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海上自衛隊は周囲を海に囲まれた我が国の生命線である、海洋の自由で安全な利用を守るため、日々警戒監視や訓練等に取り組んでいます。

横須賀地方総監

横須賀地方総監 海将 真殿 知彦

1 氏 名

真殿 知彦(まどの ともひこ)

2 階 級

海将(令和2年12月22日)

3 生年月日

昭和41年4月12日(千葉県)

4 現 職

横須賀地方総監

5 主要学歴

防衛大学校(平成元年3月卒)【期別:33期】
海上自衛隊幹部候補生学校(平成2年3月卒)89幹候
筑波大学修士課程(平成14年3月卒)
海上自衛隊幹部学校第51期指揮幕僚課程(平成16年3月卒)
アジア太平洋安全保障研究センター上級安全保障協力課程(平成18年)
防衛研究所第56期一般課程(平成21年7月卒)
NATO国防大学将官級課程(平成30年)

6 主要経歴

平成16年 3月 海幕防衛課兼防衛局防衛政策課   (市ヶ谷)
平成18年12月 第2飛行隊長           (八 戸)
平成19年12月 海幕防衛課            (市ヶ谷)
平成21年 7月 海幕装備体系課航空機体系班長   (市ヶ谷)
平成23年 8月 第1航空隊司令          (鹿 屋)
平成24年 7月 海上幕僚監部 防衛課長      (市ヶ谷)
平成26年 8月 第2航空群司令          (八 戸)
平成28年 3月 幹部候補生学校長         (江田島)
平成29年 8月 統幕防衛計画部副部長       (市ヶ谷)
平成30年12月 横須賀地方総監部幕僚長      (横須賀)
令和 2年12月 海上自衛隊幹部学校長       (目 黒)
令和 4年12月 海上幕僚副長           (市ヶ谷)
令和 6年 8月 現 職

     

【New】後期横須賀地方隊会議における総監メッセージ

 昨日、部隊改編が行われ、横須賀地方隊に新たに大湊地区隊、函館基地隊等が加わりました。横須賀地方隊は今次改編により1万kmを超える海岸線と約6000万人の国民が住まう地域を警備区として担任することになり、改めて総監としてその任の重さを感じております。
地方隊同士が合併するというのは70年を超える海上自衛隊の歴史の中で初めての試みです。この地方隊の合併により、横須賀地方隊は北海道から三重県まで地域で生起するあらゆる事態にタイムリーに、スピーディーに、そして迅速に対応します。我々に求められているのは「精強」「誠実」「実直」であり、それはこれまでも、そしてこれからも不変です。どうか北海道から三重県までの地域にお住まいの皆様におかれましては、引き続き横須賀地方隊をご信頼いただけますと幸いです。


現在、私が最優先で考えておりますのは、海上自衛隊の将来です。海上自衛隊が今後も精強かつ誠実な組織として生き残るためには、まず何よりも優れた人材を確保する必要があります。しかし、いくらか改善したとはいえ、残念ながら一般曹候補生及び自衛官候補生の募集状況は引き続き厳しい状況が続いています。しかし、今、手を打たなければ5年後、10年後には更に厳しい状況になることは容易に推察できます。「戦後最も厳しい安全保障環境」と言われる我が国を取り巻く環境が改善される見込みがないことを思うと、このような採用結果が続いた結果どうなるか。海上自衛隊の任務の多さは変わらず、人は少ないという最悪の状況に陥りかねません。私は、国民の皆様に国を守ることの重要性を認識していただき、ご子息、ご息女、友人等に是非、私共と一緒に仕事をさせていただければと思います。


他方で、海上自衛隊のことをよく知らない、基地に行ったことがない、艦を見たことがないという方々もたくさんいらっしゃるかと思います。横須賀地方隊では、このような方々に基地に来て護衛艦を見学していただく機会を年間を通じて設けておりますので、HP、SNS等をご確認の上、是非横須賀又は最寄りの基地にお越しいただければと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。


我々海上自衛隊には、国民の信頼と諸先輩方によって築かれた良き伝統を継承し、より素晴らしい海上自衛隊を後進に繋いでいくべく、”過去に思いを致し”、”未来を見据え”、あらゆる状況に適応していくことが求められていると考えています。私は横須賀地方隊の先頭に立ってこの難関を乗り越えていきます。皆様のご期待に沿えるよう隊員一同全力で取り組んでまいりますので引き続きのご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。


令和7年3月25日(火)
海上自衛隊 横須賀地方総監 海将 真殿 知彦