第41掃海隊は、横須賀地方隊所属の掃海隊として、最新鋭掃海艇である「えのしま」型掃海艇2隻で編成されています。
横須賀地方隊の担当警備区は、北は岩手県、南は三重県に至る沿岸海域であり、また、小笠原諸島などの離島区域を含んだ、南北に長く、かつ太平洋側に大きく張り出した広大な海域となっています。この広い海域において、機雷等の除去、海上交通の安全確保をはじめ、沿岸防備、災害派遣等の任務に当たるほか、広報活動や、各地における防災訓練やイベント等への協力に従事しています。
「えのしま」型掃海艇は、繊維強化プラスチック(FRP)製の船体を有し、最新の武器システムを搭載した純国産の掃海艇であり、この高性能の装備をフル活用すべく、乗組員一同、日々研究と訓練を重ねています。
各地に寄港の際は是非とも各艇にお越しになり、最新鋭掃海艇とその装備品、そしてこれに乗り組む隊員の姿を見、話を聞いて頂き、海上自衛隊へのご理解を深めて頂けると幸いです。よろしくお願い申し上げます。
指導方針「チームワーク」
掃海艇「えのしま」は、平成24年3月に海上自衛隊初の「FRP」船体(強化プラスチック)の
掃海艇「えのしま型」1番艇として就役しました。
掃海艇「えのしま」の艦艇名は、風光明媚な島として全国的に知名度が高い湘南「江の島」から頂いています。
我々乗員は、この最新鋭の装備をもって、横須賀地方隊として当警備区周辺海域の安全を担い、そして何事にも
一致団結、チームワークを発揮し、全力で事に臨む掃海艇乗りとしての誇りを胸に、日々職務に邁進しております。
掃海艇は、その特性上、日々の業務や任務行動において各地域の皆様方のご理解とご協力が不可欠です。今後も地
域に密着した、親しみやすい「えのしま」を目指し、精進して参ります。お近くに寄港した際は、是非とも本艇に
お立ち寄り頂き、海上自衛隊へのご理解を深めて頂くとともに、掃海艇特有のアットホームな雰囲気を感じて頂け
れば幸いです。
指導方針「至誠」
掃海艇「ちちじま」は、平成25年3月に「えのしま型」掃海艇の2番艇として就役しました。
「ちちじま」の艦艇名は、世界自然遺産である小笠原諸島最大の島で、風光明媚な島として全国的に知名度が高く、隊員の士気及び愛艇心を高揚する名称であることから命名されました。
本艇は、戦後の航路啓開任務から受け継がれた日本の掃海技術を体現する掃海艇として、我が国の港湾の安全を確保するため、至誠を尽くして愚直に訓練に励んでおります。皆様の近隣の港に入港し艦艇公開の折には、ぜひ来艇いただき海上自衛隊及び掃海部隊へのご理解を深めていただくとともに、掃海艇「ちちじま」の掃海魂を感じて頂ければ幸いです。
〒238-0046
神奈川県横須賀市西逸見町1丁目無番地
海上自衛隊 横須賀地方総監部
TEL 046-822-3500(代表)
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