防大かわら版VOL.131

2021年06月18日

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◯掲示内容一覧
 ・月例観閲式訓練所感
 ・校友会の紹介
  サッカー部
  アメリカンフットボール部
  水泳部(競泳)
  コンピュータ研究同好会


月例観閲式訓練所感

上岡学生
 令和3年5月19日、防衛大学校学生隊は副校長 梶原直樹陸将を観閲官に迎え、第1回月例観閲式訓練を実施した。月例観閲式訓練は、防衛大学校学生の教練における練度向上及び士気の高揚を目的として年4回を基準に行われるパレード訓練である。
 今回は、令和3年度として最初の月例観閲式訓練であり、1学年が初めて列員として参加した観閲式訓練でもあった。観閲式典にて部隊の威容を発揮するためには、全体の動作がどれだけ揃っているのかが重要となる。そのため、特に1学年の練度向上を着眼として訓練を実施した。
 昨年度に引き続き、練度向上と感染防止の両立が求められる訓練であったが、観閲式訓練を完遂し、防衛大学校の威容を示すことができた。
 この訓練を通じて、我々は規律心や指導力といった、自衛官に必要な資質の向上を達成することができた。私は、学生隊パレード責任者として、パレード訓練を通じた学生隊の資質向上に引き続き努める所存である。

観閲式訓練にて

第1回月例観艦式訓練の様子

サッカー部「積み重ね」

藤原学生
 防衛大学校66期サッカー部副将の藤原学生です。私たちは県リーグに優勝し、11月頃に行われる関東大会へ出場することを目標に日々練習に取り組んでいます。昨年度は関東大会に出場しました。この結果は、日頃からグラウンド整備や身の回りの整理整頓等、細部にまで気を配ることにチームとして向き合ったこと、そしてコロナ禍で満足に練習ができない中でも、目標達成のために強い意思を持ち続けたことで得られた成果だと考えています。
 私たちが目指すサッカーは「考えるサッカー」です。これを追求するために全員で協力し、各人の持っている力を最大限に引き出せるようなチームを築いていきたいと考えております。今年度グラウンドが人工芝に代わり環境が良くなります。しかしその環境に甘んじることなく、以前からの取り組みを今後も継続していくとともに、さらなる向上心を持って日々の練習に取り組もうと考えています。
 このコロナ禍においてもサッカーができる喜びをかみしめ、サッカー部に関わって下さる全ての方に感謝し、全力で邁進してまいります。これからも応援よろしくお願いします。

アメリカンフットボール部「RISE」

髙橋学生
 防衛大学校アメリカンフットボール部Cadets主将の髙橋学生です。我々は「闘志なき者は去れ、而して山を降りよ」という部訓を胸に、一致団結し日々練習をしています。
 4年間の校友会活動を通して部員は、アメリカンフットボールの技術のみでなく、自主的に物事に取り組む姿勢、敵味方関係なく個々を尊重する人間性及び誰にも負けないガッツといった幹部自衛官として活躍していく上で必要な資質も同時に磨いています。
 今年度はチームスローガンを「RISE」とし、チームとしては1部リーグBIG8への「昇格」を、各部員はその中で輝いてプレーできるよう「成長」していくことを目標としています。また、新型コロナウイルス感染症の脅威が続き、制約のある中での活動となっておりますが、苦境に屈せず、成長の機会であると捉え、初心を胸に全力を尽くして練習に当たっています。これからも、アメリカンフットボール部員一同、一丸となって、全力で邁進していきます。変わらぬご支援、応援よろしくお願いします。  

水泳部(競泳)「スイマーとしての意地」

白木学生
66期水泳部(競泳)主務の白木学生です。防大水泳部は毎年6月に行われる東部地区国公立大学選手権に向け日々活動しています。今季は昨年度に引き続き総合体育館の損壊に伴い、例年通りの屋内プールでの活動が実施できませんでした。前65期にはこの多難な状況下でも競技を継続できるよう、その基盤を築いて頂きました。66期では、この環境を最大限に活用し、東部地区国公立大学選手権での連覇を目指し練習に励んでいます。多くの大会が中止となる中で、昨年12月に開催された大会において多くの学生がベストタイムを出し、練習の成果を確認することができました。これまでの活動において、多大なご支援を頂いた関係者の方々には感謝の念に堪えません。
 6月を迎え、水泳部は本格的なシーズンを迎えます。さらに6月末には世代交代を行い、新たな環境での出発となります。次の67期は個性豊かな学生が多く、また多様な環境の変化に対して決して一枚岩とはいかないと思います。その中でもスイマーとしての「意地」を胸に取り組んでほしいと思います。67期以下の日々の練習の成果が遺憾なく発揮されることを願っています。最後になりましたが、水泳部(競泳)に対するご支援を今後ともよろしくお願いいたします。  

コンピュータ研究同好会「コンピ研の醍醐味」

東学生
 第66期コンピュータ研究同好会主務東学生です。
 コンピュータ研究同好会は、プログラミングをはじめとした各種コンピュータ技術に関して、学生を主体として活動する同好会です。現在は、映像制作部門、プログラミング部門、ゲーム開発部門、ロボット部門、CanSat(小型模擬人工衛星)部門、セキュリティ部門の6部門に分かれて活動をしています。現在は50名が在籍し、各自が興味のある部門に所属しています。
 私は、ロボット部門とCanSat部門に所属しており、ROSを使用したプログラムの構築や、マイコンと各種センサを利用したローバーの開発を行っております。1から設計し、自分が組んだプログラムで、ロボットが動くと非常に達成感があります。また、学生からの依頼を受け、これらの知識を使用し、バーコードを用いた喫食管理自動化システム(写真(左))を製作しました。自分が製作したものが、多くの学生に使用されているのを見ると、非常にうれしく感じます。これが、コンピュータ研究同好会の醍醐味だと思います。
 コンピュータ研究同好会は、部員がやりたいことをできる環境が整っており、技術を学びたい学生には、非常に良い環境です。技術を絶やさないように、技術を下級生に伝授させるだけでなく、新しい技術を取り入れられるように、一所懸命活動していきます。

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