防大かわら版VOL.120

2020年06月03日

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◯掲示内容一覧
 ・校友会紹介
  アメリカンフットボール部
  紅太鼓同好会
  女子バレーボール部
  水泳部

アメリカンフットボール部「Challenge」

4学年 宮原 勇人 
 情報工学科 日本大学高等学校(神奈川県出身)

防衛大学校アメリカンフットボール部Cadets主将の宮原勇人です。我々は「闘志なき者は去れ、而して山を降りよ」という部訓を胸に日々土埃のなか練習しています。四年間の校友会活動を通して部員は、アメリカンフットボールの技術のみでなく幹部自衛官、つまりリーダーとしての模範となるべく自主性を持って練習に励んでいます。我々は昨年度まで3年間3部リーグで戦い、念願の2部昇格を達成することが出来ました。これは、アメリカンフットボールの基礎基本やチームの規律などを日々重要視し、確実に練習してきた成果と考えます。今年度はチームスローガンを「Challenge」とし、昨年度の基盤をさらに錬磨し続け、挑戦者の意識を持って、目標である1部リーグBIG8昇格を達成します。今年度は新型コロナウイルスの影響を受け、思うように練習できない状況です。我々が今取り組むべき事は、常に最善の方法を考え、初心を胸に全力を尽くして練習に当たる事です。皆さんの期待に応えられるように全力で邁進していきます。応援よろしくお願いします。

   試合の様子(左端が本人)

紅太鼓同好会「女子学生が作る伝統のひとつ」

4学年 松本 彩佳 
 通信工学科 豊島岡女子学園高校(東京都出身)

 紅太鼓同好会理事の松本学生です。紅太鼓同好会は、和太鼓の同好会です。防衛大学校に女子学生が入校した際に誕生し、それ以来女子学生を中心として約10名前後で活動しています。外部講師をお招きし、主に毎年6月に校内で行われている文化部等合同発表会、11月に行われる開校祭での発表に向け、学業の合間を縫って練習に励んでいます。全員が初心者から始めており、私自身も2学年からの途中入部でしたが練習を重ねることで団結力を増し、演奏の一体感を高め、ひとつの曲を作り上げています。今年度は、以前やっていたという部外演奏にも挑戦しようと考えていましたが新型コロナウィルスの影響で今年度の活動自体が思うようにできておりません。もともと運動部ではないことや発表の場が不確定なこともあり同好会員の和太鼓への思いやモチベーションが揺らいでいるのが現状であり、それらを保つことが今年の課題です。唯一の女子学生中心の同好会として、66期以降も紅太鼓の伝統を継いでいけるようこれからも精いっぱい励んでいきたいと思います。

開校祭演奏後より(後列左から2番目が本人)

女子バレーボール部「“防大バレーボール部(女子)”という会社の経営」

4学年 鈴木菜緒
 国際関係学科 関西大倉高校(大阪府出身)

第65期バレーボール部女子主将鈴木学生です。バレーボール部(女子)は令和元年関東秋季リーグにおいて創部以来初となる5部昇格を果たしました。この記録を残すことができたのはひとえに防大バレー部を支援してくださる福留先生をはじめとする部長、顧問、OB・OGの方々のおかげだと思います。バレーボール部(女子)は女子1期生(防大40期)から続く伝統ある部です。政権として、戦績という形で結果を残すだけでなく、これまでの先輩方から受け継いでいる部の伝統を後輩に継承することも重要な課題です。代々この課題をバレー部では「1年間限定の会社経営」に例えます。部員には、「社長を筆頭に目標や方針を立てて、会社を運用し、社員一丸となってその目標を達成させること」が求められます。65期政権は、1年間でプレーの技術だけでなく、チームとしての組織力や勝利の喜び等、競技を通じてバレーボールの真の楽しさを後輩に伝えることを方針としました。どのようにすればバレーボールの真の楽しさを伝えることができるか試行錯誤して部員で切磋琢磨しあいながら日々の練習に取り組んでいます。政権として連綿と続く「器量がよく、頭もよく、気遣いができる」防大バレーボール部女子の伝統を継承できるようこれからも邁進していく所存です

5部昇格時のメンバー(後列右端が本人)

水泳部競泳「防大水泳部競泳のすすめ」

4学年 北原裕士
 機械システム工学科 横浜隼人高校(神奈川県出身)

65期水泳部競泳主将の北原学生です。防大水泳部は毎年6月に行われる東部地区国公立大学選手権に向け日々活動しています。昨年度はこの東部地区大会で防大水泳部史上初の優勝を達成し、現在、防大で一番“波”に乗っている部であると自負しています。また、大会の実績だけではなく、部活動を通して自身の素養が向上できるのも水泳部の良いところだと考えています。その一例に、防大水泳部には初心者から全国大会経験者まで様々な部員がいるという点があります。競泳は各自が目標を持ち、その記録を伸ばそうと努力することができる競技です。しかしその一方で、各々の目標を持った部員全員をまとめ上げることは容易ではありませんでした。また、コロナウイルスの影響もあり、今年度は東部地区大会が中止となりました。その中で各部員の目標やモチベーションを維持することはさらに容易なことではありませんでした。そこで65期政権は、来年度の大会を見据えて目標を再設定し、次の66期政権が運営しやすいように引き継ぎを行うことにしました。こういった統率力や突発事態の対応能力といった将来幹部自衛官となった際に必要となる素養を学ぶことができたのは、防大水泳部ならではと考えています。66期政権もぜひこの素養を身につけるとともに、防大水泳部史上初の東部地区大会2連覇を達成してほしいと考えています。

全国国公立大学大会にて(中央が本人)

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