかけて競い合いました。
 【組み合わせ】
 予選第1回戦:2大隊-4大隊
 予選第2回戦:1大隊-3大隊
 決   勝  戦:2大隊-3大隊
 今年は、第3大隊(緑のTシャツ)が2年振りに優勝しました。

推薦合格者への入校アドバイス

1学年 川畑 保樹 府立西舞鶴高校(京都府)

防衛大学校で半年間過ごした経験から、推薦合格者にアドバイスをおくります。
推薦合格者は、防衛大学校を第一志望とし、将来幹部自衛官として国防の一端を担う覚悟を持っている人達だと思うので精神面の準備は十分でしょう。よって、その他の習慣面及び体力面の準備をしてください。合格発表から入校まで少し長い期間がありますが、この期間が非常に重要です。合格したら誰もが気が緩みますが、ここで何もしなければ入校してから確実に自分自身を苦しめることになります。
 先ず、読書をしてください。私自身が入校してから感じたのは、高校時代とは大きく異なり幅広い知識及び教養が求められます。特に、防衛大学校に入校したら学生であるとともに自衛隊員であるため、戦争史や集団安全保障等一般大学では求められない分野についても精通しておくことが必要です。
 次に、ランニングなどの運動を行って体力の維持・向上に努めてください。防衛大学校は将来幹部自衛官になる予定の者に対して教育訓練をする機関ですので、学力面だけでなく体力面についても要求されます。運動不足の状態で入校すると十分な教育訓練を受けることができません。よって、日々、体力の維持・向上に努めてください。
 最後に、入校してからは、大変忙しい生活を送ると思います。そんな時、同期を一番大切にしてください。共に困難な状況を乗り越え、共に笑いあえる同期は必ず心の支えになります。そして、同期が信頼しあえる仲間になったとき、本当の意味で防衛大学校の一年生となることができるでしょう。皆さんの着校を心から楽しみに待っています。
 来たる春に小原台で会いましょう。

同期の仲間と

富士登山訓練にて(左が本人)

1学年 唐川 航輝 国立唐津海上技術学校(佐賀県)

推薦採用試験を見事突破された合格者の皆さん、合格おめでとうございます。昨年皆さんと同じ立場にあった私から皆さんへ入校までのアドバイスをさせていただきます。私が皆さんに入校までに行っていただきたいことは大きく以下の3つです。
  1.幅広い教養の涵養
  2.基礎体力の向上
  3.人間関係の強化
 1つ目の「幅広い教養の涵養」というのは、単に受験勉強の延長のようなことだけでなく旅行をして史跡を回るといったようなことから読書をして知識を深めるなど人間としての教養の幅を広げていただきたいということです。もちろん防大に入校してからこのような類の勉強も行いますが推薦合格者という特権をうまく活用して下さい。つまり皆さんには他の高校生に比べ時間が有り余っているはずです。このように教養を深めることにより入校後、人間関係を構築していく中でも会話の話題として役立ちますので是非、実行してみてください
 2つ目の「基礎体力の向上」は、単に持久走を長く走れるだとか懸垂が何十回もできるといったことだけではありません。もちろんそういった体力も向上させておけば防大で役立つことは間違いありません。しかしながら入校後に多くの者がぶつかる壁が多忙且つ規則正しい生活です。これらの壁を乗り越えるために今のうちから規則正しい生活や時間管理のされた生活を体験し、生活上の体力を向上させてください。防大においては生活するだけでも体力が必要なのです。
 3つ目の「人間関係の強化」は、現在の友人や家族、親戚との繋がりを強めていただきたいということです。防大に入校すると格段にそういった方々との交流は少なくなります。しかしそれ故に地元の友人や家族の有難さが痛いほど分かるのです。そのことを踏まえて今のうちに大切な人達との絆を深めてみてはいかがでしょうか。
最後に来年の4月から元気溢れる皆さんと国家防衛の志を同じくしてこの小原台で学べることを切に願い、推薦合格者への入校アドバイスとさせていただきます。

秋季定期訓練にて(右が本人)

儀仗隊(校友会)活動にて(中央が本人)

1学年 大坂 広海 県立佐原高校(千葉県)

皆さんこんにちは。今回は私から推薦入試に合格された方々に対しアドバイスをさせていただきます。推薦採用試験の発表から防大の着校までおよそ5か月あります。この期間でやっておきたいことは次の3点!!
 1点目 「体を鍛えよう」 防大では入校してすぐに体力測定が行われます。各学年に基準となる級が存在し、基準を超えることができない場合、体力補備訓練を受けることとなります。この訓練は部活の時間に行われるので部活に行きたくても行けなくなってしまいます。それに幹部自衛官を目指す者として運動が不得意というのは格好悪いです。
 2点目 「勉強しよう」 合格したからと言ってまったく勉強しないというのでは駄目です。幹部自衛官たるもの、様々な知識を身に付けるけておかなくてはなりません。大学で学ぶことは高校の勉強が基盤となっているので気を抜かずに最低限度の勉強はしましょう。
 3点目 「よく遊ぼう」 防大に入校したら平日は一切校外に出ることはできません。また、地元の友人としばらく会えなくなってしまうので今のうちにしっかり遊んでおきましょう(受験勉強している友達の迷惑にはならないように!)。
 以上です。入校までの5か月を自律して有意義に過ごしてください。

右が本人

1学年 永山 桃太朗 県立上田高校(長野県)

推薦合格者へのアドバイスに先立ち、まずは幾多の試練を乗り越え、晴れて防衛大学校に合格した皆さん本当におめでとうございます。受験勉強は苦しくも辛くもあったと思います。昨年皆さんと同じ立場を経験した私から、入校までに向けたアドバイスをお伝えさせていただきます。
 まず、防衛大学校での生活は団体生活を中心とし、学生は在学期間の大半を学生舎にて過ごすことになります。今までは両親に甘え生活していた生活とは一変し、身の回りのことはすべて自分で行うことになるので洗濯やアイロンがけ、縫い物などをできるようにしておくと役に立つでしょう。
 次に体力面についてです。私は小、中、高とサッカーを続けてきて体力に自信がありましたが、いざ入校してみると正直体力面で苦労することが多々ありました。また、入校してすぐに体力測定(1500m走、50m走、ソフトボール投げ、懸垂、立ち幅跳び)があるので、入校前は遊びたい気持ちも大いにあるかと思いますが、運動する習慣をつけた方が良いでしょう。学生は必ず運動部に入らなくてはならないことや訓練の授業があることからも体力を必要とするので運動することをお薦めします。
 最後に防衛大学校の学生になるということは、学生であると同時に特別職国家公務員でもあり、社会人としての姿勢も要求されます。将来の日本を背負う幹部自衛官を育てる場として一般の大学と比べて厳しいのは当たり前です。立ちはだかる壁を乗り越えてこそ立派な幹部自衛官になれると私は考えています。
 皆さんが4月に入校し、防衛大学校でお会いできることを心よりお待ちしています。

夏期定期訓練航空基地研修にて(右の白制服が本人)

訓練の授業にて

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