防大かわら版VOL.110

2019年07月03日

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◯ 掲示内容一覧
 ・入校所感(入校3か月)各大隊

入校所感(入校3か月)

1学年 原 裕典 奈良市立一条高等学校(奈良県出身)

防衛大学校での約3か月の生活で、私は助け合いの重要性に気付いた。4月1日、防衛大学校での生活に少しの不安を抱えて着校した。その不安とは、早くかつ綺麗に行う清掃や規則正しい生活リズム等の日常生活についてであり、私がそれらを出来るのかというものであった。実際に生活が始まると、私の想像をはるかに上回る厳しい時間管理の下で、移動は自然と走らなければ次の作業に間に合わず、部屋に戻るとすぐにアイロン掛けを始める等の時間に追われながら過ごしている。
 初めはなかなか慣れず苦労をしたが、同期と協力することで見違えるほどに成長したと感じる。例えば休日に同期とベットの作り方やアイロン掛けの仕方を共有し、良い点をそれぞれが得ることで、お互いの成長に繋がった。加えて同期との信頼関係を築くことができ、公私共に話し合う機会が増えた。1人では成し得ない事も同期と協力して乗り越える。お互いの足りない点を補い、個としてではなく、集団として完璧な存在に近づく。つまり助け合いが重要なのだと気付くことができた。約3か月で学生舎生活を送る上でのある程度の基盤は出来たと思う。しかし、上級生と比べるとまだまだ私達1学年は足りない所だらけである。さらなる成長のために自主自律の精神を持ち、努力を惜しまず、時には同期と助け合いこれからも生活していく。

部屋の集合写真(前列右から2番目が本人)

同部屋同期との写真(右が本人)

1学年 古賀 雄大 福岡県立伝習館高等学校(福岡県出身)

4月1日、防衛大学校に不安や期待をもって足を踏み入れた。何もわからない私たちに様々なことを教えてくれたのは上対番※である。『わからないことがあるなら全部聞いていいよ』の言葉は不安をかき消してくれる言葉だった。その日から私たちの防衛大学校の生活が始まった。
 そして、4月5日は入校式。理想と現実のギャップにかなり驚いた。その日までに、生活が合わないと防衛大学校を去っていく人もいた。入校するまではお客様だった私たちも、入校してからは1学年となり忙しい日々が始まった。1学年になったものの生活に慣れない私たちは、2学年の方々に頼ってばかりだった。しかし、頼ってばかりではいけないと思い、私たちは少しずつ自立していった。
 入校して3ヶ月目をむかえる今、私たちは完全ではないが2学年に迷惑をかけることも減った。同じ中隊の1学年で考え、意見を出し合い、葛藤しながらも問題点を解決していった。そこで芽生えていく同期との友情はとても大事であると思った。これから1学年の一大イベントである遠泳訓練が始まろうとしている。その訓練で学ぶべきものを考え、吸収し、自衛官としての資質を育成したい。まだまだ未熟で防衛大学校の学生の一員であるとは言い難いが、同期で協力して苦難を乗り越えていきたい。
※上対番とは自分の身の回りの世話をする上級生のことである。

入校式にて対番学生と(右が本人)

みなとみらいにおける部屋会の様子
(左から二人目が本人)

1学年 難波 竜平 岡山県立倉敷青陵高等学校(岡山県出身)

平成31年4月5日、これから始まる防大生活への期待や新入生代表として宣誓を行うことへの不安とともに入校式の朝を迎えた。そして当日、宣誓を行うという大役を無事務めあげることができた。
 だが、この日の夜から学生舎の様子は一変した。晴れて防衛大学校学生となった私たちを待ち受けていたのは、入室要領をはじめとした基本動作についての厳しい指導、ちり一つ見逃してはいけない掃除など今までの生活と全く違う生活だった。
 そんな厳しい生活をこの3ヶ月間耐えてこられたのは同期の存在があったからである。
嬉しいときも辛いときも常にそばにいてくれたのは同期だった。同期同士で協力し、互いの欠点を補いあうことで、ともに成長できたと感じている。また、そんな同期とは休日には一緒に外出をし、語り合ってお互いを知り、絆を深め合う生活を送っている。
 「耐雪梅花麗」。今日、この一瞬に妥協せず全力を尽くし、同期を大切にし、4年後、67期全員で美しい花を咲かせたいと思う。

入校式宣誓(本人)

外出時の様子(左が本人)

1学年 草間 慶二 神奈川県立横浜修悠館高等学校(岐阜県出身)

私が防衛大学校へと入校した桜の花びらが舞う4月から3ヶ月が過ぎ、青葉の茂る季節となった。学生の制服も、深い紺の冬服から、爽やかな白の夏服へと変わり、今後の生活へ決意を新たに、日々努力を続けている。
 この3ヶ月間の生活で、私は周りの人がいかに大切な存在であるかを知った。防衛大学校での生活は、とても厳しい。幹部自衛官になるための各種訓練に加え、他大学と変わらない水準の授業が朝から夕方まで切れ目なく組まれており、それが終われば校友会活動(いわゆる部活動)に参加する。学生舎に帰れば清掃や整列点呼、夜間の自習時間が待っており、毎日が時間との闘いだった。私は、自分の至らなさや未熟なところを自覚させられ、そこから、今までどれだけ家族や友人に支えられていたのかを痛感した。
 私が今までの生活を乗り越えられたのは、ひとえに厳しくも優しく、そして丁寧に指導して下さる指導教官や上級生のお陰である。特に対番学生として面倒を見て下さる2学年の先輩からは、毎日、本当の家族のように親身に接していただき、感謝している。そして誰よりも、私が苦しい時に、その気持ちを分かち合い、一緒に励まし合うことのできる同期の存在があったからこそ、今まで頑張る気持ちを持ち続けることができた。
 今後も、様々な訓練や競技会など、多くの行事がある。私は、これまでお世話になった家族や友人への感謝を胸に、同期の皆と力を合わせ、さらなる高みを目指す所存である。

自習室で勉学に勤しむ様子

教務班での行進訓練の様子(先頭の班長が本人)

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