防大かわら版VOL.102

2018年11月29日

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○掲示内容一覧
・開校記念祭演劇祭を振り返って
・開校記念祭棒倒しを終えて「3連覇への軌跡」

開校記念祭演劇祭を振り返って

4学年 江﨑 瑶平 愛知県立半田東高等学校(愛知県出身)

まずは、今年度第3大隊演劇「涙をこえて」の制作に携わっていただいた学生隊・3大隊スタッフ並びに観劇してくださった方々に厚く御礼申し上げます。
 私と演劇との出会いは1学年時、まだ入校して数か月と経たない頃だった。同部屋の上級生の方に勧められるがままに参加が決まり、おろおろとするばかりだったが、次第に同じ役者やスタッフの方々と打ち解けていくことができた。私にとって演劇の練習時間は、厳しい学生舎生活の数少ない癒しの時間といえるものだった。 
 時は流れ、今や私もあの日仰ぎ見た4学年。演劇祭責任者として「劇団第3大隊」を率いていく立場となった。しかし演劇経験者も豊富で裏方パートも職人ぞろい。技術的なところで私の出る幕はない。ならば私がなすべきはひとつ。皆がのびのびと楽しんで一つの演劇に向き合える環境を整えることだ。「あの日の私がこの劇団にいたらどう思うんだろうか」そればかりを考えることのできた1か月間だった。劇団第3大隊の全員が日々の練習を楽しみにしていてくれたなら、それほど幸せなことはない。

 ※下の写真はクリックすると大きく表示されます。

かわら版v102演劇祭の写真01

3大隊スタッフ(前列中央が本人)

開校記念祭棒倒しを終えて「3連覇への軌跡」

4学年 藤井 晟哉 兵庫県立加古川東高等学校(兵庫県出身)

私は2大隊の掛け声である「ソイヤ」を言うのが夢であった。2学年時に2大隊に移り61期棒倒し総長上田学生のもとで2大隊が8年ぶりの棒倒し優勝。そして昨年度は62期棒倒し総長黒柳学生のもとで棒倒し連覇を達成することができた。今年は3連覇のかかった大舞台。総長にしかない重圧、3連覇という重圧が私を締め付けていた。しかしながら、そのような重圧をも楽しんで、吹っ切れて大隊員の前で指揮できたのは、支えてくれた同期、後輩、指導官、事務室の方々のおかげである。
 今年の2大隊のスローガン「全員棒倒し」通り、2大隊全員一丸となって棒倒しを勝ちにいく事ができた。優勝こそが勝利。勝つために必要なことは何か。これを追求していった。自分を信じ、仲間を信じて、全大隊総力挙げての大決戦であるこの「棒倒し」を制する事ができた。
 棒倒しはこれで終わったわけではない。2大隊が4連覇を達成できるようにこの勝利、喜びを後に継ぐ立場になった私は2大隊64期に全てを叩き込む。4連覇、5連覇とできるようにバトンを繋がなければならない。王者としての誇りを持たせ、来年を勝たせるまでが私の使命だ。
 圧倒撃滅、完全勝利、3連覇達成。2大隊ソイヤ。

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かわら版v102棒倒しの写真01

棒倒し本番にて(中央青い服が本人)

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