防大かわら版VOL.107

2019年04月15日

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◯掲示内容一覧
 ・31年度前期学生隊学生長としての決意・抱負
 ・31年度各大隊学生長としての決意・抱負
 ・断郊競技会責任者所感(優勝大隊:2大隊)

前期学生隊学生長としての決意・抱負

4学年 森田 雄也 日本大学第二高等学校(東京都出身)

平成31年度前期学生隊学生長を拝命した森田学生が抱負を述べる。
 昨今、自衛隊に求められることが急速に変化しているのと同様に、防衛大学校学生隊においてもさまざまな変化が生じていると実感している学生は多い。だからこそ、現状の変化に流されず、適応すべく学生が主体となり考え、行動を起こしていかなければならない。
 これを踏まえ、前期の勤務方針を「凡事徹底」とした。現状が変化したとしても将来幹部自衛官となる防衛大学校学生としての誇りや使命感はいつまでも変わらず、それらを継承していかなければならない。そのために、まず前期においては学生がすべき事項に関し、学生間で認識統一を図り徹底することで今年度の基盤を確立する。そして、学生が主体となり考え行動を起こす基盤を形成し、中・後期に繋げていく。
 学生隊学生長として勤務できることに感謝の気持ちを持ち、良き伝統を継承するとともに、さらなる防衛大学校学生隊の発展のための尽力を惜しまない所存である。

平成30年度卒業式パレードにて(1番手前が本人)

短艇委員会64期(右から2番目が本人)

前期第1大隊学生長としての決意・抱負

4学年 高木 慶 愛知県立三好高等学校(愛知県出身)

第1大隊として、昨年度は「年度最優秀大隊」の看板を守り切れなかったものの、63期の先輩方は今年度の大隊運営の資となる多くの種を残していってくださったと考えている。今年度は、それを開花させるのみならず、我々も後輩に多くの価値ある伝統を継承していきたいと考えている。そのため、第1大隊として、学生一人一人が誇りと自信を持てる大隊づくりに取り組むという意味を込めて、「いい大隊づくり」を年間方針として掲げる。
 この年間方針を受けて、前期はその時期的特性から、年間の大隊としての諸活を動円滑に実施するために基礎を固めることが重要であると考え、「深根固柢」を題目に、年度の基礎となる各勤務学生の厳正な勤務体制や適切な学生間指導に基づく自主自律の気風を醸成したいと考えている。
 また、これらの方針を踏まえ、大隊学生長として、防衛大学校学生としての立場から「防衛大学校学生にとっての自由と規律」について考えるとともに、自らの立場に相応しい挙措容儀を心掛け、他の学生を感化・善導していきたいと考えている。そして、担当の指導教官の方々の監督・指導を仰ぎながら、大隊の学生が防衛大学校学生としてのあるべき姿を追求できる環境づくりに努めていく所存である。

フランス空軍士官学校にて(左が本人)

平成30年度卒業式パレードにて
(左から3番目が本人)

前期第2大隊学生長としての決意・抱負

4学年 今田 竜実 浜松開誠館高等学校(静岡県出身)

本年度前期第2大隊学生長を務めることとなり、4学年としての新年度を迎えることに期待感を抱くとともに、この立場に立てることを誇りに思う。
 私は前期の第2大隊方針を「道義的勇気」とし、自身の勤務方針を「チームの中に己はない」とした。これは私が思い描く理想の防大生像である。集団生活を送る上では、周囲の意見に流されてしまうことが多い。指導体制を含め、防衛大学校が大きな変革を迎えている今、自分が正しいと思うことを、勇気をもって行うことが重要と考える。勤務方針については、防大生活で私が学んだことをもとに考えた。自身が所属する空手道部での活動を通して、チームが目標に向かって一つにまとまることは、勝敗を決する大きな要因になることを実感した。それに対し自己中心的な姿勢や連携力の欠如が、勝利を阻害する主な要因となっていることを学んだ。これらの経験をもとに、自律したチームこそが大きな結果を得られると考えた。
 2大隊が学生隊の「先導者」となるように精一杯努力することを決意し、前期2大隊学生長としての抱負とする。

観閲式後(中央が本人)

学生舎にて(左から2番目が本人)

前期第3大隊学生長としての決意・抱負

4学年 増子 智己 慶應義塾高等学校(神奈川県出身)

前年度は大隊内外で様々な改革が図られた。その中でも極めて重要なものに、学生間指導に関する指導要領の変更がある。学生間指導は防大生の職務にしてアイデンティティの核であり、正しく活発に行われねばならない。しかし、現実には、改革によって複雑・厳密化した規則を前に指導に消極的になる学生が少なからず存在する。
 この現状に鑑み、前・中・後期の大隊学生長予定者で大隊年間方針を「指導の徹底」と定めた。新たな指導要領の理解促進に努め、制度面でも可能な限り簡便化を図ることで、指導の質的・量的な向上を図る。他にも今年度前期は新しい施策が多い。新入生受け入れや新2学年の教育、部屋編成等において、従来とは異なる態勢を試行される。すなわち、学生舎生活のあらゆる面が刷新される。このような環境では、経験則に依存せず、自らの新たな立場とその任務・責任・役割を明確に認識することが重要となる。したがって、私は前期大隊方針および勤務方針を「己を知れ、胸を張れ」と定めた。自らに求められるものを正確に知り、先例がなくとも胸を張ってこれを実行することが現在の3大隊員、そして大隊学生長の私には求められている。
 加えて、「お祭り3大隊」という言葉があるように、3大隊には特に固い団結と高い士気があり、競技会等の盛り上がり様は他の大隊の追随を許さない。新たな環境の中で、このような楽しく温かい3大隊の気風を守り続けることも、私の重要な任務である。

米陸軍士官学校に(中央が本人)

開校祭にて(ギター保持が本人)

前期第4大隊学生長としての決意・抱負

4学年 中芝 亮頼 私立報徳学園高等学校(兵庫県出身)

平成31年度前期4大隊学生長中芝学生が決意表明を行う。
今年は、例年に比べ桜の開花が早く、すでに若葉が見られる状況の中、新進気鋭の67期生が着校し新たなスタートが切られた。
 第4大隊は「一歩さきへ」という大隊方針をもとに、64期生を核心として大隊運営を始めたばかりである。前期という時期は大隊の方向性を確立させるための重要な期間であり、学生を正しい方向へ導くために様々思考を巡らせなければならない。今年度は昨年度の成果を踏まえ、学生の内面から働きかけることにより規則正しい生活の確立を目指し、中期・後期にむけた基盤づくりに徹してゆく。
 防衛大学校学生として高い向上心を持つとともに、学生相互に切磋琢磨しあえる雰囲気を醸成していきたい。また、「本質を考えた行動」ができる学生を育成すべく、大隊として「考えさせる指導法」というものを実践し、習熟させることで将来の幹部自衛官になるための資となればと考えている。
 この防衛大学校で先輩方が築き上げてきた伝統を継承し、さらなる発展を目指して4大隊学生長としての勤務を全うする所存である。

観閲式にて(中央が本人)

空手道部納会にて(左から3番目が本人)

断郊競技会責任者所感

4学年 佃 星希 熊本県立熊本北高等学校(熊本県出身)

「1人の100歩より100人の1歩」
 この言葉を耳にしたのは、昨年度後期の朝礼でのことだ。大隊学生長が2大隊総員に向けて言った言葉である。これを聞いたとき私は、まさに断郊競技会そのものであると感じた。発言の意図は違ったのかもしれないが、これが本質であると感じた。断郊競技会はチーム戦。1人がどれだけ速く走っても勝つことはできない。チームとして分隊がまとまってゴールしなければ意味がない。頑張るものはどれだけでも努力するが、サボるものはとことん練習に参加しない。競技会に向けての練習を始めて間もない頃は、よくこの問題に直面したものである。
 しかし、分隊長を中心に積極的に参加を呼び掛ける様子が日を重ねるごとに増えていき、いつしか全員が意欲的に錬成に取り組むようになっていった。このことから、競技会において大切なのは1人の強いリーダーシップよりも100人の少しのフォロワーシップなのであると実感した。私一人では何もできなかったこともみんなが2大隊のため、仲間のためを想いゴールに向かってその1秒を削り出して走り抜いたからこそ生まれた結果であったといえる。
 優勝という最高のプレゼントをくれた2大隊のみんな、本当にありがとう。

表彰式写真(表彰者が本人)

優勝旗及び看板と共に

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