防大かわら版vol139

2022年04月15日

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◯掲示内容一覧
 ・前期学生隊学生長としての決意・抱負
 ・サンドハースト競技会準備訓練参加所感

前期学生隊学生長としての決意・抱負

嶋田学生
 この防衛大学校における様々な指導や伝統、慣習には、幹部自衛官となるべき者を育てるという基本方針に沿った目的や意味が必ずある。しかし、それらの一部は現状には即しておらず、形骸化しつつある。また、コロナウイルスの影響により我々学生の生活が大きく変化している中で、新しいやり方を模索していかなければならないものも多い。そこで、今年度の年間を通じた学生隊運営方針を「思考」とした。学生隊としてこれらの問題について広く議論を行い、見直し、必要ならば新しい形を作り上げていく。もちろん、我々が考えなければならないものはこれだけではない。防大生としてどうあるべきか、求められる資質とは何か、それをどのようにして涵養していくのか、挙げればきりがなく、これらには明確な答えはないかもしれないが、一人ひとりが自分なりに思考しながら生活を行っていく必要がある。そして、それらを踏まえて私の前期の勤務方針を「基盤づくり」とした。前期は一年を方向付ける非常に重要な時期であり、全学生が新しい学年、立場の中で自分のやるべきことを自覚し、それを果たしていかなければならない。私はその前期に、この一年を通じて我々が継続して成長し、年間方針である「思考」を追求していくための基盤づくりを進めていく。
 学生隊学生長として勤務することの誇りと責任を胸に、我々学生がより意義ある防大生活を送ることができるよう尽力していく所存である。

米陸軍士官学校にて

卒業式典後の岸田首相との懇談


サンドハースト競技会準備訓練参加所感

吉田学生
 防衛大学校は、日本の中で唯一無二の教育機関である。規律やマナーが徹底された学生舎生活、幅広い知見を持っている教官や教授たちによる専門教育、陸・海・空の自衛隊の基盤を養うことができる各要員訓練等が存在し、挙げればきりがない。そしてその中でも、防大生という学生の身分で参加することができ、かつ国内にとどまらず世界の場で活躍することができるサンドハースト競技会というものが存在する。サンドハースト競技会とは、毎年米国陸軍士官学校で行われる競技会である。11名1チームで編成し、戦闘技術や知力、体力、状況判断、チームワーク等々士官に必要なあらゆる能力を、総距離50km1夜2日間の連続状況下で世界の士官候補生たちと競い合う。競技会にはアメリカはもちろん、イギリスやカナダなどを含めて、世界中から約50チームが参加する。
私はこのサンドハースト競技会の準備訓練隊を経験したことによって数多くの学びを得ることができた。その中でも、困難を乗り越える上で「チーム力」の重要性に気づくことができた。「チーム力があれば、どんなに自分たちより体力や能力があるチームがいても勝つことができる。」ということを、訓練をしている約4ヶ月の間で何度も何度も身をもって実感した。他にも、この訓練隊に所属していたことでしか経験できない貴重な体験や戦友ができ一生の宝物となった。
私は、サンドハースト訓練隊27名に選抜されたことで習得することのできた知識や考え方を下級生、同期、防衛大学校そして自衛隊に還元し、自衛隊を勝てる組織にしていきたいと考える。そしてこの場をお借りして、私に様々なことを教えて下さった教官、指導部の方々、協力してくれた同期や下級生のみんなに感謝申し上げる。

サンドハースト訓練隊

防大かわら版