防大かわら版No.135

2021年11月19日

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◯掲示内容一覧
 ・秋季定期訓練参加所感【各大隊】
 ・校友会の紹介
  空手道部
  硬式野球部
  軽音学部


秋季定期訓練参加所感

森田学生
 私たち1学年は北富士演習場及び校内において秋季定期訓練を実施した。5日間で地図判読、16km徒歩行進、宿営訓練及び戦闘訓練を行い、私は本訓練において多くの学びを得た。
 その中でも特に徒歩行進訓練は印象に残っている。徒歩行進は、戦闘前の移動手段として行われるため、如何に体力を温存して完歩するかが大切である。私の訓練班では、皆苦しい中でも互いに励まし助け合い、全員で完歩することができた。私自身、靴擦れによる痛みで心が折れそうになる中、周りの同期が背中を押してくれたことが支えとなった。怪我をしたことは反省点だが、肉体的精神的に疲弊する中での完歩には達成感があった。
 また、その他の訓練も同期と積極的にコミュニケーションをとることが不可欠なものであった。コンパスを用いて目的地に辿りついたこと、ドーランを塗っての戦闘訓練、美味しく炊けたご飯、富士の星空等、同期と過ごした時間は全てが感慨深いものである。さらに助教及び教官の方々には訓練内容だけでなく、常に周りをみて物心両面に気を配り行動することの必要性を教わった。また同時に自身の未熟さも痛感した。
 来年になると陸海空の要員に分かれてしまうものの、今回の訓練は国防の基礎であり、学んだこと、感じたことの全てを心に留め、これからの防大生活及び将来の自衛官生活に生かしていきたい。



露口学生
 10月下旬、冷気に包まれる北富士演習場にて秋季定期訓練が実施された。訓練内容としては16km徒歩行進、宿営訓練、地図判読、戦闘訓練を実施した。
 16km徒歩行進では、鋭い日差しの下汗だくになりながらの行進となった。不安定な足元、起伏の繰り返し、足の疲労など厳しい条件であったが私の訓練班は全員で完歩することができた。今回の行進で完歩できたことは、平素からの同期間の『協力と切磋琢磨』の賜物であると考える。苦楽を共にした同期の背中が私を引っ張ってくれた。
 宿営訓練では天幕(テント)設営に苦戦した。私は設営指揮を行ったが思うようにいかず、かなりの時間を要してしまった。私が組み立て方を熟知していなかったためである。指揮官は、実行する計画を確実に熟知しておく必要があると考えさせられた。
 戦闘訓練ではほふく前進等を駆使しての戦闘行動を行った。緊迫した状況を想定したことでより緊張感のある訓練となった。
 地図判読では地図とコンパスのみで示された地点まで移動する訓練を行った。確実な計測によって目的地に辿りつくことができた。
 今回の定期訓練では同期との団結力、信頼がより強固なものになった。また、苦しいときに支えあうことができる関係の重要性を再認識した。一方で、自身の精神力、体力の未熟さを顕著に感じた。私が理想とする精強な幹部自衛官になるために、何事にも妥協せず、自分に厳しく、残りの防衛大学校での生活を充実させていく所存である。  

麻生学生
 秋季定期訓練に参加して、責任感の重要性を強く感じた。
 本訓練は校内における訓練に加えて、北富士演習場という慣れない環境の中で訓練を行った。そして各種訓練が陸海空の基礎であることを理解するとともに、訓練準備から訓練後の整備までを通じ、様々なことを経験することができた。
 特に徒歩行進訓練では、一人ひとりが完歩しようと努力しただけでなく、班の全員が完歩できるよう励まし合うことができ、天幕の設営及び撤収では、区隊全体が目標を達成できるよう働きかける姿が多くみられた。また、本訓練を通じて物品管理の重要性を再認識するとともに、自分の役割を果たそうとする責任感の重要性を学ぶことができた。
 本訓練を通して自衛官として必要な基礎を体験し、理解するだけでなく、自衛官になる上で必要な要素の一つである責任感の重要性について学ぶことができた。本訓練で学んだことを今後の防大生活における各種訓練及び行事等に生かし、幹部自衛官として必要な資質を養っていきたい。  

長峰学生
 訓練担当指導教官の要望事項である「自信と謙虚」のもと、私を含めた訓練班10班は、約1週間の秋季定期訓練を行った。秋季定期訓練では、射撃、徒歩行進、宿営基礎、地図の見方等主に陸上作戦を遂行する上で必要な技能を修得すべく実施された。その中でも、私は北富士演習場で行った徒歩行進と宿営基礎が特に記憶に残っている。
 徒歩行進では、約16kmの行程を背嚢を背負い、銃を持って行進するというものであった。富士山の麓ということもあってか、高低差があり、道も舗装されていないため、その道のりには辛いものがあった。だが、同期と助け合い、励まし合いながら行進することで、班全員が無事に完歩する事が出来た。また、辛い物事を協力しながら最後まで成し遂げたことによって、「自信」を身に着ける事が出来た。
 宿営基礎は、宿営地に一から天幕(テント)を張り、飯盒で食事をとり、歩哨(監視する壕を作り、敵の偵察や攻撃に対して警戒を行う者)や動哨(歩哨が移動しながら警戒や見張りをすること)による警戒を伴いながら就寝態勢をとった。昼夜に渡る訓練を同期とともに乗り越えたことにより「謙虚さの重要性」についても気づくことができた。
 この1週間に体験した様々な訓練は、どれも幹部自衛官を目指す者にとって、非常に有意義なものであった。今回得た技能や知識を忘れずに、将来に活かしていきたい。

空手道部「しこう」

島崎学生
 防衛大学校空手道部の島﨑学生です。我々は全国国公立空手道選手権大会優勝を目標として日々活動をしています。また、空手の技術向上だけではなく、自主的なリーダーシップ、フォロワーシップというような幹部自衛官としての心構えを部活動から学んでいます。
 また、この目標を達成するため、空手道部員は「しこう」をモットーとして練習に励んでおります。これはただ漫然と練習するのではなく、練習内容の意義・目的を「思考」し、そこから導かれたことの「試行」を繰り返すことによって、自ら考え行動することにより、空手をより強く、好きになるということになります。
 その成果もあり、11月に行われた全国国公立空手道選手権大会では見事優勝することができました。これは部長、顧問をはじめとする空手道部員全員が目標達成のために「しこう」することによって得られた成果だと考えています。多大なご支援を頂いた関係者の方々には感謝の念に堪えません。
 これからも、空手道部員一同、一丸となって、全力で邁進していきます。変わらぬご支援、応援よろしくお願いします。    

硬式野球部「剛柔一体」

原 学生
 67期硬式野球部主将を務める原学生です。硬式野球部は神奈川県大学野球連盟の2部リーグに所属し、毎年春と秋に開催されるリーグ戦に向けて、日々練習に励んでいます。
 66期政権下で行われたリーグ戦では、春は2位、秋は3位と好成績を収めました。これは野球の技術の高さに加えて、66期の先輩方がリーダーシップを発揮し、あらゆる面で下級生をサポートして下さったことで、練習そして試合を良い雰囲気でやれたことが大きな要因であると思いました。そのため、今年度のチーム目標を「剛柔一体」とし、練習ではONとOFFの切り替えを学生主体で意識して、良い雰囲気作りに努めています。各人が自立している組織ほど強いものはなく、硬式野球部を通して精神的にも成長することを求めています。
 今年は新型コロナウイルスの影響もあり、満足に練習が出来ませんでした。まずは野球ができることに感謝しながら、一日一日の練習を大切にして、来年に行われるリーグ戦で好成績を残せるよう精進します。何卒応援よろしくお願い致します。

軽音学部「”おうぶつバンド”で高まる帰属意識」

溝口学生
 66期軽音部の溝口学生です。軽音部は、文化部合同発表会や、開校祭、卒業ダンスパーティー等でバンド演奏を行っています。
 軽音部には、私の所属する応用物理学科の学生が主体となって活動を行う、通称“おうぶつバンド”があります。現在で13期目という、それなりに歴史の長いバンドです。メンバーの条件は、軽音部の部員であり、応用物理学科の学生であること、ただそれだけです。上手であろうと下手であろうと関係ありません。おうぶつバンドに入ってから楽器を始めた学生もいます。また、学科の教官や、研究科の学生もOBとして参加して頂いております。2学年進級時に専門学科として配属された応用物理学科は、希望した学科の一つでしたが、当時は特別な思いはありませんでした。ですが、おうぶつバンドに出会い、学科の同期や、上級生、教官の方々と一緒に演奏することで、この学科のために頑張ろう、この学科が自分の居場所であると思うことができました。
 自衛隊は縦のつながりが強い組織と思いますが、まさしく自衛隊の組織の縮図がここにあると思います。代々続くこのバンドの一員として演奏できることを噛みしめて、おうぶつバンドファンの方々のために、今後も活動して参ります。 

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