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海上自衛隊は周囲を海に囲まれた我が国の生命線である、海洋の自由で安全な利用を守るため、日々警戒監視や訓練等に取り組んでいます。

砕氷艦「しらせ」帰国行事(H22.4.9)

 平成22年4月9日(金)青空の広がる空の下、オレンジ色の船体を輝かせながら、第51次南極地域観測協力を終えた砕氷艦「しらせ」(艦長 1等海佐 小梅三津男)が乗組員家族や自衛隊関係者の出迎える晴海埠頭に入港し、帰国行事(執行者 横須賀地方総監 海将 松岡貞義)が行われました。
 飛行甲板において、海上幕僚長(海将 赤星慶治)に対し、栄誉礼が行われた後、士官室にて帰国報告を行いました。
 引き続き、飛行甲板において表彰式が行われ、統合幕僚長から砕氷艦「しらせ」の南極地域観測協力の功績に対し、第2級賞状と副賞がしらせ艦長に授与されました。
 海上幕僚長の慰労の辞において「例年に比べ厳しい氷状と積雪に進路を阻まれ、予想を超える砕氷航行を行ったが、新「しらせ」の優れた能力を十分に発揮し、昭和基地に接岸して輸送任務等を効率的に実施したことは、誠に意義深い成果である。艦長以下、一人一人が与えられた自己の職責を良く理解し、全身全霊を傾け任務遂行に邁進した賜であり、その労を多とする。」と述べ、帰国行事は終了しました。
 行事終了後、乗組員と家族らは約5ヶ月ぶりの再会に喜び合い、艦内は笑顔で溢れていました。

 砕氷艦「しらせ」は昨年11月10日(火)東京晴海埠頭から出港し、11月下旬にオーストラリアのフリーマントルを経由したのち、今年1月11日に昭和基地沖に接岸、南極圏での行動日数は99日に及び、うち基地作業支援として2月1日までの22日間に延べ295回の支援を実施、総航程22,000マイル、151日ぶりに帰国しました。
 ラミング回数は3,414回(前回は2,691回)、過去2番目に多い回数であり、帰国した「しらせ」の艦首部分の塗装は剥げ落ち、砕氷航行の過酷さが伝わってきました。
 例年に比べ厳しい氷状でありましたが、新「しらせ」の能力を発揮し、昭和基地沖へ接岸して、輸送任務を効率的に実施することができました。