ご家族の皆様へ(新型コロナウイルス対応に伴う学生の状況について)

2020年05月27日

お知らせ

謹啓

平素より防衛大学校の活動に格別のご高配を賜り、衷心より感謝申し上げます。

新型コロナウイルス感染拡大を受けた防衛大学校におけるこれまでの対応や学生の様子につき、ご家族の皆様に対し十分なご説明・ご報告ができておらず、多大なご心配をおかけしましたことを心よりお詫び申し上げます。

以下、ご説明させていただきます。

まず、今春の着校日以降、学生を帰省させるべきか検討致しました。当時、複数の一般大学が学内閉鎖等を行っていたことは承知しておりましたが、仮に、約2000名もの学生が一斉に各地に帰省することとなった場合、かえって新型コロナウイルス感染拡大防止の趣旨に反する結果に繋がってしまうおそれがあることから、防衛大学校としては、全寮制の下、不要不急の外出の禁止を含む、徹底した感染防止対策を講じることを前提に、学生の皆さんに残っていただくことが最適であると判断しました。

授業については、当初414日に開始することとしておりましたが、通勤者を介した校内における感染リスクを抑える観点から、授業の開始は、5月7日まで延期することとしました。本校には、一般大学等が導入しているようなオンライン授業に必要な機能が十分に備わっておらず、8人部屋の居室内での自習は、「3つの密(密閉・密集・密接)」の解消に繋がらないことから、この間、学生は、図書館等において、英語力の向上を含む自己研鑽に努めてまいりました。今こうして振り返ってみますと、授業の延期が、新入生を始めとする学生のストレスの一因となった可能性については否定できず、4月時点で、たとえ限定的な形であっても授業の実施を追求すべきであったと考えております。5月7日以降、課題付与形式で授業を実施しておりますが、対面形式での授業についても今月中に順次再開してまいります。

訓練及び校友会活動についても、同じく5月6日まで停止することとし、学生たちは自主的に少人数での基礎訓練や体力練成などを行ってまいりました。現在は、訓練にあたっては各人の間隔を確保し、校友会活動については複数のグループに分けて実施することにより、「3密」の状況の回避に努めております。

防衛大学校としては、4月以降、入浴及び食事時間の拡大、自由時間の設定等といった日常の学生生活における工夫に加え、専門家によるメンタルヘルス教育やカウンセリングの実施等、新型コロナウイルス感染拡大に起因する学生のストレス解消・軽減に最大限努めてまいりましたが、一部報道にもありましたとおり、先の見えない不安等により、思い悩む学生が複数名いたことは事実であり、防衛大学校としては、本年の特殊な環境との関係性について慎重に分析してまいります。

今後につきましては、新型コロナウイルスの収束状況、緊急事態宣言の解除動向及び防衛省からの指示に基づき、新たな生活様式を順守しつつ、対面授業の再開やカッター競技会の実施など、校務の正常化に向け努力してまいる所存です。

今後とも防衛省・自衛隊、並びに防衛大学校に対するご支援・ご鞭撻をお願い申し上げますとともに、皆様のご多幸を祈念申し上げます。

謹白

令和2年 

                     防衛大学校長 國分 良成 

 

問い合わせ先:防衛大学校訓練部学生課(電話 046(841)3810 内線2101)

インフォメーション