防大かわら版VOL.130

2021年05月24日

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◯掲示内容一覧
 ・カッター競技会参加所感【優勝大隊】

カッター競技会に参加して

倉橋学生
 「良くも悪くも、始まれば終わる。」これは私達が33中隊に来た翌日に、33クルー長がクルー全体の前で言われた言葉である。当時の私達は、この言葉の意味を深く考えてはいなかった。しかし、カッター競技会を終えた今、その意味をはっきりと理解できる。
 カッター期間は約1か月で終わる。その1か月をかけがえのないものに出来るかどうかは、全て自分達次第なのだ。33クルースタッフは、他のクルーに比べて私達の自主性を尊重してくれた。だからこそ全員がカッターについて考え、カッターに熱中することができた。また、中隊次席指導教官から「勝ちもせずに生きようとすることが、そもそも論外である。」という指導を受け、全員が金クルーに執着して、本番直前まで研究を重ねた。
 カッター期間とは、他人ではなく、自分達自身で貴重な経験にするものなのだ。
 我々33クルーの目標は「必然」だった。これは、勝つことが当たり前になるくらい努力するという意味である。私達はこの目標通りに努力を重ねた。スタッフは寝る時間を削ってまでクルーのことを考え、多大なるサポートをしてくれた。中隊学生長をはじめとする33中隊は上級生・下級生及び職員含め一丸となって、学生舎においてカッターに打ち込める環境を作ってくれた。
 今回33クルーが金クルーになることができたのは、3連覇を含め「必然」であった。  

競技会の様子

表彰式

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